はじまり
最初に心惹かれたライン。
UFO状の円盤の縁を奥から辿る。
時は春の終わり。日差しも強く太刀打ち出来ず。
途中から登った、それが「キュベレイ v7(初段)」
公開、再び対峙
冬がはじまる頃、とうとうエリアが一般公開された。
私も関わらせてもらったので、仲間を集め公開イベントに参加。
改めて、最初惹かれたラインを眺める。どことなく可能性を感じた。
着手
11月はまとまった時間が作れず。このラインなら日曜日の店番前でもトライできる。
少し早起きし岩に向かう。
道中、地面が濡れており何度かスリップしかけた。岩も湿気ていた。
朝露の影響なのか、雨が降ったのか。
トライ開始。
感触は全く良くないが可能性はあるように感じた。
9時過ぎ、陽も入りだし岩も乾きはじめた。が、残念ながら撤収時刻だ。
エルメス
12月20日
朝起きれず、近場のこいつへ。パッと行ける範囲に岩があるのは非常にありがたい。
エリアには先客二人。気も入っていなかったので丁度良く、心も和んだ。
ほんのり陽が入りだした頃、着手してみる。相変わらずリップはたるく、保持が効いている感じがない。moveは出来たものの、乾いていてもそれなりに悪い。
駄目そうな気がしつつ狙ってみると、キュベレイパートまで行けた。
胡散臭い保持感でも、案外バランスは保たれているようだ。
その後も何故かキュベレイパートで落ち続けたが、1時間ほどで登ることができた。
エルメスv12
岩との出逢いで、最も初めに描いたラインは大体にして素晴らしい。これも例外なく。
さらにはmove構成も複雑で、組み立てていく過程が非常に面白かった。
動画もヒントもない中探れるのは、初登の特権だと思う。
その後
目的は昼過ぎに達成されたが、まだまだ登っていない岩もあったのでのんびり過ごす。
時に友人らと談話したり、時に今在る課題で遊んだり。
合間に初登した「宙(ソラ) v7(初段)」もなかなか良いと思う。
夕暮れ時、道端の毛並みの良い猫ちゃんに睨まれながら快適なアプローチを帰る。
今日も良い1日だった。
エリア公開まで尽力された開拓者達、今日一日一緒に過ごしてくれたメンバーに感謝。