1月27日
事前にもらっていた地点情報頼りに車を走らせる。
昼前、栗崎の待つ渓谷の入り口に着く。
遠くで大型マットがゴソゴソと進んでいる。荷物をまとめ私も同じ方向へ。
岩に着く、見上げた瞬間ハッとした。大昔に私も見た。当時脳内で描いたラインは、壁の天辺を狙うライン。壮大すぎて駄目だと思った。
栗崎が見たラインはその左脇。被ったカンテはとても格好良く、規模もそこそこで良い感じ。
完全に見逃していた。
(ちなみに過去見た天辺ラインは今見ても壮大すぎてやる気になれず。途中の巨大なフレークは今にも吹っ飛びそうだ。)
被ったカンテを登る。
形状こそ顕著だがザ・ホールドという手掛かりは存在せず。
岩の様をうまく利用すべく組み立てていく。かなり繊細な内容で想像以上に苦戦。
最終的に、カンテ直登と右回りコンプレッションの2つに絞られた。どちらも同程度の負荷。カンテ直登は、エグいカチを保持せねばならないが核心が一手分少ない。
カンテ直登を選び登る。
カーネリア v10
繋げる過程も十分面白かったが、何よりパズルのピースが一つずつはまっていく瞬間は特に最高だった。
少し早めに栗崎は撤収。
私は夕方までダラダラと遊ぶ。
夏にでも棍詰めて通おう。