11.17
こないだ登り損ねた尖った岩のランジを。
数回跳んだが、どうもダメ。
2日前のトレーニングが響いている、右腕が回復しきっていない。
変に踏ん張ってしまった時の着地ミスが怖いので潔く諦める。
時間も無い中、1時間を無駄に使ってしまった。
慌てて移動、前回見つけていたバルジへ。
アプローチは長いが魅力的な岩。
すぐさま取り付く。
ホールドを確認、バルジをダイレクトに抜ければ物凄くカッコいいラインが出来る。
キーとなる中央のカチを確認、すると体重をかけるまでもなく周辺ごと剥がれた。
…おかげで人類到達不可能なブランクセクションが出来上がった。
最悪だ。
仕方ないので右のカンテからバルジ突破を目指すことに。
これはこれで中々面白い。
絶妙な外傾具合のカンテを抑えて、傾斜の変わり目のスローパーをダイナミックに狙う。
いい感じ…なのだが、
やるにつれて、そのカンテすぐ右にカチがある事に気付く。
はじめは無視していたが、
堪らず持ってみると保持するには充分なかかり具合。
それでも無視し、とうとうmoveは出来た。
自己の欲求はこれで満たされた。
変に限定をつけて岩を登っても仕方ないので、
普通に岩登りを楽しんだ。
思い描いていた理想的なラインやカッコいいmoveではないけれど、課題としては素晴らしいと思う。
ただ、心は満たされなかった。
こんなことも、よくある。
仕方ない、次の岩に期待しよう。
昼過ぎに撤収。