「joywall店番日記」カテゴリーアーカイブ

オポジットトレ進展

ポジショニングのカテゴリーの中で強力なものの一つ、
オポジット。

保持している方の手と反対側の足を保持手反対方向(左手なら右に)に張って姿勢を保つ。強傾斜で最も力を使うといっても過言ではない…。

捻れば保持手反対方向に重心を送りきれず、足に乗り込み(上半身にかかる負荷を殺す)過ぎると重心が落ち上への距離が落ちる。

岩では特に、オポジットの成立範囲がそのまま影響することが多々ある。

私のトレーニングとしては本道ではないものの、今年1月からちんたら継続。結果どんなものかと?
毎回星板につくるオポジットシリーズ、年初めにつくったno.1と2をやってみた。するとほぼほぼノーダメージで出来るように。

という事でオポジットシリーズを数本追加。まだ登れていないけど、登るだけでも良い感じの負荷だ。ここに来てオポジット自体いい感じの仕上がりなので、夏はもう少し先まで行きたい。

月会員(制限とトレーニング)

日頃のご愛顧誠にありがとうございます、
月会員の方へ連絡です。

日頃のトレーニングやクライミングを考えるきっかけに…
来月(7月)もしくは月末より暫定的にしばらくの間、週の利用時間の制限を設けさせていただくこととなりました。

●制限 (週:10時間以内/学生12時間)
●超過(要相談)

「例」
(プラン1)
2h10min*4(days)=8h40min
アップ(技術)30min/セッション(発揮)40min/training(体力)40min/ダウン(技術)20min

(プラン2)
3h*3(days)=9h
アップ20min/セッション(発揮)40min/training(フォーム等技術)1h/training(体力)40min/ダウン20min

(プラン3)
2h*4(days)=8〜10h(①/②/rest/①/②/rest/rest or ①)
①アップ20min/セッション(発揮)40min/training(フォーム等技術)40min/ダウン20min
②アップ20min/セッション(発揮)40min/training(体力)40min/ダウン(技術)20min

週のトレーニング計画で考えると、かなり余裕のある時間制限。

例にあるメニューは、体力と技術メイン。
…では知的精神、メンタル、知識の向上は?ジムでは厳しいでしょう。
クライミングについて考えたり学んだり振り返ったりする時間は自分ひとりの空間で。最も大切な時間だと思います。

現にv10以上を安定して登り、且つクライミングの世界を深く考えているなと感じるクライマーたちは例外なく質の高いトレーニング(クライミング)を遂行し、自分の時間をもつくっています。


登れていない課題をのんびりトライも、日頃の気分転換にはいいと思います。もちろんクライミング愛好家の殆どがそうでしょう。

ただ、10時間以上もの時間をジムで過ごしているクライマー…何となく課題トライし余った時間でトレーニング。そして翌日もメニューこそ変われどまた同じことの繰り返し…
毎日登れる程度の負荷でダラダラ時間を費やす事に、どんな意味が。。。
(強さ以外を望む場合は除く)

「質」

週10時間以上クライミングに費やす熱意があるならば計画的にご利用いただき、その他の時間をうまく使いクライミングの深みに潜ってもらえたら幸いです。

最終的には
「質を兼ねた量」即ち「強烈な努力」に行き着くのですが。まずは質の確保、でしょう。一方的な「クライミング好き」からは質は生み出せないと思います。深みに潜るための時間を。

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※1:回復のサイクルの早い10代は除く
※2:JoywallRockNaviの活動の報告や連絡、ミーティングの日は対象外とする。また岩場帰りの利用は報告を兼ねての来店ということで対象外とする。
※3:トレーニングメニュー遂行に制限が支障をきたす場合、要相談
※4:素敵なv12(5.14c)以上登っているクライマーは除く。

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※フォームチェック:技術練習が最も自己満足になりがちで、技術の深みに潜りたいのであればそれこそ重心軌跡や運動軌跡のチェック等は家でできることだと思います。
※身体能力:具体的にどういう筋力や発揮をつけたいか決めきれていないのであれば、望む数値もついてこない。
※其々をコントロールするのが知的精神であり心(メンタル)だ。

JoyFes2019裏テーマ!

開拓仲間達に常々話していること、
「感性研ぎ澄ます」

今イベントの裏テーマです!

技術習得の場面においても、一登ずつ敏感に振り返ることも大切で。フォームを考える上でほんの初歩の例えですが…

ホールドを踏む角度でフォームが大幅に変わります。
良い/悪い、成功/失敗というより気づくことが力かなと♪

「感性研ぎ澄ます」

ということで、1課題1テーマはいつも通り…
押し付けにならぬよう一つを深く踏み込んで、気付きの誘発を。
と、じっくり取り組んでもらうのもちろん課題の使い方は自由!
何より課題本数(30+10)も多いのでみんな楽しく登ってもらえてもいいし、サーキットに使ってもいいと思います。

上級者の方は合わせてこちらも

v5(1級) 〜 v9(2段)までの10本。1本以上完登で何かあるかも(^∇^)


今回の裏テーマをさらに深く楽しんでもらえるよう、クライミングにそのまま関わる各メーカーがぷちっと協力してくれています。

「感性研ぎ澄ます」
東京粉末 + SKY

さらにはそれぞれ面白いことも!!!

長くなっている気がするので、そんなところで
遊びにきてもらえたら幸いです♪

TheDawnWall上映会も合わせてどうぞ!!!


上映会3/2 19時スタート
¥2500ー
予約 joywall@tsm.bbiq.jp

キヨと岩とリツ

Joc(富山にて開催されるジュニアオリンピックカップ)前ということで、名目一応最終調整。
調整なので今更トレーニングではなく、本番練習。

キヨとリード壁へ!

…行く予定が

いやいや目的は小倉OD。
店が開く前に寄っただけです。

何よりキヨの兼ねてからの課題は下半身、
ここまできて河頭山の花崗岩を触らないのはもったいない!

てことで、面白そうなやつを選ばせバタバタ登る。

最近股関節に関連する動作はかなり進展していたのだが、
やはりつま先からの動作は荒く、繊細な足場を踏み下半身で動くとなるとまだまだ。。。

よってシビアなスメアが要求される場面では余計なダメージを受けたり、
最悪オンサイト率が落ちることが予想される。
コンペルートの下部では確実に際どいスメアが要求されるので、もうちょいって感じでjocまであと2週間もがきましょう!

持久トレ等の優先順位はその次かなと。

何にせよ楽しそうで何より。

と…遅れること1時間、
律と合流。

律に関しては仕上がり十分ですが、
(実は前日チェック済み)

ここ一番で出し切る勝負になったとき、少し不安要素あり。
とはいえ、どちらもjocあろうがなかろうがやるべき事は一緒なので頑張ってもらえたらなと思いながら、一緒にセッションしました。

岡山出張「クライミングスペースリズム!」

7月9日
随分前から依頼を頂いていた岡山のクライミングスペースリズムにてセットのお仕事!
何とか現場に向かうことができました。

昨年12月に初めて依頼を頂き、今回で2回目。
まずは前回の課題の評価を確認、比較的うまく機能したようで一安心。
そんな話をしていると大阪より今回のセットスタッフが到着!

実は全く聞いておらず、まさかのTeamLuvrock(*´∇`*)
関西方面のクライマーは誰もが知っているクライミングジムLuvrock。
私も行ってみたいジムの一つでした。

Luvrockメンバー、lismメンバー、全体でざっくり打ち合わせをしいざセットスタート!
内容はホールドカラー合わせのラインセット、テープも貼るのでホールドカラーの気遣いはそこまで必要なく、量質ともに求められる依頼内容。

初日の午前中終わりに再度試登込みの打ち合わせ!それぞれが作った課題でグレード感や精度、感覚の共有を済ませ後はひたすらセットからの試登を二日間繰り返しました!!

5級〜二段まで60本、8級まで合わせると90本以上になっていたようです。
しかも全てメンバーで試登済み!(それでこの本数はかなり早いような(*´∇`*))
ということで全体バランスをそれぞれが把握しながらセットしているので、1本1本というよりは各グレード層で一つのシステムが出来ているように思います。

なので遊び方の提案として、
時間がある方は優しめのグレードから漫然なく取り付いて味わってもらえると幸いです♪

その中でもし「こいつは!」ってやつが発見できたら、
その1本に焦点を合わせるのも、セッターチームとしては嬉しい限りです。

メンバーそれぞれが
基本的なクライミングを中心に、
どんなタイプの課題も作成でき、
その中でバランスを取りながらやっていたので、

私が暴走しても何とかなるや!
という衝動にかられましたが、、
何とか抑えて本数を用意致しました。
(冒険はしてませんが、引き出しの中で攻めてます( ̄▽ ̄))
ぜひともこれら課題を遊んで見てください。

お仕事で行ったのに、温かいご飯からお酒まで…
何から何までお世話になりました。
セッターチーム、スタッフ皆さんに感謝!