「RockPath」カテゴリーアーカイブ

シンデレラ

灰まみれと揶揄われていた少女が王子に迎えられるまでの物語。

シンデレラ(cinder ella)/灰かぶり姫

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2025年梅雨/由布岳 西の谷最奥のルーフへ

苦労して歩いた割にイマイチで。仕方なく1日登り雨が降り出したところで撤収。帰り道、ルーフのすぐ上に丁度良いハングが現れテンション爆上がり。

その岩は春の野焼き跡が残り灰にまみれていた。
リップから滴る雨の雫で表面を磨きこの日の活動を終えた。

灰被りprojectの誕生。

9月8日

まだまだ陽差し強く由布岳といえど30度は越えていた。

灰被り- project day2 –

核心だと思っていたブラインドとなる右カンテ奥のホールドとり。来て早々捉えることに成功したものの上部も悪く機を逃した。

正午を過ぎてからは可能性を感じられなくなり夕方まで待つことにした。


山がオレンジ色に染まりかけた頃、再びブラインド先のポケットを捉え登りきった。灰にまみれていたその岩は、クライマーにとっての小さな宝となった。


シンデレラ 三段 初登

その後、
夕陽射す頃合いに登ろうととっておいた綺麗なカンテをやる。


夕べの皇帝 三級 初登

夜が近づいていることを感じ慌てて丘の上へ。背に落陽、一応ヘッドランプを出し高原を歩く。良い1日だった。

 

ひむかサンライズプロジェクト2025/9

クライミング能力が高く技術もある、と、
競技で成績を出せる、は 「=」ではないということ。

ー 宮崎ユース強化講座 ー
2025年度第2回 11月9日
(ひむかサンライズプロジェクトの一環)

今年も無事3度行えるということで…
前回が普段の練習メニューの追加がテーマだったので
今回は即効性の高い「実戦対策」

✔︎競技のゲーム性を考える
✔︎ルールをしっかり把握する/ジャッジの立場を経験する
✔︎時間的戦略とゲームに徹する

 

ベルトコンベア中のシチュエーションを細かく分けて、イメージを鮮明に練習しました。
日々の実戦練習でもたくさんのことを感じたくさんのことをフィードバックしながら歩めたらと思います。また、たくさんの課題を取り組むために記憶の練習も頑張ってみてください!


今回も宮崎のみなさま、ジムを貸していただいたプレファク様、ありがとうございました。
みんなの更なる進展を願ってまた次回楽しみにしてます!!!

真夏の竜体山 4日目

登る度にやっぱり良い構成だと感じる「 竜宮道 」
2008年のエリア公開前にバタバタ初登した一本。今回もまた同じような状況にて。

ー 真夏の竜体サーキット day 4/9月4日 ー

小雨降る中、トポ編集に出向く。多少濡れていても登れる気がした。エリアに着くと岩はまだ黒ではなく灰色。奥から順にサーキット。

ナロードラゴン周辺や大祭神、金魚を登った後、竜宮道を登ったがやっぱり良い。普段は存在を忘れているけれど、こういう機会でやる度に感動する。

竜玉を一周したところで本降りになり活動終了。残すは昇竜岩と伏竜岩のみ、あと2日くらいくれば終わりそうだ。にしても今年はスズメバチが多い。

半島trip2/さようならiPhone

前夜入りし、雲一つない快適な夜空の下で一泊。
翌日のボルダリングが楽しみでしかたなかった。

四浦半島巡り -2025 / trip 2

今回は冒険要素なしのボルダリングトリップ。
前回目を付けた普通の石群へ。

 

2025年9月1日

暑かろうとも海はやっぱり気持ちが良い。なんて呑気に過ごしていたら…
トラブルは早々に。

魅力的な岩の一番良い道筋は友人に託し、私は波打ち際のルーフからやることに。
その岩は岩の連なりの先に在り、移動も居心地も最悪。とっとと登って快適なところへ移動したかったがトラブル発生。

私の大事なiPhoneが岩の隙間に落ちていき、海に飲み込まれていった。

回収しようと岩の隙間から海に身を突っ込んだが、見た目以上に入り組んでおり波もあり苦戦。これは何か起きた時やばいと感じ友人を呼んだが、結局iPhoneは回収できなかった。


意気消沈。

というよりスマホが使えないのは仕事に支障をきたす。本来もう一泊する予定だったが帰還を決めた。

夕方までは友人のトライを見守る。…つもりだったけど、すぐに気を持ちなおし登りを再開。事の根源となったルーフの岩を登りきった。

修羅門 三段/

その後もハードなラインに夢中。
1日のはじまりは最悪だったけれど、結局良い感じに日暮れを迎えることができた。

霧島連峰にて石歩き

– 霧島連峰 –
2025年8月 夏季休暇最終日/九州南部巡り

朝から小雨。岩登りも山登りも絶望的だろう。雨雲レーダーみても不安定。とんかつでも食べて帰ろうと思い竹亭に向かうも定休日。

このままじゃ帰れない。

昼過ぎ、雨が止んだ。ふらっと連山入り口までハイキング。


1時間弱で丘の上にある岩脈に出たがどれも惜しい。ロケーションは最高なんだけど。

日暮れ前には岩散歩を終え、峰を突き抜ける道中に夕陽を見た。
山も海も自然も街も人も岩も。
良い旅だった。余韻に浸りながら久留米へと帰る。