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9/14 岩(ヨダカを歩く)

10時、待ち合わせ場所に到着。

7月に話を聞いて以来、ずっと行きたかった場所。9月も既に第2週。ようやく案内いただくkさん達と私の休み、そして晴天のタイミングが噛み合った。

森を歩く。快適すぎる、この道が雲ならばいつも歩く道は泥だ。。。

雲泥の差…泥も嫌いじゃないけれど

岩の前に着いた。綺麗な森に置かれた白い岩。

周りは苔深く植生も激しい…その濃い緑の中から岩を表に出すには相当な時間と労力を費やしたことだろう。

快適な環境といくつかの課題。

どの課題も顕著な弱点をついたラインで面白かった。

開拓中の登攀と違い登りに集中できる。しかもティックマーク跡も存在しない、リアルオンサイトが快適に狙える環境に感動した。

苔や蔦、泥や倒木を気にせず、やりたいラインを森を歩くようにトライできる。

同行したタックも、すでに引かれた素晴らしいラインや自分のやりたいmoveにこだわり、色々やっていた。

私もいくつか初登させてもらった。

早期公開、という目標のもとで。となるとグレードもいつものように暫定的(悪くいえば適当)じゃいけないので 記載はやめたいと思う。また、どのラインを公開するかも決めねばならないので、深く書くのは避ける。

とはいえ写真や日記は、変化を確認したり思い出すのに使ったりと、後々案外役に立つので最低限を。

9月14日 鎮座/Evil Hawk/コグマザ 初登

岩の掃除を手伝う気で訪れたのに…結果的に一日登り尽くしてしまった。。。次こそは少しでも戦力になりたいと。。。

(最高な1日をありがとうございました。タックも運転ありがとう、帰り爆睡してごめんなさい)

9/9夜 岩(湿度と好夜)

岩に行けない日が続いた。

最悪、閉店後数時間でも岩に触れればと、タイミングを狙っていたがとにかく晴れない。

天気予報を睨み続け、ようやく晴れを見つけた。

9/10(木)晴れ

待ちきれなかった。9月9日 23時 閉店後、岩に直行。夜の方が気温も低くていいだろうと簡単に考えていたが、雨の続いた河原はそう甘くなかった。

湿度高い状況下ではやはりv3が良かった。

渓谷は湿気たまり、更には結露も酷かった。

初めて触ったどの岩も、ポジティブなホールドの割にシュルッと抜ける感覚があり、思うようにムーブを起こせなかった。

触ったラインのほとんどで敗退。

それでも良い夜だったと言える。

深い闇の中で見える遠くの街灯、星明かりだけで十分明るい遠くの空、そんなに大きくない割にハードな動きを要求してくる岩。

岩の状態を除けば、集中するには十分な環境が整っていた。…気付けば随分と時間が過ぎたようで、明るくなりはじめた山際に霧が吹き上がる。

となると朝はすぐに来る。工事車両が入ってくれば車まで戻ることができなくなる。撤収を決めた。

思うようには登れなかったけど幸せな時間を過ごすことができた。これで1週間がんばれそうだ、と。

久留米絣(粉袋) 注文分着

先々週末、久留米絣の生地をJoy店頭に展示!

その際に作成依頼いただいた分が出来上がってきました。

久留米絣 あずま袋

見入ってしまう美しさ…どれも私が欲しくなる。。。

久留米絣

筑後地方(福岡県南部)に伝わる綿織物
元々、着物として親しまれてきた久留米絣

柄(設計図)つくり、緯糸と経糸の括り、柄を出すため其々を染色、染めた糸束の仕分け、織り、など約30の精巧な技術の先に、一枚の織物が出来上がります。

"人と風土が織りなす庶民の芸術"

と言われるように、複雑で繊細な柄ながら素朴さが魅力

久留米絣の面白い動画があります。

KurumeKasari story お伝さん 〜久留米かすり物語

リンク(地場産くるめ)

時間があるときでもぜひクリックを!

久留米かすり 粉袋 来週あたりフリー在庫追加したいと思います。

玖珠川再開した日

玖珠川に身を置き落胆した日、一応の希望も見た。

実際にどうなのか、変化し現れた岩をはじめて登ったのは8月6日。ひたすら災害のなれ果てを上書きするように我武者羅に登った。

いつも以上に登ったように思う。

ルーフ感が面白い。「ジェミニ2.0」
「クレセント2.0」
「クシャナ」

暑さにやられ朦朧としながら想う。またいつの日かこの地全域の公開を…。

8/31岩(聖玻璃

8月31日

昼過ぎ、豪雨後まだ見ていなかった岩をチラチラと偵察。

10年近く前見た巨石。当時は不可能だと思ったが今見るとまた違うのではないかと…

岩の前に立つ。不可能だと思った。


14時過ぎ、ヒスイのハングへ。掃除から。


15時、下の畑で作業をしていたおじいさんがあがってくるのが見えた。私も林道まで下る。

「今日はなんぼか涼しいけんいいの〜」

と一言いただき、私は再び岩に戻った。先日、栗崎が登った 聖玻璃 をやる。

かなり素晴らしい課題だと思う。

実はこのライン、初手がかなり悪い。その一手を巡り仲間たちは話し合った。

  • 課題の流れを考えると、初手があることにより全てが完璧な課題ではなくなる
  • 岩の付根に明瞭なホールドがあり、ライン自体は合理的

公開を見越してライン設定をしたとき、一手上からのスタートが大衆受けするように思う。ただ、今のラインは、岩登りとしては合理的。

岩を登る道筋に、何を望むか。

今後もしかしたらラインどりの変更はあるかもしれない。


素晴らしき一本、聖玻璃 (v7〜8)。

実はこの課題ができるまでもこの岩に着手した二人は苦戦を強いられた。何故なら、ホールドがかなり脆く激しく変化する。

どういうスタイルで登るか、二人とも色々葛藤したようだ。

先週末、二人一緒にエリア入りし、完登という体験を共有できたようだ。もちろんこの完登自体とても素晴らしいこと。

その上で、この地でどのような開拓を進めていくか。理想とは何か。そんな想いを深く共有できたんじゃないかと思う。

時間をともに過ごせずとも、

同じ方向を見ていれば、同じ方向を見ていることを其々が感じれたら、

きっと素敵体験は増大していくように思う。


スーパー脱線した。

素晴らしきライン 聖玻璃を登ったあと、やはり直登が気になる。

聖玻璃のガバフレークの横、ハング中央にとても悪いポケットやカチが存在し、とてもとても魅了的。

弱点を美しくついた聖玻璃の横で、弱点を辿らず悪いホールドを繋いで登る行為はとてもチンケだ。

そんなこと頭ではわかっているが、誘惑に勝てず…

横のガバフレークを無視するようにトライ開始。

ホールドは悪く、内容としては良い感じだった。

17時すぎ、ポケットにねじ込んだ指から流血。トライ不能に。……まさかの敗退。

1日で登りきって、さらっと流せればよかったのに、この美しくはないラインをまたやらねばならないじゃないか。。。私は何をやっているのだ。。。

1日の終わりは微妙な感じとなりました。撤収。