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ABP2日目「後退」

大和ハング(again→bloomin-project)略称ABP。

5月30日
どうしてもABPが気になり、夜ならまだやれるのかもと閉店後に直行。

上手くやれば、核心の5手目までは複数回こなせる気がしていた。そのうち1度でもポッケに指が入れば、あとは気合いでゴリ押しで。

アップも店で終わらせていたので、すぐにトライ開始。


トライ1時間が過ぎ、落胆。はじめ4手が上手く繋がらない、繋がったとしてもかなり疲労し核心5手目のポッケを狙うどころじゃない。

「そこまで難しくはないのだろう」そう感じた前回。
見込違いも甚だしく、今回はほぼ前進なし。

コンディション自体は気温20℃と悪くない。前回も小雨降る中のトライで気温は低め、湿気ていると感じたのだがv3の混ぜ込みが上手くいき、実際はそこまで影響していなかったのかもしれない。

今回はナイトでのトライ、ただ少し不気味なことが重なり今後ナイトは厳しいと感じた。
結論「それなりに難しく、今季は厳しい」と。

大和のハングABP初日「可能性を探る」

前回、栗崎との下地整備によりこの岩最大のprojectのトライが可能となった。
(Hello againのスタートからbloominに繋げる。以下ABP(again→Bloomin project)とする)

5月27日
気温は高かったが来季に可能性があるものか探るべくとりあえずやってみた。
一番できるか不安だった2手目のシビアなフックムーブ。

かなり気持ち悪いクロスムーブだけど、やり込むに連れ力の入れ方がわかり少しずつ精度が増した。
そこから数手は何パターンかやり方があり、この日登るつもりはなかったのでじっくりと最適なシーケンスを探る。4手目までは形が出来た。

5手目、かなりわかりやすくも厳しい一手。1.5本指ポッケにデッド。最大核心になること間違いなし。2手目が可能だった場合、ここが出来れば登れると踏んでいた。そしてその5手目もバレる。

6手目はbloominの時のビッグジャンプ先の大穴にとぶのだが、Bloomin時と逆手になるのでランジ自体はかなりソフトになる。ただ5手目の1,5本指ポケットをしっかりと捉えねばとび出し姿勢が作りにくくなるので、ここも少し緊張する。

その後Bloomin最大のプレッシャー、タルいリップへと続く…。

形が出来たところで繋げるも、核心5手目には突入出来ず。


とりあえず予想外に全moveが出来た、案外難しくないのかもしれない。
むしろ夏前に十分楽しめるくらいの丁度良さじゃないだろうかと思い、次回に期待し撤収。

Bloomin’

5月23日 栗崎と。

ハードなラインをやるには流石に暑いかとも思ったが、可能性を見極めるべく大和ハングへ。 もし可能性があるなら来秋通い込めばいいと。

HelloAgain(HelloGoodbyelow)ついでにバラしていたProject、本腰入れて着手。抜け方をどうしようか悩んでいたが、栗崎がリップ掃除するということで、ひとまず待ってみる。

〈ロープに下がり掃除と、抜け方を探る〉

掃除が進むにつれ、あまりのホールドのなさに落胆していく様子が見られた。下にいる私もその状況を理解し悩む。helloGoodbyの方に抜けてもいいが(上部左へトラバース)、望むラインは直登…。

出来るのか…。掃除を終えた栗崎は、私を気遣ってか早々にロープを抜き、ボルダリングスタイルを貫けるチャンスをくれた。
にも関わらず私は負けてしまった。迷った挙句自分のロープを出し下降。ラインが本当に成立しているのか気になってしまった。ホールド確認、かなりシビアなホールディングが要求されるが成っていることがはっきりとわかった。

微かな抵抗で、早々にロープを抜き、マットを敷き右ラインの上部をやる。

数便で上部は出来た。後味の悪さを代償に、この岩の全容はわかった。
少し激し目のアップも済んだところで下部のmoveを軽く確認。

初手、えぐい二つのカチで離陸。離陸だけでも相当悪い、そこから左手で2本指ポケットを狙う。その後体勢を整え左手ビッグジャンプ。あとはシビアな上部パートに入る。

なかなか初手がとまらない。
初手が完全に決まってもランジで落とされる。

初手のポケットもエグく、皮が裂けそうな気がしてきた。
大きく休んだ次の便、ランジをしっかりと決めた。

大穴で休むことなくそのまま上部に突っ込む。リップ手前の1本指ポケットがえぐいが、下部で抉れる右手ではなく左手。

ガバに見える大穴もめちゃめちゃたるい。正直全然効いていなかった。

苦しまみれにあげた右足が良かったのか。。。
(その後別日に、他のprojectついでに上部確認のトライをしたが、この時成功したmoveは一切出来ず……)
今思えば、、なぜ成功したのかよくわからない。

テンション高めで乗り切ることができた。

Bloomin’ v12(四段)


栗崎はHelloAgainにトライ。かなり気に入ったようで、課題の質を上げるべく下地整備。下の石が初手、2手目のmoveに干渉し気持ち悪かった。

1時間半かけて石を動かす。これで快適トライが可能に。栗崎、この秋の目標が出来て良かったと思う。後半ヤバめなので怪我に気をつけてトライしてほしいなと。

ちなみにこの岩最後のproject、HelloAgainスタートからbloomin’抜けも整備のおかげでスッキリトライできるようになった。
可能性はどうなのだろうか?人類到達可能だとは思うが私に届く難易度なのか?気になったものの体力尽きて次回にまわす。気温上がりきる前にもう一度来たい……。

HelloGoodbye Low v11(三/四段)

初日(4月27日)
3日前に見た栗崎初登のハングが気になり過ぎて、閉店後ナイト。岩はリップが濡れていた。昼間こそ強い日差しがあったものの降り続いた雨の水量には勝てなかったのだろう。

栗崎の登ったHelloGooby v9(二段)は諦め、次に備えてlowStartProjectの下部だけトライし終了。全moveできた。気温上がる前に登りたい。

2日目(5月4日)
岩があまりに気になり、閉店後ナイト。岩は乾いていた。まずはHelloGoodby v9(二段)を。最後のリップランジが最強クラスに恐ろしく、決めるまでにかなり時間がかかった。


HelloGoodby,至高の課題だった。しかしまぁよく初登したものだ。

本題、low Start。moveは前回しっかりつくっていたのでいざ挑戦。

速攻で指皮裂ける…思えば2日前の「耶馬風和 v12(四段)」のダメージががっつり残っていた。梅雨入り前の期間を考えるとこれ以上指皮にダメージを与えたくなかったので撤収を決めた。

3日目(5月6日)
当分岩に行けない気がしたので閉店後強行。2週間以内に4回来ており、我ながら気が狂っているとしか思えない。まぁ、仕事終わりにジムに行くようなものだろうか?

コンディションが合わず日数がかかっただけにMove自体完璧。準備して、最初のトライで登ることができた。

HelloGoodby lowStart v11(三/四段)

完璧な岩の完璧なラインではあるものの、前半窮屈なmoveを強いられる。ラインで言えば栗崎初登のHelloGoodbyの方が素晴らしいかもしれない。

予定時刻まで時間があったので隣のprojectを少しだけやり終了。ひとまずぬ難しい岩は今季こんなところで。

CommonGroundと栗崎の課題

4月25日
数日間降り続いた雨もようやく収まる。
岩は登れないだろう、ということで先日仲間が登った岩を見に行く事にした。


その岩はとても威圧的で好印象。流石にべちゃべちゃでこの日は取り付けなかったが近々再訪することを決め、移動。既存のエリアで軽く登って帰ることに。

道中岩が見えた。そういえば仲間が近くにも岩があるといっていたのを思い出した。車を停めしばし歩く。陽のあたる岩は乾きはじめていた。

ちょうど遠くにむかう人影見えたので急いで駆け寄り話をする。


道具をとりに車へ戻りいざ登りだし。

格好良すぎる凹角は離陸しか出来ず…微かな抵抗、側面で遊ぶ。
その後、少し手前に程よいハングがあったがかなり濡れていたので軽く掃除を。

開拓予定ではなかったので掃除道具一式忘れ、パモで頑張ったが相当時間がかかった。
(本来の装備であればで15分で終わっただろうに…。)

時間かけた甲斐あり?陽のあたるその岩は乾きつつあった。
やってみる、とりあえずスタンドで。

前半細かいカチを刻み前進、
後半カンテへとダイナミックムーブを起こしリップからのマントル。

カンテが濡れておりすっぽ抜けを繰り返すが、夕方カンテに陽があたりだすと突然コンディションが良くなりいきなり登れた。

CommonGround v9

てこずったが、岩の状態と気温(30°cオーバー)を考えるとこんなもんだろう。

本題のロースタートをやろうとするもまさかの16時過ぎ、店番に間に合わなくなるので慌てて撤収。