「RockPath」カテゴリーアーカイブ

DDPと河原の岩

2月12日

かなり久々のDDP(ダンジョンダイレクトプロジェクト)。記録を見返すとどうも一年ぶりっぽい。流石に期間短く今シーズンの成功は厳しいだろうと思いつつも、ずっと気になっていたので来訪。

雨が続いていながらも染み出しはなかった。今年は雨量が少ないのだろか?

適当にアップを終わらせ取り付くとかなり感触が良い。かつてギリギリでこなせていたパートも余裕を持ってこなせる。能力が増したのかとも思ったが、かつて一番能力値が高かったAveMaria成功直後にも触っているのでそれは考えにくい。

思い返せば昨年3月は気温20度オーバーの日が多かったように思う。

意気揚々にトライを重ね…1時間後には落胆。油断した。

核心突破後に2度のフォール。一番嫌な一手はサクサクこなせるものの指皮を雑に使いすぎた。2時間が経った頃、カチを握るとすぐに染み出しを起こした。敗退を決める。
荒く脆い凝灰岩を舐めていた…。

大幅に時間が余ったのでかつて見た岩を見直し、河原の岩を触る。

夕暮れ、さらに探索。月明かりでも十分歩ける程快適な夜へと続き、満足したところで撤収。

国津神 V10(三段)

2月7日 かろうじて曇り。
というのも昨日は雨、さらに予報では昼からまた雨。

雨曇に覆われている期間のようだ。登りたい岩は色々あったがどれも乾きが悪い。乾きの良い岩は…と思い返していると、
先日snsで見た「数年前のこの日」という記事の雑木林にある巨石が過ぎった。

そいつを見に行くことに…ただ遠い上にアプローチもある。道中、雨にやられるのではないかとハラハラしながら向かう。
到着、空を見上げると時間はまだありそうな気がした。

狙うはかつて登った色即是空v11(三段)のエクステンション…のつもりであったが、どうも微妙。早速色即是空に繋げるまでのパートをやってみたが無駄な3手のトラバースが増えるだけで強度も全く変わらず、本当無駄に手数が増えるだけだ。

それよりも隣の天津神v7(初段)と色即是空の間の空白地帯が気になった。ホールドはある、どうにかなりそうな気がした。

30分程色々やってラインを確認、天津神のスタートから左上し色即是空上部に抜けるのが一番わかりやすく気持ち良いラインだと感じた。

ということでトライ開始…徐々に空は濁ってきた。

左のガスを取りにいく一手(4手目)が強烈に悪いがその後の寄せ(5手目)もかなり気持ち悪い。

moveはすぐに決まり繋げれる状態にはなったが天気を考えると、一発ミスった時の回復時間が致命傷になる事は明らか。ということで寄せをかなり反復。その後は少しシビアなランジ(6手目)が入るがここは大丈夫な気がした。ランジは成功していないものの寄せの精度は上がってきたので繋げに入る。

案の定左ガスとめ(4手目)が出来ない。ここまではそこまでダメージを受けないので回復しながら慎重にやる。天気はまだ大丈夫そうだ。

2発程ガスをとめるものの寄せで落ちる。精度あげてもこれなら、練習していなかったら大惨事になっていただろう。
ガスとめ成功3発目、寄せも成功しランジもとめた。

そして高さのある岩の上に立つ。雨雲はもう少し先にあった。

国津神 v10(三段) 初登
色即是空v11(三段)より強度は高く2013年は全く手も足も出なかったラインではあるが色即是空の方が確率の悪いmoveが続くように思う。

2013年にはリップも開拓魔人ポにより綺麗に掃除された岩ではあるが今はまた自然に還つつある。ただリップの苔は剥ぎやすいタイプなので誰かと来るときはさらっと掃除したいと思う。

山ノ華

2月4日 夜
かなり久々の岩。場所は少し前栗崎から聞いていた糸島に向かう途中の川原。前日の雨が多少気になりはしたものの日中晴れていたので岩はかろうじて乾いていた。

一番美味しい左ハング沿いには残念ながらホールドがなく成立していない。中央は取り付き脇に大きな石があるものの何とかなりそうだ。

周辺の岩でアップ、その後苔掃除。流石に闇の中リップ上で作業は怖い。準備が整ったところでいざ取り付く。

リップへの一手がダイナミックでかなり気持ち良い、この一手がv7程度か。核心はその手前のデッド気味カチとめ。1時間程度やったがどうも駄目…この一手とめたら相当気持ち良さげなのだが。指皮も時期なくなる、仕方なくスタティックmoveに切り替える。フックがかかるポイントを発見。かなりシビアだが安定性は増す。

山ノ華 v10(三段)
登ることはできたが指皮を消耗しきっての完登だったのでどうか?
クールダウンでその辺の岩を登って撤収。スラブが面白かった。

佐賀ユース用トレーニングセット「長もの」

1月は案の定時間がつくれず…何とか時間を作ることができた2月4日。

前々から依頼を受けていた佐賀ユース用トレーニングセット、
場所は佐賀県多久高校のクライミングウォール。

夕方からはユース達も合流し調整。

依頼内容はボルダリングルームにて長ものを。

生徒らにかかる負荷をコントロールすべく、内容はどうしても足限にしたい。
かつ省スペースで手数を稼ぐには…
一昨年つくった「ジャンクションにて4点支持でテープ切り替え」システムがやはりしっくりくる。

今のところユースB以上の長ものを作るうえでこれ以上の仕組みは思いつかない。

打ち合わせ通り今回から実施したこと…今回は生徒らには公表していないが、対象となる生徒ら其々に気持ち良い負荷が入るよう想定リーチ別2本を同グレードで。狙った負荷を入れるには、体格別に分類できると色々良い気がする(あくまでトレーニングにおいてでは)。

どうな変化があるか…楽しみだ。

暴食ノ月

1月15日、予定より早く用事が終わる。こうなるとたまらなくなり岩へ。

17時過ぎにエリア入り。荒々しい土壌の上に点在する岩は相変わらず美しい。度々見た岩も、また見たくなり歩く。そしていつもと同じよう成らないラインを見つめ落胆。懲りないものだ。

日が暮れる前に準備をし夜に備える。

放置していたルーフクラックの岩へ。三日月型の岩に飲まれたかのようルーフ内から始め、頭の上まで繋がっているクラックを辿る。

離陸が強烈に悪い、その後理不尽な初手を介しクラックに入る。後はフィンガー〜ハンドジャム。

3時間ほど打ち込み初手がようやくできた。

あとは心地よいサイズのジャムを決めるだけだ。けど普通に落ちる。ジャムができない事を思い出した。
「ダメじゃん。。。」

テーピングを巻き、ジャムの練習。全くしっくりこない、多分V5程度なんだろうけど…。どうやってもしっくりこずこのままだと体力もバッテリーも食料も尽きそうなので仕方なく繋げることに。

初手、再びとめるも上部のハンドジャムが甘く落ちる…。続ける。初手をとめること4度、やっと登ることができた……。

暴食ノ月 V10〜
初手だけでV10はあると思うが正直上部のクラックで大苦戦した。グレードはよくわからない。

短時間であまり集中できたともいえないが岩に触ることができてよかった。