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延岡出張ユースレッスン「コンペへと」

コンペ(競技)が増えてきました。
ということで今回のテーマは「コンペ」

ひむかサンライズプロジェクト

宮崎県下のマイナー競技、競技力向上をコンセプトとした活動です。

クライミングにはじめて挑戦したときの衝動、魅力、覚えてますか?

今はきっと達成感や自己の上達、競う楽しみも追加されていると思います。

・競う場、競技会へ

場慣れしている人、そうじゃない人、
競技常時上位の人、初参加の人

色々な人が集まる競技会

競技開始時点はみんなフェアだということ。
全国規模の大会であったとしても、一クライマーとして自信を持って積極的にそのゲームに挑んでほしいと思います。

・コンペというゲームの遊び方をしる。

ルールを把握したり、得点の取り方を覚えるには実践こそ。。ということで簡易的なゲームを。

もちろん選手を見守るサポーターの方も同様に。
ゲームを遊ぶにはルールの熟熟知が必要で。その後は、どうすればポイントがとれるのか試行錯誤できる機会を(細かくは略)

自分のしたいクライミングとクライミングを用いたゲームはまた別ものだと考え、ゲーム自体を楽しむ。

その先

コンペに追われる忙しい日々に…
順位、成績、完登数、到達点、

そういう数値、相対評価に着目しすぎて、自身の内容の振り返りが甘くなってしまったり、心のゆさぶりが大きくなり苦しくなるときも増えると思います。誰がよかった、こうすればよかった、そんな話も必然的に増えてしまいます。

如何なる状況下でもそっと自己に向き合える時間と精神的ゆとりを。

最初の話、内発的動機付け
【十よりかえるもとのその一】

クライミングの一分野に過ぎないコンペ
どハマりしすぎぬよう。
されどコンペ、うまく向き合えば楽しみがグッと増すはず。

関わらせてもらった身として、選手としての活躍はもちろんポジティブに向上していけますよう強く願っています!

そんな感じで。ありがとうございました。

 

故きを温ねる

故きを温ねる、
その先は今日も未知のまま。

綺麗な岩塔の下部、打たれて数十年は経っているであろう4本のリングボルト。その先のブランクセクション。

10月27日

3年9ヶ月ぶりの対峙。
少しだけ見えた。
今季、時間とパートナーが確保できればしっかり向き合いたい。

ボルダリングとリードクライミング。
これらはジャンルの違いではなく、岩を登る手段の名称の違いであって、世間のイメージほど隔たりはないと思う。

格好良い岩があればどう登るか考える。
けれどただただロープが重いつらい。

 

【出張】長崎(大村)キッズコンペ

10月22日は長崎県大村市の施設
モノクライミングスタジオ大村店にて
キッズコンペでした!


実はこの前月、

「ホームのキッズはもちろん、長崎キッズの刺激になるようなイベントがしたい。協力お願いします。」

と店長自らjoyまで訪れ依頼をいただきました。

この熱量に応えたいと思い、

前日にセッターとして、当日は(突発)運営スタッフとして参加。


カテゴリは
U-8/U-10/U-12/アドバンスの4つ。

それぞれ10課題アテンプト/ゾーンありのセッション式


いざ蓋を開けてみると県外の強豪ユースも参加があり、
結果的に良い外部刺激も得られたように思います。

私ができるのは、準備までで…
あとは選手たちが自らの可能性に挑戦し場を作ること。

挑戦という意味で、私らが冒険をせねば可能性も膨らまない。
(リザルトを綺麗に出すだけなら簡単ですが)
深夜まで一丸となり攻めて準備をすることができたと思います。


冒険的なセットとなった各カテゴリ高難易度課題、
その挑戦の様子、

それぞれの課題の完登時の熱量、
究極に攻めた決勝全ての課題に向き合う子どもたちの熱量。
(決勝前、選手のレベルの高さにさらに攻める。それすら本気で勝負してくる選手ら)

私も感動をわけてもらいました。


30本弱の課題はしばらく残るようですのでおさらいや登り返しにぜひ活用頂けたらと思います。
ご依頼ありがとうございました。
皆様の更なる進展を!!!


【追伸、私感】

ふわふしていたあの変な学生が今やどこぞのジムの店長。

岩のことしか考えていないと思っていたけど
将来の可能性を誠実に見据え、まさか私に仕事の依頼をくれるようになるとは。

一緒に仕事ができてちょっと想うものがありました。
このまま健やかに成熟していけることを。

 

 

 

【反復の初歩】フラッギングから姿勢を考える。

比較的使用場面の多い「支点が右手右足、左手左足で逆足を流す」フラッギング。

その形から有効な姿勢を考える。

反復の初歩

動作前のポジション

じゃがんだ状態(重心を沈めた状態)。もし次のホールドが近くにあればこの状態のまま解決しても良いが狙い先は左上

動作時のポジション

しゃがんだまま距離を出そうとすると下半身の内ツイストになり背筋と矛盾する。

重心は上がりきらず、また背筋も通らないためホールドまで届いたとしても反動はでかい。

中腰で真っ直ぐポジション

中腰でポジションをキープできない場合、動きをつくるほかなくなる。ではその際の運動軌跡例

基本は真っ直ぐ屈伸を目指したいが、目的は「下半身で体を持ち上げ背筋を通すこと」なので終わりの状態がそこにあれば溜めと動作はツイストも有効。ただツイストは勢いがつき過ぎ必要以上に身体を放射しまうリスクもあるのでコントロールに慣れが必要。

以上

動作前の状態から動きはつくられるので

動作前のポジションを整える過程を見直してみよう、

という話でした。おわり

ポータラカまで

夏の日、河原に見覚えのない岩が見えた。

崩壊後に出現した岩群。
その岩自体は大したことなかったが対岸に良さげなハングが。

確認したかったがアプローチ険しくその日は一旦撤収。


夏の続きに再訪し、目当てのハングに素敵なラインができた。

「黒い薔薇 v9(二段)」

ハングは登れたわけだが、実は隠れていた側面こそ正面且つメイン。
外傾したカチが続き、夏の気候では厳しかった。

9月、カチを握り込めそうな気候。ということでいざ。

警戒していたガチャカチは保持でき、ざっと動きは作ったものの手数多く永遠とカチが続く。
指先に滑りを感じいたら繋げてくるのは厳しい。

朝一勝負をかけるか、夕方陽が落ちてから勝負か?


9月12日

早朝、家を出た瞬間から暑い。
岩に着くと照り返しでさらに暑い。
「やれるのか。。。?」

10時開始。

すぐに良いトライができ数度核心突破。しかしその後のカチに弾かれ続けた。
指先がズレ我慢しきれずポジションが甘くなる。


岩に陽が刺しはじめ、夕方までダメかと思ったが…
何とか登り切ることができた。

ポータラカ v12/四段fa


陽が真上に昇ってからはあまりの暑さに活動休止。昼寝を決める。

夕方から活動再開、コウタロウもいくつか整備初登していた。
中でもU.T.Bは良い課題だと思う。

もう少しだけ在るので良い時期に。