先週末はラリーグラスカップ。
私は前日よりセッターとして参加した。
今回は3面、コンペ課題のホールドのみという豪華な内容でのセット。
準備と復旧作業はとんでもない量に膨れ上がる。
是非とも、ラリースタッフ、イセッキーのこの熱意を感じて貰いたくセットも気合が入るとともにプレッシャーとなった。
ただ、ホールドセットからの30課題はなかなかのハード。
もちろん深夜まで続いた。
22:00を越える。
サポートしてくれる沢山の人々を見て、
福岡のクライマーの力を感じた。
当日の仕事は決勝の準備とさじ加減調整。
さて、選手たちがどれだけ素晴らしいクライミングを展開したかは、様々な人達が書き尽くしたことであろうから、私はセッターとしての感想を書かせてもらう。
ビギナー予選。
小学低学年の参加ということもあり、リーチの調整を最後の最後まで行い、結果、うまくいったと断言できる。
全ての選手に可能性を与えながら、かつある程度シーケンスは考えてもらえたのではないだろうか。
みんな可能性を感じながら打ち込んで貰えたのが本当に嬉しかった。
あとは、課題面白かったと言ってもらえたのも響いた。
ミドル、アッパーは、
各カテゴリ8本。一本での勝敗が大きい。
女性も多数参加ということで
ビックジャンプシーケンスは避けた。
かわりに運動系の課題も幾つか入れているので、普段のセットでは味わえない体感をしていただけたのではないだろうか。
ミドルもアッパーもとても良い登りをしており、
九州の層の向上を感じた。
エキスパートに関しては、私自身、数年間岩に絞りたかったため、コンペから引退してたためみんなの能力が分からず、決勝のさじ加減をはかる意味で、無理を言ってフィジカル主体のシーケンスでセットさせてもらった。
運動系、保持、出力、コンプレッション、ストレニ。
ほぼ能力は把握できたが全体的にハーフグレードづつ難しくしすぎたことを反省。
ただ、選手はそれらの課題にラスト10分は対応してきたことに驚いた。
決勝、
ビギナーは小学生が爆発していた。
本当に素晴らしく、二人が1撃完登。
決勝で順位がつかず申し訳なかったが、
とても気持ちの良い登りが見れた。
ミドルはぴったり。福岡の女性陣はとっても元気でした。
アッパーはセッターが警戒しすぎたものの順位はついた。
警戒せざる得ない程、ポテンシャルは高かったということで。
エキスパート、やはりすごく良い登りを展開してくれ本当に見せ場の多かった決勝であった。
タイト君、全1撃は素晴らしかった。それに喰らい付くよう各選手の終了点、もしくはボーナス地点まで目指す熱いトライを見ていて、セッターとして報われる思いとなった。
ひとりひとりの選手に熱いものを感じたが、書き出すときりがないので略させてもらうが、
本当に刺激を貰った二日間であった。
スタッフ、沢山のボランティア、選手、引率の方、そして誘っていただいたイセッキーに感謝したい。
疲労感マックスで行った飲み会の記憶はほとんどありません。
さて、能力向上のためはじめた勉強会もjoyではじまりマイウェイ、ラリーと一周。
来年も初っ端から、舞台メンバー2人追加で超刺激的な2周目のスタート。
もっともっと研ぎ澄ませていこう。
みなさん、よろしくお願いします。