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矢部川(大淵)トポ

先日登った矢部川大淵のトポをアップします。

岩にたどり着くまでのハードルが高めですが、メインのハングはなかなか良いと思います。

課題本数は約20本。(わかりにくいバリエーションは略しています。)

メインはv3(3級)〜v4(2級)ですが、このグレード帯にあまりおすすめのラインがありません。

むしろv7(初段)は一本だけですが、その「八女津媛」はこれだけのために来る価値があるように思います。(近郊の方であれば)

ちなみに半日でバタバタまとめたため整合性が怪しく、もし行かれた方は、何かのついででも感想など聞かせてもらえたら嬉しいです。世間話でも、私ら開拓者にとってはほんのり癒しになったりします。

グレードは一旦暫定です、再登者とともにかためていきたいと思います。

いろいろ細かいことを略していますが、察してもらえたら助かります。自己責任といえどランディングがやや悪いので用心を。

ではご安全に楽しんでもらえたら幸いです。

(動画)

 

3/11 矢部川大淵①(八女津媛)

3月11日

山口での疲労も少しは癒えたものの、指かわは変わらずズタズタ。一旦回復させておきたかったので、今取り組んでいるprojectはやめ、河原のボルダーへ行くことに。

目指すは矢部川上流域のボルダー群。

前は、道路から無理やり河原へ下降したが今回はちゃんと道らしいものを辿り岩まで行った。

国道から河原へ降り、200mほど歩く。

まずは顕著な弱点であるカンテと、そのついでにその界隈の岩をまとめて登った。

カンテと左のフレークの間を登るラインが悪かった。途中、どっちかに逃げたくなるのを我慢しながら直登。悪いが面白くはない。とりあえず「超絶限定 v6(1級)」とした。

アップも終わったところで川面のハング。

左のラインはかなり良かった。

八女津媛 v7(初段)

最上部のリップランジはかなり痺れることだろう。福岡のなかでは最も素晴らしい初段だと思う。

右はえぐいカチを繋ぐライン。projectになる気がしていたけど、思ったより上手くいった。

百花繚乱 v9(二段)

顕著なラインでmoveも痺れるが、ホールドがかなりえぐく、こちらはやる人を選びそうな気がする。もしかしたらv10(三段)かもしれない。

ついでにトラバースもやった。何だかよくわからないけど上手くいき「散る心 v10(三段)」とした。こちらはバタバタ登ったので百花繚乱の逆で、もしかしたらv9(二段)くらいかもしれない。

締めに対岸の岩を片っ端から登る。

矢部川ジャンプ

八女津媛とともにこの課題はぜひやってほしい。やさしい割にダイナミックなリップどりが心地よい。

すこしだけ時間オーバーしてしまったのであわてて片付けをし、河原をダッシュ。撤収。

バタバタ全課題確認したので整合性は怪しいですが一応はトポもまとめました。先に確認してもらえるのであればプロト版配布しようと思います。

山口出張「Laboと岩」

今週頭は私じっぺ(田嶋)、山口出張でした。

3月8日

山口のボルダリングジムLaboの全面ホールド(コース)チェンジ!

お招きありがとうございます!

今回は 久留米絣のクライミングブランド「じゃらし工房」のサポート高校生クライマー オオセドヒナタを連れて。

翌日の夜のお披露目イベントの動画を、オーナーのてるてる坊主さんがアップしています!

若干(?)の暴走もあったようですが楽しんでもらえているようで安心しました。

相当な本数があると思うので、遠征1日ではやりきれないと思いますがぜひぜひ全ての課題を楽しんでもらえたら?

ヒナタも一日とても頑張って作業していました!お疲れ様でした。

3月9日

セット翌日は念願叶い、YouTube で見ていた岩に案内いただきました!

なのに。。。

高難度のセットで すでに体力はなく、指かわもピンク色、しかも予想外の二日酔いという、、、

スタート時から終わった状態。。。でもでもやはり岩を前にするとテンションマックス

夕方にはもはや何も残っていませんでした(二日酔いは覚めましたが)

1日を振り返り、岩の上に立った記憶なんて全くなく、岩の下でグダグダしてた記憶ばかり。

この感覚がいつも見てるてるてる坊主チャンネルぽく、何とも楽しい一日でした。

最高すぎる2日間、しばらく余韻に浸って生活できそうです。マダニに愛された男、T坊さんありがとうございました!

 

3月4日②日向神 新旧 (2021/1987)1級/初段

九州屈指の大岩壁を誇る日向神。実はボルダーエリアもある。

1990年代の九州の限界値を引き上げた新原さんと木本さん。その二人が残した二つの課題。共に1級/初段。

30数年前(1987年)に木本さんに初登されたバットフレーク

かたや2021年1月に新原さんに初登された火の鳥

30年前にこの次元のクライミングがなされたことも凄いと思うし、1990年代から今に渡り、課題を残してきているのも凄い。どちらも凄さの質が違う。

課題の内容自体も実に対象的だ。

バッドフレーク(1987)

すっぱりときれた壁のど真ん中を登る感覚が爽快。

火の鳥(2021)

シットスタートから厳しい3手を通しきるゲーム感が今風。

面白さの質が違う2本の課題。

 

3月4日

TKTのproject完成を見届けたあと、ボルダーをやることに。14時過ぎ、日向神キャンプサイドボルダーへ向かった。

駐車スペースの手前の橋で工事していたので愛のエリアのスペースに車をとめ、シューズとチョークバックだけもって歩く。

なんだかノーマットの議論が今話題になっているけど、別に私自身に主張がありやったわけではない。荷物がふえるのがめんどくさいだけだ。

入口にトポが置いてあった。ありがたい。

色々課題があったが、「火の鳥(1級/初段)」が今風で特に面白かった。

もう少しだけ時間があったので、久々にクラシックである「バッドフレーク」をすることに。

道端ボルダーまで車で移動。

最近誰かやったのか、リップ付近が掃除されていた。感謝。やってない人は今がチャンスだと思う。

下降路は、左のスロープから木をつたって降りれる。

たまに上のポケットを保持して満足して飛び降りる人もいるようだけど、最後の2moveが実に面白いし難易度にも影響しているので、やらないのは勿体ないと思う。

また、バッドフレークという課題を登ったというにはトップアウトは必須だろう。

 

16時前、雨が降りはじめた。

目当ての壁は触れなかったけれども、何やかんや充実した1日となった。

R&S027 杉野さんのOBG取材時。実は私もいた。

車の上に白水さんと杉野さんとながともさん。後ろに私と北山さん。

 

3/4①天戸岩 (tkt,project初登)

3月4日 雨も上がり、辛うじて岩も乾いていそう。ということで日向神の谷を上がる。

目的は先月出来た「天戸岩の鬼」の直登。TKTも最上部の岩塔のprojectをやる。

まずは天戸岩の鬼……完全に濡れていた。あまり光が入らないので何となくそんな気はしていた。

駄目もとA0で上まで上がってみるも、キーホールド全てがベチャベチャ。これは駄目だ。。。とりあえずロープを残し、TKTのprojectのビレイをしに最上部まで上がる。

谷を上がること10分、ここは乾いていた。

昼前、TKTの1トライ目。要所要所で行き詰まる。今日は厳しそうに見えた。

少し休んで、昼過ぎにTKTの2トライ目。20mの岩塔を落ちることなく登りきった。

1トライ目の動きの硬さからは想像できない良いクライミングだった。

完成おめでとう!本当によかった、良いクライミングでした!

ルート名はまだない。5.12aあたりだろうか?

無事決着がついたところで天戸岩の鬼まで降りる。やはり状態は変わらず。仕方なくヌンチャクを回収し山を降りた。

時刻は14時過ぎ。登り足りなかったのでボルダーエリアに行くことに。