「仕事旅」カテゴリーアーカイブ

出張「ジャッカロープセット」

4月22日、
熊本のボルダリングジム「ジャッカロープ」にてセットのお仕事。

私の依頼は2面のまぶし壁セット。9時に現地へ。環境とホールドの特徴を考えると出来る限りラインでセットし、残ったホールドを最適な位置にまぶすのが最良だと判断し作業開始。

依頼はまぶし壁のセットであったため、出来る限り希望に添えるよう尽力。
自己最速ペースに近い25本の課題が仕上がった。ソロではあるが全課題試登もできたので出来自体は満足だ。

一本一本入魂した。課題を使われる方に一本でも心うつものがあればいいなと…。

帰り、クライミング人生第2の故郷に寄る。閉店時間には間に合わなかったが、少しだけ休憩。かつて私の居場所はここにあった。

出張先にて、登れぬ岩

遠方、それも出張先に挑戦したい岩があるなんて…
最高すぎる。
(この機会に毎度感謝)


4月15日
福山のジム「ココペリ」での仕事の前日、道中とある岩へ。2年前、紹介してもらった際は全く勝負にならなかった。それでもその岩は魅力的で、どことなく頭の片隅に残っていた。

駐車場に着くと、一帯は水気を帯びていた。直近雨が降ったのだろう。迷いはない。40分のアプローチを歩く。

その岩は変わらず魅力的だった。

岩からは水が滴っていた。休憩がてらしばらく待ったがいきなり状態が良くなることはなさそうだった。とりあえずやる。過去苦戦していた2手は安定してこなせるようになっていた。次の一手に随分時間はかかったが何とか成功。

これでようやくリップ前の核心であろうポイントに突入することが出来た。

次の一手はとても悪いのであろう、夕方まで待てばもう少しコンディションも良くなるかもしれない。
ただ、私は山を降りることにした。

勝負にならなかった過去、ようやく勝負になるかもしれない今、万全だとしても勝機はどうか。未来に期待して敗退。


その後アプローチ中に在る二段や、やさしめの岩を登り車へ戻った。

福山出張「広島ユースレッスンとセット」

4月16〜18日
広島県福山にあるボルダリングジム「ココペリ」にてお仕事。

ルートセットでのお呼ばれは2年前からで半年に一度ペース、さらに昨年秋からは広島県のユースたちのレッスンも開始。
毎回刺激的で、私にとって本当に有難い仕事の一つ。

初日は広島で活躍するユースたちのレッスン。
前回は「自身のクライミングの自己評価の仕方」をやったので、今回は自身のクライミングとどう向き合ってきたかチェック。
事前アンケートで今の思考を確認、私もそれぞれの能力の判断材料が欲しかったので課題を準備しそれらをどう取り組むかチェック。

県代表男子クラスともなると準備も必死。

夕方から21時あたりまでレッスン。

福山女子たちは、もはやほぼ個性データが揃っていたので進捗状況確認。2人とも良い感じで進展はしていたものの傾向変わらず。より一層深みにはまる事を願い…。
男子たちはそれぞれに課題があり、ほぼミーディングで終わった。具体案の提供までは入れなかったが、根本は自身出来る範囲で伝えれたと思うので、化学反応を期待して。面白い選手揃いで今後楽しみである。

2日目、3日目は西のレジェンド稲垣氏とコロシヤ、ココペリ軍団でセット。

ラインセットで91本!
8級から三段まで…

いつも思うが相変わらず課題数がやばい。。
いつか普通に登りに行きたいと思う。

といったところで、刺激的な三日間であった。
広島、福山の方々に深く感謝。

佐賀ユース用トレーニングセット「長もの」

1月は案の定時間がつくれず…何とか時間を作ることができた2月4日。

前々から依頼を受けていた佐賀ユース用トレーニングセット、
場所は佐賀県多久高校のクライミングウォール。

夕方からはユース達も合流し調整。

依頼内容はボルダリングルームにて長ものを。

生徒らにかかる負荷をコントロールすべく、内容はどうしても足限にしたい。
かつ省スペースで手数を稼ぐには…
一昨年つくった「ジャンクションにて4点支持でテープ切り替え」システムがやはりしっくりくる。

今のところユースB以上の長ものを作るうえでこれ以上の仕組みは思いつかない。

打ち合わせ通り今回から実施したこと…今回は生徒らには公表していないが、対象となる生徒ら其々に気持ち良い負荷が入るよう想定リーチ別2本を同グレードで。狙った負荷を入れるには、体格別に分類できると色々良い気がする(あくまでトレーニングにおいてでは)。

どうな変化があるか…楽しみだ。

大分出張「めじろんカップ」

12月7日から、非常にタイミングの良い大分出張。
依頼内容は大分年1のビッグイベント「めじろんカップ」のセット。

父の手術の翌週だったので実家から通う事に。

場所は山本ジュリが新しく建ちあげるジム”sunny side”
イベント2日前からセット、
今回初めて大分出身の若手2人(一宮大介、島田ソーヤ)と一緒に仕事をしたわけだが若い力と行動力は偉大で、かなり楽をさせてもらった。

イベント当日、古くからの教え子が選手宣誓。
しっかりした中学生だ。
当時の私を反省したい。

10時、いよいよ競技開始。
気付けば私も混ざり…

気付けば、教え子とガチセッション。。

私は一体何をしに来たんだろう?
…と、決勝前はちゃんと仕事を!

夕方、イベントも無事終わり一安心。

地元が盛り上がるとやはり嬉しい。
昔から付き合いのある人らの元気そうな姿を見れて良かったし、また新たな出会いもあった。セッションやジャッジに混ざり選手やスタッフと色んな心境を共感できたことも大いな収穫。

県内外、参加してくれた方や運営スタッフに感謝。そして呼んでいただいたジュリに感謝。
大分も熱いクライミング施設がいくつかあるが、それらと並びつつオリジナリティを醸し出す施設に育つ上がる事を予感させられた。突き進んでほしい。

夜、タチの悪い大分の岩場クライマーに絡まれぬようひっそりと過ごす予定がどうも無理だった…

とはいえ楽しく過ごさせてもらったとさ。
「皆さま、ありがとうございました。」