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腰付チョークバック「CB」

久留米かすり
その生地の美しさや性質に惚れ込んだのは昨年末。

じゃらし工房に依頼し粉袋ができたのが今年2月。

いつかは腰付チョークバックもつくりたいと思っていました。粉袋の現在,通算生産依頼数は約50、私なりに少し気持ちが落ち着いてきたので、これはもう着工時期かと……。

何気に形はあらかた決まっていました。そこでまずは紙で形作り、チェック後、布で依頼。いきなり良い線に辿り着き、いくつかの改良を経てプロトタイプ版が完成。

偶然だけど久留米かすり特有の手触りと心地よさ、柔らかさがここでもまた引き立ったように思います。

手が入りやすく
チョークアップしやすく

中の素材はチョークの劣化をなるべく抑えるため、ナイロン系の素材を。さらに、手がパンプし苦しく、チョークボールを握る余裕がないときにバック背面を叩いて済ますことを想定し、ひとつパーツを増やしました。

詳しくは書かないけど良い感じに仕上がっているように思います。

プロトタイプ完成。

入口が硬いタイプと柔らかいタイプを。
手入れを考えると更に剛性がほしい気がする。

とはいえ……逆に
この柔らかさはむしろかなりコンパクトになる、そして何より手触りが好き、久留米かすりの特性が引き立つのはこちらのバージョンではないかと……いうことでソフトタイプCBは一旦の完成形だと思っています。

こちらは今後いくつかパーツを変更し製品版へ。

剛性のあるバージョンは、構想を一気に変更しまたチャレンジしたいと思っています。

また今回のCBは通常メーカーのMサイズのもので手長(手首から指の先端までの長さ)17〜20cmあたりが心地よく感じるサイズです。今後SとLも考えています。今現在は特注にて作成依頼を受付ています。

★★★

現在(6月3日)Joywall baseにてひとつだけ在庫あり
興味を持っていただけたらぜひ♪
私の考える機能性以上に、久留米かすりの魅力は実際手に取ってもらえたら確実に伝染する!と思います。

Joywall base

ラス1CBはもちろん、腰付チョークバックにぴったりなブラシや、オリジナリティ豊かな腰紐を近々アップしたいと思います。

もちろん粉袋も!

草原にて

緊急事態宣言該当期間、私なりにかなり気を使って行動したつもり。
covid19という存在が私自身よくわかっていない、だから余計なことはしないでおこうという気持ちから…。

きっとみんなも同じだろう。
なのになぜこうも「何が正義何が不正」を決めたがるのだろう?と。

/////
期間が明けた次の週の話。
北九州の開拓者、武下さんと岩へ。

(武下さんの紹介は過去どこかの記事でもてもらえたら)

草原のエリアを案内してもらった。すでにクリーンなエリアではあるものの、今現在このエリアを楽しんでいる人らを配慮し、情報は日記程度の内容に留めたいと思う。

詳しくはここを知る人らへ尋ねてほしい。

周辺には10代の頃何度か来たことがあったものの、ここで登るのははじめてだ。写真で見たその岩が素晴らしい環境下にあることはわかっていたけど、想像以上に壮大な地形で少し感動した。

街からすぐ近くにこんな場所があるとは……。

いくつかの枝村クラシックを登り、ローカルが遊んでいる岩を教えてもらう。

日差しがとても強く、夕方若干体調を崩す。回復に1日かかったものの、心地良い余韻はしばらく残っていた。気が滅入ったとき訪れれば、一気に吹っ飛びそうなロケーション。またいつの日か。

「武下さん、ありがとうございました!」

ツクシカルマ/身喰らう蛇

岩の上に栗崎が居た。

着いたのは正午前。
綺麗な花崗岩、すでにトライできる状態まで掃除されていた。
そもそもどこからこんな岩を持ってきたんだというレベルで発見してくる栗崎に感心した。

二人でトライ。

出だしはクラックに地ジャン。そこから数手も十分悪い。さらに一番の問題はリップから先。
傾斜が一気に落ちるので乗っ越しづらい。

たるいリップで行き詰まる。ここで栗崎は時間切れ。私はトライを続けた。

ダイク中の蛇の頭の形をした部分、その鼻がカチになっている。そこを一気に狙おうとしていたが厳しく…。
苦しまみれに口の部分に一手をだす。すると僅かに掛かることがわかった。

何てよくできた形状なんだ!
何てよくできた道筋なんだ!

少しだけ感動。
次の便で登ることができた。

ツクシカルマ
グレードはよくわからない、そのうち誰か登るでしょう。そのときに。

時間があったので右のクラックの付け根から繋げる。

身喰らう蛇 グレードはよくわからない
思ったよりも色々うまくいき、一発で登ることができた。

道筋としては、クラックの途中からわざわざ難しい方(ツクシカルマ)に抜ける形になるのでツクシカルマの方が素晴らしいと思う。

まだ登りたいラインはあるけど、良い頃合いなので撤収。

ぺ講座「動作分類(後編)」

Joywallも通常営業再開!

みなさまもいい距離感でクライミングを楽しんでもらってとても嬉しいです(*´꒳`*)
週末もご来店お待ちしております。

★★★★★

今日は
ぺ講座4-後編 「動作分類(円、直、点)」アップです!

反動の話は前回の動画をチェックいただけたら。
今回はホールドをキャッチした時の反動をどう考えるかがテーマです。

そこで!
重心の軌跡から見たときの動きの分類です。

日本人の重心は(平均的に)おへそのやや下奥あたりにあると言われています。その移り行きかた見てみます。


重心軌跡:円の動き


重心軌跡:直線の動き(運動軌跡(パターン)捻る/半身)

重心軌跡:点

それぞれの特徴

補足
今回の話は、保持し続けるホールドの直下を起点とし動きをつくる話でした。それ以外もあることを紹介。

こんなところで!
では時間がある方はご覧いただければと〜

CB(腰付型チョークバック)プロトテスター

久留米かすりの生地を使ったチョークバック
製品名 「粉袋」

生地の感触をふんだんに楽しんでもらえるように。そんなコンセプトで、じゃらし工房からうまれました。
私田嶋(ぺ)も関わらせてもらっています。

そんなじゃらし工房から次の作品を。

そう、腰付チョークバックです。ボルダリングチョークバックと違い、機能性が登攀にもろに影響します。
ということでかなり慎重に…。

私も連日真面目に長ものをしチョークアップの確認。

ただ。。。
当時真剣にリードしていたころより…はるかにチョークがいい!!!
チョークアップ、あまりしなくていいじゃん。。。

と、そんな結論になってしまっては本末転倒なのでパンプさせまくって、指に熱を持った状態でのトライを。
正直普通のトレーニングよりきついんですけど_φ( ̄ー ̄ )

★★★★★
いやいや…
本題に戻し、
やはり私もハイボールをやるときに腰付チョークバックは使うので妥協できません。
岩の上部でチョークアップ失敗してパニックになりたくないので。。。

いくつかの段階を経て、表に出せるまでに仕上がったと思います。
(今回はあくまで経緯とコンセプトの話で、性能の話は恥ずかしいのでしません(*´꒳`*))

↑プロト2つ前段階

そこで
「臨時テスター募集」

プロトタイプをいくつか準備しております。なにとぞお力添えいただけたら幸いです。

★1 臨時テスター:本作品プロトタイプのみ無償提供 残1名ーー
使い込んだあと、アンケートにお答えください。それだけです。

(理想的な対象)
リードをやり込んだ人 or ハイボールで腰チョ使う人 or じゃらし工房を愛してくれる人

joywall@tsm.bbiq.jp / Instagramじゃらし工房メッセージ
もしくは 田嶋(ぺ)まで

★2 プロトタイプ価格での販売 残 作品数ーーーーーーーーー
使い込んだあと簡易アンケートに任意でお応えいただければ

(対象未設定)
登攀能力、経験も問いません。デザイン性に気に入った方、いいなと少しでも思ってくれた方が使ってくれたらとても嬉しいです(*´꒳`*)その上で感想いただければ最高です♪

オンラインショップ購入 /Joy店頭購入 /じゃらし工房まで
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そんな感じでいこうと思います。
KB(久留米かすり腰付チョークバック) プロトタイプの作品は近日中にアップしたいと思います?

ではお楽しみに!