day1
福岡を発つ。
現地の予報は雨。瑞牆開拓者である室井さんとのやりとりで、初日の岩は絶望的だということを知った。
羽田につき、アンダーブルー安田さんとマーブーのみつおさんに連絡。
急な予定だが、見学を受け入れてくれた。
昼前に最寄の駅に着く。
安田さんが駅まで迎えに来てくれた。
雨が酷かったので本当に感謝。マーブーに着くとそこでは名のあるセッター達が課題を作成していた。
忙しい中、今回のセットテーマをシンプルに説明してくれたみつおさんに感謝。
5級あたりの初級の課題を、
セッター全体でミーティングしながら作成していた。
それはとても時間がかかることで…。
話はそれるが、joyでもこのクラスの課題は本当に力を入れている。
考えなければ登れぬように……
綺麗なフォームでしか登れないように…
正しくやれば気持ち良く登れるように…
ときにそれは難しいと言われる。
ただ完登に重きを置いている人にはそうとらわれるかもしれない。
でもそうとられることがあったたしてもそれは最終的には登る人のことを思ってやっていることだから。
信念は強くあり、内のシステムが他で付け焼き刃で出来るほど甘くないことは自負している。
だからこそ道を通しているのだが、たまに易き方に揺らぐ。
セットもシステムもダラダラしてた方が遥かに楽だ。
そんな揺らぎも、こういう光景を見ると一気に吹っ切れる。
本当に感謝したい。
……そしてアンダーブルー、安田さんの作業場。
ずっと着たくて、
この日これたことに感激。
リアルに物の出来る過程を感じることが出来た。
色んな話を聞き、この先のビジョンを感じ鳥肌がたつくらいワクワク…。
ここで書けないのが残念だ。
昼過ぎ、再び旅路に戻る。
近くの駅から韮崎行きが出ていることに気づく。
夕方、無事韮崎につき室井さんと合流出来た。
天気は完全なる雨、仕方なく岩を断念。
室井さん宅に上げさせて頂いた。ここから三日間居候、感謝しても仕切れない。
さて、窓からどうしようもない天気を眺めながら、夕方かたビールの入った缶をあける。
まったりとクライミングの話をしながら日暮れを待った。
これはこれで最高のひと時であった。
…その後飲み過ぎ泥のように眠る。