午後からは雨予報だったものの、朝一から行けば少しは登れそうな気がしたのでヨダカの岩へ。
岩に着きアップをしているとKさんもやってきた。
色々やりたいことはあったが、最優先はヨダカのハング中央の一本。初来訪となった前回、最初に目についた顕著な弱点だ。
kさんはその右のラインをやる。
一見戦力にならなそうな外傾した棚の中に、かすかに掛るカチが散らばる。そのカチが使えると思っていたが、やってみるとどれも位置が悪い。
結局、極めてたるい棚を保持せねばならず。
その棚が濡れていたため、初日のトライを諦めた。
そして今日、このラインを登るべくやってきた。いざトライ
……悪い。前回濡れていたから保持できないだけだと思っていたが、乾いていても全然良くない。
棚を保持することを諦め、1時間程度費やし別のシーケンスを探る。
その間にkさんはprojectを登りきった。
ゲキカチで体勢を引き上げ足をあげる。岩ならではの強度。
良いクライミング!
私はというと、、、1時間の迷走虚しく、結局棚を保持するmoveに戻す。諦めて保持することを決意、その次の便でいきなりうまくいき、リップへのランジまで綺麗に突入できた。
3便くらいあれば登れそうだと感じた次の便、不意にランジが決まりかなり驚いた。
一番最初に目に入ったラインではあるが、課題自体の質(人気になるであろう課題)は前回登ったevil hawkの方が高いように思う。
このハングの更なる可能性を理解すべく色々やってみる。
ハングやや左に、私の手には負えないv17(6/7段)以上のラインがある。
流石にそのラインはトライする気になれず。(そもそも離陸すらできない)
さらにその左。
木に隠れるようあるライン、前回あまりよくみていなかったがホールドはある。可能性はありそうだ。やってみる。
すると右足で踏み込んだフットホールドが吹っ飛んだ。
実はそのフットホールドには浪漫があった。
夢見たv17以上のライン、次世代に託すべきライン、そのライン上にある右手で保持するであろうキーホールド、そいつが欠損。
メインとなる岩のど真ん中に、次世代が到達するかもしれないprojectが存在するというだけでワクワクする。
残念ながらそのラインは消滅した。
すぐに気を取り直し左ライントライ再開。残り少ない指皮で具合を探る。ここは可能性ありだ。わかったところでエリアを移動した。
帰り間際、前回やりかけたランジプロジェクトを登る。ロースタートもやりたかったが陽も落ちそうだったので撤収を決めた。