「その他ナイト含む」カテゴリーアーカイブ

水の上のピアノ

偵察の合間に見つけた川に浮かぶ岩陰。

川から頭を出した石が、奇跡的に目的の岩まで繋がっており、
その岩も美味しい面は陸になっていた。

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これを見たら登らずにはいられないであろう。

整備ギアを忘れたため、常備のナイフで笹を刈る。

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雪解けで岩が湿気ていたため、
リップ付近でのマントルで大苦戦した。

放置しても良かったのだが、最近岩の上に立っていないためフラストレーションがピーク。
無理やりねじ伏せた。

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名はアプローチから
水の上のピアノとした。
グレードはあまりにコンディションが悪かったのでよくわからない。

年頭

雪解け、岩が濡れる。
陽当たりの良い場所で登る。

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乾いていた岩は流木等が堆積していたので掘り起こす。
出てきた岩をまじまじと見たところ、残念な事にスタートとなるホールドがなかった。
仕方なく、数年前にやっていたprojectをやる。

しかし、相変わらずひとつのmoveが1時間かけても出来ずに敗退。
出力が足りていない。
思い返せば、過去こいつに取り付いて以来出力系の課題に出会っていなかったため、トレーニングをしていない。
今年はもう少し幅を広げるために、メニューを変えてみよう。

帰り、寄り道をして龍体山へ。

普段は近寄らないようにしている最深部の御神体。
今回も地元の人や散策に来ている人に出会った。
利用者の安全祈願と、この先もクライミングが出来る環境を願って御神酒を。

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まだまだクライミングの認知度は低いし、
どこでも登れる環境ではないので、
地道に出来ることをやっていきたい。

偽りの龍

真龍v11(限定ver.v12)、2009年12月fa,
その時の記事
http://white.ap.teacup.com/teamjoy/174.html

今年の春、熱心にトライしてくれている知人にホールド欠損の知らせを聞いた。
すぐに確認に行くつもりであったが、梅雨の訪れとあまりの遠さに、中々機会を作り出せなかった。

11/8

とうとう半年が過ぎてしまった。
ロングドライブの準備は出来ていたのでいざ尾平へ。
久々の尾平、自身二つ目の開拓エリアで学生時代執拗に通い詰めた。
今、まさか当時の私と同じ歳頃の若者と来ようとは。

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美しいハングは湿気ていた。
雨でも降ったのであろうか。
若者は果敢に限界値以上の課題を攻める。
私もとりあえずリピートをしながらアップを。

昼前に本題、
登竜門の岩へ。
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本題の真龍確認。
オリジナルラインである右棚無しはとてつもない強度に…。
とりあえずやってみる。
その間一人は登竜門、もうひとりの先週の怪我人は大根おろし。

暫くして、辛うじてmoveはばれたが1日やそこらで繋がる強度ではないと判断。とりあえず可能性はあることがわかった。
その後、右棚の限定解除バージョンを試した。
ただライン取りが少し気持ち悪かったので
スタートを右にずらすと、これはこれでダイレクトなラインとなり面白くなった。

moveは速攻ばれたが、今久々の不調サイクルでうまく繋がらず。
横の人は登竜門を速攻で終わらせ、大根おろしと私は焦る。
2時間程度かけようやく終わった頃には身も心もズタズタであった。

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暫定で 一応名を 偽りの龍 とおき、グレードは話し合った末、v11としたい(核心のシーケンスは一緒なので)
動画はYouTube tajippeiの 花崗岩の日々にアップしている。

愛した課題をトライしてくれ、誠実に連絡してくれ本当に感謝。出向くのが遅れ申し訳ない…。
「またこの岩にモチベーションを向けてもらえると幸いです。」

大根おろしを待った後、河原でお茶を濁し、とりてんを食べてロングドライブへ。

2日目はハプニングだらけ

修学旅行2日目、
何故かみんな日が顔出す前に起きる。

そして速攻岩へ。
場所は鶴見岳。
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アナウンスロックにてアップを済ませ、春倒しそこねたprojectを回収しにワンハング。
確実に登れると踏んでいたが現実はそんなに甘くなく一時間半打ち込みの末、敗退…。
最後の最後で良いmoveの発見…。久々に詰めが甘かった…。
そこまで難しい課題ではない。

その後、はじまりの森にて作業中の仲間と合流。
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ハプニングは帰りに起きた。
遠くで、私を呼ぶ声が。
徐々に近づいて来る。

また、さとうがふざけとる
そう思ったが 聞くと、
やっちゃいましたと血だらけの掌を見せた。

笹が刺さったらしい(シャレではない)

とりあえず傷が深そうだったので病院へ行くことに。
さとうの荷物はみんなで運び、ゆっくりアプローチを下る。
…そして、その過程で見事に大雀蜂の巣を踏んでしまった。
気付いた時には7匹近く出て来ていた。
動かないよう指示しつつ、ゆっくり進む。
一定の距離をとったところで、走れの号令。

みんな無我夢中であった。
そう、怪我人の存在など完全に忘れていた。
その怪我人もしっかりと走り抜け無事に車に戻ることが出来た。

その後、病院に寄り、長い旅を終えた。

正味、ハプニングしか記憶に残っていないが。

湯布院旅行初日

連休中日、比叡の岩登りイベントは雨により延期となった。
時間を持て余した若者3人に着いて行き(運転は私だが…)湯布院旅行。
珈琲豆やパンを調達し、酔いつぶれ音信不通になった若者を2時間待った後出発。
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到着した先でも、雨はパラついていたため、観光しながら機会を窺う。
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金鱗湖を眺めて、団子食べてケバブ食べて…そうこうしていたら雨は止んだ。
慌てて岩へ向かう。
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風が通る丘の、スカスカの軽い岩達は瞬く間に乾く。
壮大なロケーションの下、コンロとジャバプレスで珈琲を淹れる。
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落ち着いたところで目当ての岩を攀じる。
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一本は易しかったが素晴らしい。
もう一本は整備道具が足りずリップまで。

とりあえず良い岩が触れて良かった。
その後、別府に下り飯を食べ民宿へ。
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修学旅行の引率気分を味わいながら就寝。
さっさと寝ろ!