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失落のバルジ

11.17
こないだ登り損ねた尖った岩のランジを。
数回跳んだが、どうもダメ。
2日前のトレーニングが響いている、右腕が回復しきっていない。

変に踏ん張ってしまった時の着地ミスが怖いので潔く諦める。

時間も無い中、1時間を無駄に使ってしまった。
慌てて移動、前回見つけていたバルジへ。
アプローチは長いが魅力的な岩。

すぐさま取り付く。
ホールドを確認、バルジをダイレクトに抜ければ物凄くカッコいいラインが出来る。

キーとなる中央のカチを確認、すると体重をかけるまでもなく周辺ごと剥がれた。

…おかげで人類到達不可能なブランクセクションが出来上がった。

最悪だ。
仕方ないので右のカンテからバルジ突破を目指すことに。

これはこれで中々面白い。
絶妙な外傾具合のカンテを抑えて、傾斜の変わり目のスローパーをダイナミックに狙う。

いい感じ…なのだが、
やるにつれて、そのカンテすぐ右にカチがある事に気付く。

はじめは無視していたが、
堪らず持ってみると保持するには充分なかかり具合。

それでも無視し、とうとうmoveは出来た。

自己の欲求はこれで満たされた。
変に限定をつけて岩を登っても仕方ないので、
普通に岩登りを楽しんだ。

そうして出来た課題、
失楽のバルジ
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思い描いていた理想的なラインやカッコいいmoveではないけれど、課題としては素晴らしいと思う。
ただ、心は満たされなかった。

こんなことも、よくある。
仕方ない、次の岩に期待しよう。

昼過ぎに撤収。

特殊スポーツのインストラクション

今月頭よりミーティングを重ねて、もう時期始動のクライミング施設。
スポーツジムの一角にある其れをどう活かすか。

運営の方針と実働を一致させるためのシステム構築。
どちらかというならミーティングと準備に時間をかけた。

構想が出来ればあとは一気なので、
諸々準備すべきものを教示。

話し合う末で需要と供給が現状で一致していないので、
ホールド手配、メーカーに無理を言ってお願いした。
有難い。
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流石に時間が惜しいので、安全面の配慮と細かい点はお願いし、一日かけてコース等含めたシステム実構築。
コースに関しては、幾つかはインスト用に福岡店に持ってきたい内容のものも。現に講習会で使った際は、やはり扱いやすかった。
中級クラスのコースも、クライマーにやってもらいたい内容に仕上がったものも……。

翌日、オープン前に講習会。
その一旦でもちろんクライミング。
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プロのインストラクターの姿勢や接遇に関する意識を、私も目の当たりにし勉強になった。
早めのフィードバックを行うために、上手くセンサーが発揮されると最高だ。

合間に、急遽依頼を受けた( ̄▽ ̄)、全く正反対のエキスパート対象セット。
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OD宗像店のセミマンスリー上から5課題として使われるようです。
是非とも登って感想をお聞かせくださいな♪

敗退と左右差

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メインプロジェクト、本日も完全敗退。
明日の天気が思わしくないようなので急遽ナイト。

去年出来た出だしの一連が全く出来なかった。
そもそも前回、何となく取り付いた際出来なくておかしいなとは思っていたのだが。
本格的にそのパートのおさらいをしてみて驚愕。

せっかく前回核心が出来たのに…。

辛うじて3move中の一つは、左足の踏み込みに工夫して出来るようになったが残り2つは厳しい。

モヤモヤしながら帰路の最中、
先日左足のフィジカルが右足と大幅に差があることを指摘された事を思い出した。
回復したと思っていた左足は、実はそこまで回復していなかったのだ。
現に陸でも、一般人以下の力しか出せずフォームも狂っているようで。

出来なくなっていた2つは、左の踏み込み感が重要なパート。

すっきりした。
勿論出来なくなった事はよろしくないが、原因がはっきりしたので改善しやすい。

あー、少し安心。
ということでおやすみなさい。

日暮れまで

11.7
先日見つけていた岩をやりに山へ。
途中寄り道して山に入ると、まずははじめに不可能岩。格好は良いがホールドがない、よくある残念岩。
その先に、明らかにV13以上のハング。今日はこんなのやるつもりで来たいない、進むと丁度良さそうなV10あたりのウェーブハングが。
これは格好良い。予定を変更してこいつをやることに。

とはいえ、まずはアプローチ整備と岩の苔落とし。
これで午前中終了。
適当にアップして取り付く。

はい、明らかな見込違い。
V10あたりと踏んでたラインはV13以上、最悪エスケープは登れるだろうと読んでいたので、すぐさまエスケープに切り替えたがこれまた悪い。

1時間近くやったが、どうもパズルが解けない。
登れれば多分V10あたりで収まると思うのだが。
敗退。

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指皮がもうない。
仕方なく、奥の手頃なサイズの岩でクールダウン。
V7程度と予測していたが、リップ前のサイドホールドに見えていたシワは、安定して保持できる限界を越えていた。

これはラップへのランジだ!
望んでいたコーディネーション課題だ!!
と、張り切って跳び始めたが、
右出すか左出すか迷って30分。
左出すと決めて30分。
ここまでは良かったがここから路頭を彷徨う。
右手が残りそうな気がして20分。
結局ダメで、ヒールやトゥに頼ろうとmove難民になり20分。

結論、やっぱり普通に跳ぶ。

リップの狙いを少しいじったら可能性が出てきた。
ただ、リップまで二段階の傾斜がついているので見えない。

跳びすぎて失敗しては、後ろに吹っ飛び、
ホールドの場所を間違えて効かせずに、前に吹っ飛び

ようは狙いと反対方向に思い切り跳ぶだけだと分かれば1/2程度の精度で出来出した。

sdsからやるにはさすがに体力がない。
とりあえず一手ランジだけ出来たんじゃ物足りず、スタンドでやることに。

数発で成功する予定が、疲労と回復の計算が出来ないところまでよれてしまっていた。
仕方なく、ナイト突入を決めたが数便で出来た。

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まだ18時を少し過ぎたあたりであったが、随分暗くなるのが早くなったものだ。sdsを少しやろうとしたが無駄に疲労したため、流石にダメだった。

そのうちやろう。
温泉によって帰路へ。


動画はsnsにでも上げる。

唐泊 パラノイアext (open project)ホールド欠損

10.24
パラノイアV9のエクステンションとなっているopen projectで使うホールドが欠損しました。

パラノイアのリップ手前に存在するポケットで、度々欠けていましたが今回は完全に消滅しました。
私のトライ中でさえ、パラノイアで使った左ガストンフレークが3度欠けたので、これでprojectはとんでもなく難しくなりました。
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一応、パラノイアも再登しましたが、そもそも過去中継でつかったフレークはそもそも触れなくともいけますのでグレードは変わらない、もしくは今回ダイレクトにリップにいったせいか少し簡単に感じました。

パラノイアのリピートはカズマくんしか知らないので、もうちょいリピートされてから再評価してもいいかもしれません。
一応V9としておきます。

その他トイレ位置等、ネットでトポを上げた2012年から状況が変化しているので近々更新し直したいと思います。