九州最大の草コンペ「めじろんカップ」
年々規模が大きくなり準備は熾烈を極める。あまりの険しさに名ばかりながらチーフとして、セッターとして関わるにも来年が最後だろうと感じていた去年。
[ めじろん7からめじろん8へ ]
最高潮に盛り上がった反面、反省点も多かった去年。
改善すべく1年かけてジュリやソーヤを筆頭に大分チームが準備をしていたのを知っていた。草コンペならではの盛り上がりや楽しさを準備したり巷に浸透するようsnsでの発信を見ていた。
めじろん8の前月にはフォーマットも送られてきて気になっていた点は解消されたように思えた。
私の出番ももうないなと感じ、私自身のスケジュールもカツカツだし行けない故を伝えた。
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11月になりまさかの「 めじろん8 」日程変更。
行けるようになってしまった。準備という死闘に耐えれるのか?心配になったが受ける以上は全力でやる。
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めじろんカップ は私が知りうるなかで最高の草コンペだ。
それをつくるにはなにが大事なのか?
反省点を潰す、はたしてそれは大事なことなのか?
「そつなく仕事をこなす」という守りが生むのは予定調和。私は予定調和が大嫌いだ。
今年は0の精神で、手伝ってくれるスタッフと一緒に”今回の”参加者を想い準備したいという私の気持ちを共有し準備に臨んだ。
一宮やソーヤはもちろんの事、九州の若手セッターといえば必ず名前の上がる旬なヒビキ。一年がきっとみんなを育てている。
流行や競技性や運営性、そういうしがらみに捉われず、純粋に1年を出せるセットをしてほしいと願い、課題のテイストには一切発言しないでいようと決めた今年。
途中、キーホルダーのクマが壁につくという恐ろしい出来事やコーディネーションが一本もないという事態など想像を超えてくることがたくさん起きた。準備の2日とも日を跨ぎ体力も底をついていた。こりゃ来年はもう無理だなんて思いながらなんとか当日を迎えた。
[ 有終の美 ]
12月15日 /めじろん8
眠すぎてもう記憶にあまりない。
頭が働かなすぎてあまりみんなと話が出来なかった。きっとコミュニケーションは不十分だっただろう。だけどそういうのは関係なく会場は盛り上がった。
18時、全てが終わる。
細かい反省点はあったが考えうる最高の草コンペが行えたと思う。私たちセッターがいて大切なスタッフたちがいて、でもそれだけではイベントは作れず、最高に楽しんでくれる参加者がいて最高の草コンペが出来上がる。
最高と思えた草コンペに、最高の運営チームの一員として最大限尽力し関われたことに
心の底から感謝したい。
皆さんありがとうございました。
課題は復旧に残ったスタッフ陣の力もあり全て残るようだ。是非とも日本のどのジムにもないめじろんのために用意された課題群を体験してほしい。
めじろん8、おわり。
こいろ店番ありがと