岩の上に栗崎が居た。
着いたのは正午前。
綺麗な花崗岩、すでにトライできる状態まで掃除されていた。
そもそもどこからこんな岩を持ってきたんだというレベルで発見してくる栗崎に感心した。
二人でトライ。
出だしはクラックに地ジャン。そこから数手も十分悪い。さらに一番の問題はリップから先。
傾斜が一気に落ちるので乗っ越しづらい。
たるいリップで行き詰まる。ここで栗崎は時間切れ。私はトライを続けた。
ダイク中の蛇の頭の形をした部分、その鼻がカチになっている。そこを一気に狙おうとしていたが厳しく…。
苦しまみれに口の部分に一手をだす。すると僅かに掛かることがわかった。
何てよくできた形状なんだ!
何てよくできた道筋なんだ!
少しだけ感動。
次の便で登ることができた。
ツクシカルマ
グレードはよくわからない、そのうち誰か登るでしょう。そのときに。
時間があったので右のクラックの付け根から繋げる。
身喰らう蛇 グレードはよくわからない
思ったよりも色々うまくいき、一発で登ることができた。
道筋としては、クラックの途中からわざわざ難しい方(ツクシカルマ)に抜ける形になるのでツクシカルマの方が素晴らしいと思う。
まだ登りたいラインはあるけど、良い頃合いなので撤収。