11月4日 正午過ぎ
いざ奥地へ。
この先何が待っているのか?岩はあるのか?どんな景色が広がっているのか?
不安と期待が入り交じるなか渓谷に歩を進めた矢先、視線の奥に巨大な陰が。

…
いきなり遭遇した宝石クラス。
遊歩道からは見えない綺麗な沢の中央にそいつは聳えていた。
道のりは長い。こいつをやってたんじゃ奥地に辿り着かない。
……
一瞬悩んだが一目惚れするような岩を探しにここに来た。未知なる奥地は確かに気のなるけれどやるべき岩がそこにあるなら今やるべきだ。

昼食を済ませ岩を見上げる。
下降路がない…リップ付近の土も気になる。マットも少ない。
「今やれるのか?」
ひとつずつ着実に。垂壁になってる側面を登りながらホールドの苔を落とす。岩の上に回り込めた、ちょっと悪いが下降路は完成。岩の上に立ち高度感はわかったので少し気持ちが楽になった。
いざ目的の面、目的の道筋に。
–
中間部、いくつか解決方法がありそうで動きが定まらず。確定させるまでに時間と体力を消耗した。日暮れ寸前でなんとか完登。
環境、岩質、内容、それぞれが良く⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎だと思う。

– 秘すれば華 三段 –
やがて日が暮れる。
岩のありそうな奥地に進むにはリスクがあるので今回は断念し尾根を上がることにした。
良い岩、良い山、良い夜だった。また。
