「RockPath」カテゴリーアーカイブ

近郊の山奥にて vol.2

近郊で開拓が進むのは本当にありがたい。

10月前半は忙しい日が続いた。
隙間時間を見つけてローカルクライマーに案内いただく。

開拓がはじまってまだ間もないということで草や土の匂いが強い、嫌いじゃない。
ざっと下流まで岩を教えてもらい順に上がる。

蒐 v7初登

その途中、対岸に魅力的な丸い石があった。

川を渡り回り込んでみると、良い具合の高さにポケットが。
「奇跡か」
リップの先にも大穴が。成っていた。

憎丸 v5 Yuki初登

完璧な丸だ。


帰りがけ登った「アザミ v8 (初登)」も見た目の割に保持全快な感じがよかった。

やりたい岩もまだ在りまた近々。
ありがとうございました!

長崎出張【トレーニング講習開催】in ARクライミング

長崎(諫早) ARクライミング様にて
【クライミング上達法】講習でした!


「より実践的に」をテーマに。
故障なく、継続的にパフォーマンスを向上させていくために…

参加いただいた皆様、呼んでいただいた運営の方々、ありがとうございました。
振り返り用です!


今回は人数が予想以上に多かったので2グループに分けさせてもらいました。

Aグループ

❶ 日常から

今回は立ち姿やシューズを履いた状態での歩き方で気になったので、いきなり脱線。

馴染んだシューズを履いているはずなのに極端な姿勢になるならば、何が要因か考えてみてもよいかと思います!

実践としてつま先からどういうパフォーマンスになるか決まる部分もあるので、そんな話。

❷ 登りの癖

無限に存在する課題に挑む我々クライマー。
とはいえ身体の使い方には癖が出ます。特に体幹部。

どんな課題に於いても共通した最適解があるとしたら、それは重心位置と体軸(センター/中枢)の使い方。

❸距離出し

今回最もアンケートで多かったテーマ、でしたが❶❷に時間を使いすぎ触りしか出来ませんでした。。。次回もし機会をいただければ、このテーマのみに絞りやれたらと思います。

要点A. 溜めと動作を明瞭にして考える
要点B. 身体を預ける訓練。
要点C. 必要なフィジカルと筋トレ

本来はそれぞれに30分は必要な内容だったと思いますが、概要をうまく掴みトレーニングしてもらえたら幸いです。

Bグループ

テーマは一つ「保持力とは」

技術:悪いホールドを持った際、どう動くか
体力:悪いホールドで動くための身体作り

今回は短時間かつより実践的に進めたかったので、レンタルホールド持参でセット。課題自体も楽しんで進もらえているようでよかったです!


トレーニングやりはじめ何か疑問点がでてきたらメッセンジャーなり連絡お待ちしています!

また、今回は個別に最要点を見ることができなかったので、もしそういうものを希望される方はJoyでの「大人レッスン」をやっています!レッスンではなくとも、ちょっとしたことであれば店頭で実践もできると思いますので是非お待ちしておりますー

みなさまありがとうございました。

 

 

ブラッシング強化月間

『来たときよりも美しく』
ということで着くなりブラッシング。

いや違う、そんなんしたくない。
て、おおおいチョーク跡よ。

最近度々聞いていた竜体山や八面山全域で掃除されていないチョーク跡(先日の戸河内でも遠征組の話を。。)。

残されたティック、
フットホールドを露わにするためポンポンされた跡、
ポケットに積もったチョーク、
そんなものを目の当たりに。

ボランティアで来たわけではないので最低限の掃除の後、自分のクライミングとなりました。

ティックマークを見ればその課題のコアがわかってしまいます。過度に残されたチョークも同様。
常識の話、本当は大嫌いですがブラッシングは一応常識です。

(Joywallでも安全book無料配布中です。)


ーーー
二段(v9)が登れてもブラッシングをしらないというクライマーとの出会い、それはあくまで少数派だと思ってましたが…

実はそうでもないのかもしれないと。

ということで私は
ブラッシング強化月間を提唱しますー

八面山 三光 四段 10/11初登

降り頻る雨の中、岩にへばりつく人たち。
私は店番があり昼前に帰ったが、聞くと終日岩を登っていたらしい。


10月上旬
遠方の開拓者が遊びに来てくれた。半日だけ私も休みをとり岩で合流。

明らかなる雨、誰が空を見上げても…いや見上げるまでもなく雨だと言うだろう。
そんななか気にせず登る人たちにつられ私も岩にへばりつく。

本当に楽しい時間だった。


10月11日
余韻に浸りながら再訪。

セッションをきっかけにムーブができていたバリエーションを登る。

「北風と太陽 三段」のロースタート。
ロースタートながらオリジナルパートの強度が異常に高く、この課題がこのラインのメインになるのも何か違う気もしたので

あえて、北風と太陽のロースタートではなく「三光 四段」とした。

三光
…もちろんこの地の住所、三光村由来でもあるが
三光とは月、太陽、星のことらしい。

月に叢雲…、北風と太陽、右にもう一本projectがある。
是非とも欠けたもう一つを。

 

 

延岡出張ユースレッスン「コンペへと」

コンペ(競技)が増えてきました。
ということで今回のテーマは「コンペ」

ひむかサンライズプロジェクト

宮崎県下のマイナー競技、競技力向上をコンセプトとした活動です。

クライミングにはじめて挑戦したときの衝動、魅力、覚えてますか?

今はきっと達成感や自己の上達、競う楽しみも追加されていると思います。

・競う場、競技会へ

場慣れしている人、そうじゃない人、
競技常時上位の人、初参加の人

色々な人が集まる競技会

競技開始時点はみんなフェアだということ。
全国規模の大会であったとしても、一クライマーとして自信を持って積極的にそのゲームに挑んでほしいと思います。

・コンペというゲームの遊び方をしる。

ルールを把握したり、得点の取り方を覚えるには実践こそ。。ということで簡易的なゲームを。

もちろん選手を見守るサポーターの方も同様に。
ゲームを遊ぶにはルールの熟熟知が必要で。その後は、どうすればポイントがとれるのか試行錯誤できる機会を(細かくは略)

自分のしたいクライミングとクライミングを用いたゲームはまた別ものだと考え、ゲーム自体を楽しむ。

その先

コンペに追われる忙しい日々に…
順位、成績、完登数、到達点、

そういう数値、相対評価に着目しすぎて、自身の内容の振り返りが甘くなってしまったり、心のゆさぶりが大きくなり苦しくなるときも増えると思います。誰がよかった、こうすればよかった、そんな話も必然的に増えてしまいます。

如何なる状況下でもそっと自己に向き合える時間と精神的ゆとりを。

最初の話、内発的動機付け
【十よりかえるもとのその一】

クライミングの一分野に過ぎないコンペ
どハマりしすぎぬよう。
されどコンペ、うまく向き合えば楽しみがグッと増すはず。

関わらせてもらった身として、選手としての活躍はもちろんポジティブに向上していけますよう強く願っています!

そんな感じで。ありがとうございました。