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逢魔が時

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たどり着いた頃にはすでに、陽が沈みかけていた。
夕陽があたり、岩は橙に染まる。
それはとても美しいのだが……。

険しいアプローチは、行きの整備により大幅に楽になった。
しかし難解さは健在で、暗闇の中帰れる自信は無い。

すぐにシューズを履き、アップと決めたクラックに取り付く。
「中間のクラックまでうまく切り抜ければ、あとは易しい」
と、読むが
そもそもクラックまでたどり着かない…。

陽がどんどん落ちていく。

グレードの見込みを誤った。
30分程度だし続け、アップが終わったところで振り絞り、
辛うじてクラックまでたどり着いた。

完全に安心しきったが、
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案の定易しく、無事岩の上に立てた。

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スケールのある良い課題であった。
逢魔が時 v8

さて、暗闇が訪れる前に車に戻らねば。

日々開拓

雨上がり、寒波のやってきた週末。
途轍もなく寒かった…
そんな日でも仲間は付いてきてくれる。

濡れた岩を幾つか通り過ぎ、
雨を間逃れたのか乾く途中なのか定かでない岩の前に腰をおろし、
徐に準備する。

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数年前に登ったv2だのv3だのに、自ら弾き返される。
コンディションが悪いにではなく、単にグレードを大幅に外しているのだと思う。
幾ら何でも辛過ぎだ。

これが原因でリピートと再編は思うように進まなかった。
それでも幾つか新しい課題を登ったり、仲間にリピートを頼んだりと、
こんな過酷な状況を楽しんでいた。

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豪快さと繊細さを併せ持つ、随分昔の課題 歩みv5はクリにリピートされる。

その後、finite infinite v13のリピートを目指したが歯が立たず…。

夕方、龍体山遊歩道エリアに顔を出す。
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こんな日でも人が来ていることに少し驚いた。
みんなクライミングが好きなんだなぁ。
そしてこんな日に龍体山を選んでくれたことに、少し嬉しくなった。
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このエリアも、
変わらぬものあれば変わりゆくものもある。
いつの日も健気にこのエリアでクライミングが行えたら、
それはひとつの幸せ。

このエリアを愛した者として。

セイレーン

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暗闇の中でのクライミング。
ルーフの外は雨。
…とてつもなく悪い斜面を滑るように降りたどり着いたルーフ。

来た時はまだ、薄い雲の上の空は茜色だったのだが、
陽が沈むのも早くなったもので。

闇夜の中、湖畔に繋がる斜面を登るのは恐怖しかない。
とっとと片付け余裕を持って帰ろうと決めた。

moveを探る。
前回来た時は、濡れていた。
無理やりmoveを探ったがやはりコンディションが悪かっただけのようで、すぐにmoveは解決した。
ただ手数が10手overとやや長めなので、多めに休み繋げる。

無事、一便で仕留めた。
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…しかし、問題はここからで。
何故か映像が撮れていない。

v9程度と少し余裕のある難易度であったので、登り返す。

…すると、次は何故か電源が落ちていた。

時間的に余裕があったのでもう一便。
後半のholdがぶっ飛び、脇に広がる湖畔への崖に弾き飛びそうになったが、大腿筋フル活用で辛うじて間逃れた。
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意地になってもう一便出し、無事完登動画が撮ることが出来た。
というより、途中から動画などどうでもよくなっており、撮れないことにムカついていた。
払拭。

無駄なエネルギーをフルに使ったところで終了。
行き使ったアプローチは、地縛霊に弾きずれ込まれそうなので、流石にやめてイバラだらけの斜面を無理やり上がった。
その後も色々あったが…無事帰ってこれてよかった。

やはり名所はそれなりに由縁があることをはじめて痛感した。
反省。

そうそう、
名をセイレーンとする。
グレードはv9。

絶望岩完登祝い

先日登った生涯のproject,
絶望岩エトピリカ。

その完登祝いを仲間にして貰った。

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嬉しさを共有できる仲間がいて、
喜びを祝ってくれる友がいて、
本当に幸せだ。

やり残したことを消化するために、もう少し強くなろう。
さて、トレーニング再開だ。

OBA合宿

先週末は中止になったOBAイベントに参加。

中止になっても、主催者の好意で案内頂いたのです。

土曜日、前日の雨を見越しゆっくり目の出発。
現地にて片島さん達と合流。
岩場をフィールドに置く古いクライマーと会うと落ち着く。

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まずは旧水門エリアの大ハング。土に埋もれていた巨石は
見事に綺麗になっており、
地元のクライマーに愛されていることがわかった。

ちなみに今は奥岳山と呼ばれている、
一体どこやねん、と開拓者は自ら突っ込んでいた。

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この日も素晴らしいラインが一本完成。
一級(v6)らしい。
みんなもハイボールを果敢に攻めていた。ボブは高さよりもmoveの強度にやられていたが…。

その後クーチ谷でこうたきさん達と合流。
何故か前回来た時よりもコンディションの良い美しきハング、
昔愛した課題にみんな打ち込んでいた。
こういう光景を見ると嬉しくなる。

モチヴェーション枯れ気味の私も、片島さんのproject tryに触発されシューズを取りに戻り、少しだけ登った。
やっぱり楽しい。

結局日暮れまで登り、1日を終えた。
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夜は適当に温泉と飯を済ませ、片島さんの好意に甘え、片島さん宅にて飲み会に参加しそのまま宿泊。
酒が入っていたので何を話したか覚えていないが、誰もついてこれない昔話やローカル話しを永遠繰り広げみんなに申し訳なかったと反省。

翌朝、天気は快晴。まったりと準備をし、昼に来る雨を見越し30分早めに出発。

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自宅にこんな壁があるなんて羨ましすぎる。
そして何より素敵なコンセプトの間取りと建築物。
建築を勉強していた身として少し衝撃を受けた。
田代工務店、すげぇな。。。
片島さん一家には世話になりっぱなしで本当に感謝感謝。

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10時前にエリア到着。
雨雲レーダーでは10:30に降り出す予報。
ダッシュで、4級と火ぐるまを登り、片島さんが名前忘却した高難度を触り始めた頃、雨が降り出す。
30分程度粘ったが他の人達がズボ濡れになってきていたので撤収。

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まぁ、なんやかんや絶望的な予報のなかで、岩に触れただけでも良かったと思う。
〜大分のみなさん、雨の中お世話になりました。久々に会えた人も初めて会った人もあまり話せなかったけど参加できてよかったです。〜

だらだらと撤退。
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