「RockPath」カテゴリーアーカイブ

駐車場エリアサーキット

今年こそ竜体山を再編しもう一度トポを出す。
そう決め真夏のサーキットに臨んだ。

7月

一度は公開したものの2度目の再編で省いた竜尾周辺からまとめる。直ぐに終わると思っていたが当時のとち狂ったグレード感に大苦戦。4級がつけられた8級もあれば、2級とついた二段もあり…つけられた数字が全く無意味。全課題リピートせざるを得ない状況に結局二日間を要すこととなった。

ただ…埋もれるのが勿体無いいくつかの名課題を発掘できたので結果的によかったと思う。

竜尾 初段

DAVI jump 1級

肥満龍 2級

飛龍 二段

ジゴ坊、その先へ

岩の密集地帯「ジゴ坊」

10年ほど前に栗崎に発見され集中的に開拓を進めていたが諸事情によりクローズ。
今回、改めて。ジゴ坊の中心部に野営に適した丘がある。そこをベースとしつつジゴ坊の先のなめし川を探索する計画で。

6月30日

出鼻を挫かれた。林道の入り口が藪で塞がれていた。突破を試みたがイバラの存在が厄介で。きっとジゴ坊までずっとこんな感じだろう。草刈りしながら進めば途中で日が暮れる。断念。

 

計画変更

尾根をいくつか越え先になめし川下流に到達しそこから遡上(というより川沿いを上がる)。上がり詰めればベースポイントであるジゴ坊に着く。

地形図を見ながら最短距離を探すがなめし川を囲う岩壁が厄介で大回りを余儀なくさえた。

15時30分 到着

空が低くなる感じ、湿気の入り込む感じ、予報にはなかった雨の気配。いくつかの岩を登り心落ち着かせた。作戦を練り直す。

浄水器で水を確保。今回ジゴ坊まで行ける確証はなく、行けたとしても明日早朝の帰りがだるい。弱そうな崖に囲まれ逃げ口の乏しいこの地点での野営はリスクがある。

撤収を決めた。

来た道を戻ると途中で日が暮れる。行きに下りることを諦めた岩壁を登る。登りだとルートファインディングを吟味できるので難易度が全然違った。行きに3時間かかった道のりが30分で突破できた。

尾根に出たところで雨が酷くなってきた。安全地帯に出れたのでダラダラと燃料を探し、タープを貼り、夕食の準備。

次回の計画を立てながら夜を待った。

また冬に。

小田の浜奥地「観音へ」

ー6月ー

友人と海でロックハントをする計画を。目的地は2017年に開拓した小田ノ浜の先。エリアから見える格好良い塔がずっと気になっていた。拝みついでに基部でボルダリングをしたいなと。

一つだけ問題があり、大潮の干潮時にしかアクセスできず満潮時に帰れなくなるということ。

のんびりボルダリングしている余裕はなさそうで…行き出せずにいた。しかし最近私は気付いてしまった。「泊まればいけるじゃん」と。ということで友人巻き込んで計画。

 

ー計画ー

大潮の干潮時に観音まで到達。きっと3時間程で元の浜に戻れなくなるのでそれまでに次の行動を確定させるための行動を。岩壁ないし崖に囲まれていた場合は大人しく干潮時に撤収。

壁を巻いて次の浜に行ける場合は出逢った岩を楽しみ奥の浜で野営。釣り人の写真を見る限り、奥の浜「通称/石切場」はとても気持ち良さそう。翌日さらに進み「通称/猫」まで歩き尾根を帰る。

という計画。楽しみで仕方がなかった。

通称 石切場/ネットより借用

通称/猫(トリップ最終日に撮影)

ー6月21日/2日前ー

予報は生憎の雨。友人は中止を決めた。まぁ仕方ない。私は海のボルダーは乾きやすいことをしっていたのでとりあえず行ってみることに。

ー6月22日/前夜車中泊ー

雨音激しい夜、レーダーを見ると一番潮が引いている時間に奇跡的に止むようだ。観音までの到達を目標に決行することにした。

ー6月23日/観音へー

朝、雨が止んだ。エリア入り口である岩盤の隙間を見に行くも潮で閉ざされていた。

完全なる干潮まで待ち、クラッシュパッドを含む最低限のギアと開拓道具、食料と最低限の野営道具をもっていざ。結局腰まで浸かるはめになったが特に問題なく観音のある浜まで到達。

アーチを潜るとそこは僅か30mほどの入江だった。

しかしその30mが彩濃く、圧巻のアーチのすぐ先には真上を見上げねばとっぺんが見えぬほどの岩塔が聳え、その先には美しい石灰岩の壁が出口を塞ぐ。様々な自然が相俟って神秘的空間が作り出されていた。

*
登攀対象/
一番魅力的なのは入り口のアーチなのだけどマットが何枚も必要となる。観音と呼ばれる岩塔は格好良いものの極めて脆く登攀対象にするにはかなりの労力を費やさねばならないだろう。一番現実的なのが海上にある石灰岩の壁。サップなどが有ればウォーターソロとして最高だろう。

そして/

トレジャーハントスタイルで登れそうなボルダーは少なく。といえど、二つ星クラスの岩をこの地で登れるのはちょっと贅沢。幸いなことにどの岩も能力の範囲内でハマることなく干潮時間内に脱出することができた。

*

日暮れまで周囲を探索し、次回の計画を練った。9月、友人とともに。

由布探訪別編「ポンチョタープとエスケープビビィ」

2025年6月 雨の由布岳にてギアテスト。

1/ポンチョタープ

通常の雨降り程度なら凌げる。細引さえ忘れなければ。。。

忘れ物リベンジに体制を整えて麓の公園にて。

ポンチョとしての機能の十分。今回は格安のものを買ったので使い倒したら気に入ったメーカーのものを買おう。

2/エスケープビビィ

この夏の野営で寝袋兼幕として大活躍したエスケープビビィ。この日は雨予報時の荷物を守るザックライナーとして。

夕方から酷い雨にやられたが十分機能を果たした。気温湿度が高く天候変化しやすいこの季節にはかなり役立つアイテムだと思う。

 

3/折り畳みアウトドア傘

日差しの刺さる由布岳には必須アイテムだと思い持ってきたものの結局雨傘として大活躍。多少の風なら全然問題ない雨除けとなった。

 

由布岳、憧れへ

由布岳西口にて。

果てに見えるルーフ。
到底辿り着きそうにない岩に憧れをいだいていた。
それこそ20年近く。

夢や憧れはずっとそのままじゃいけない。

ー 2025年6月 雨の由布岳

トレジャー💎ハントに向け雨装備確認がてら山を歩くことに。目的地は憧れ。

午前中/曇り時々小雨

正面口からダッシュで飯盛ヶ城を駆け抜け尾根まで。予定通りルーフを見下ろす。
「?、、、イマイチかも」

ハズレを見越しほかの岩も偵察。一本東の谷を降りた。ブッシュが酷く良い岩はない。急斜面を上がり、とうとうルーフと対面。

想像を超え威圧的、というより遠くで見た通り上部はランディングが超斜面。しかも核心部。さらには一番良いラインは脆く染み出しが酷い。明らかに準備不足だ。登れそうなラインだけ登り見切りをつけた。

憧れ続けれるほど良い岩ではなかったけれど、もう一度来たい。雨が酷くなる前に周囲の岩をいくつか登り下山。

 

途中、本降りに。せっかくなので道中ポンチョタープを張ろうと試しみるもまさかの細引とペグを忘れるという失態。倒木で支えをとり四隅を小枝で固定。なんとか雨が凌げるレベルにはなった。ヒモ(細引)さえあれば戦力になりそうだ。

下山後、近くの自然公園でタープ張りリベンジ。
ちゃんと張れば普通の雨なら凌げることがわかった。トレジャーハントギア一軍入り確定。

充実した1日だった。