「ヨダカ」カテゴリーアーカイブ

6/7よだか(コダマの森)

6月7日 よだかへ。

よだかのメインロックからマジェスティの岩に行く途中、木漏れ陽の溜まり場になっている森がある。

その中にポツポツとある小さな可愛らしい岩達。

きくりんさんとあやさんが帰りがけに遊んでいる岩。通称「こだまの森」

隙間時間にやろうと思っていたがなかなか時間が作れず。こんなんじゃずっと登れないと思い、今回はこのエリアで過ごすことにした。

昼過ぎに到着。時間がありすぎる気がして、まずは奥で登ることに。ということでまたまた通過。

舟岩をやる。

狙ったラインは実に悪く、3時間かけてようやくシーケンスがわかった。

この日はできそうになかったのでラインを変える。左端のラインへ。

初手が悪かった…ラストも左手右手左足の連動(コーディネーション)。内容の詰まった一本ができた。

鬼懸る

グレードは、v10くらいかとも思ったがコンディションを考えるとv9(二段)で良いように思う。

時計をみると…16時30分。慌ててこだまの森に戻る。

どれも見た目以上に悪く、というより1moveに内容が詰まり込んでいて楽しかった。

もう少し登りたかったが時刻をみると18時20分、アプローチを考えるとダッシュで戻らねばさすがにやばい。

撤収。また。

 

 

5/31 カナリア v11 三段+

被ったフェイスのハイボール。左端に一本のライン、碧の同盟。中央の可能性とはなぜか向き合っていなかった。

5月30日

Kさんたちから連絡がある、リップ付近のガレガレの浮石を落としたと。

動画を見てドン引きした。想像を大幅に上回る範囲が浮いていたようで、かなり激しく落ちていた。(k夫婦ありがとう!)

状況が変わったということで気になるのはラインの可能性。どうも中央にガバが出てきたらしい。

もしや新たなラインができるのではないか?!

 

翌日、早速出向く。

冬でもなく春でもない空気。

春はまだ緑も薄く陽も入る。乾いた地面を歩くと聞こえてくる葉っぱがパリパリと砕ける音がとても心地よかった。

今回は緑の世界が広がっていた。初夏の空気。緑が濃くなるとこんなにも陽が入らなくなるのかと少し驚いた。

緑の世界の中で相変わらずの存在感を示す巨石。

スタートの棚からリップのガバにランジできれば格好良いラインができるのでは?そんな期待も、対峙した瞬間不可能だと悟った。

ランディングも悪いがそれが原因ではなく、そもそもリップまでが物理的に遠すぎる。

見た瞬間諦めたものの、そもそも碧の同盟の左、ようはフェイスのど真ん中に弱点を感じた。

軽く掃除をしやってみる。すると、ラインになっていることがわかった。

こんな素晴らしいラインを見逃していたとは…。

一見、というより一握りしてもホールドと認識できないようなアンダーを効かせにいく。

壁の形状がいい仕事をした。身体を引き上げたら効いてくる。

足を棚まであげれな何とかなるだろうと思っていたが、どうしても上がらず。

随分時間をかけ、何とか足上げシーケンスはわかったが実はそこからが核心。

アンダーを完全に効かせるためには つま先、腰、上半身を順番に整える必要があり、その行程が実に渋い。

そして全てを整えないと届かない位置にある次のホールド。なんとよく出来ているんだ。

その一手、この日成功すると思っていなかったが、ちゃんと集中すれば捉えることができた。そのまま完登。

スタンドスタートでv10(三段)くらいだろうか。内容、風貌ともにすごくいいのだけれど、下地がかなり悪い。

せっかくなので来シーズンのために、完全体である左下sdsをやってみた。

流石に手数が多くなると指先がぬめる。良い時期にやればいいかと構えてみたものの、やれる範囲で頑張ろうとトライ。

核心部、着地で吹っ飛ばない程度の体勢が整えば、気持ち入れて一手出してみようと。

その瞬間が訪れ、一手出してみる。何と捉えてしまった。

カナリア v11(三段+)

今回は条件が悪い割に本当に良く出来た。

15時すぎ、まだ時間はあるが流石に疲れた。kさん夫婦がまったり整備していたコダマの森で軽く登り撤収を決めた。

コダマノヘヤ v7(初段)

4/12 ヨダカ(ロマンティカと碧の同盟)

ようやく乾いたマジェスティに出迎えられた。

4月12日   よだかに戻る。

年末年始は雪で閉ざされアクセス不能。春前、雪が溶けると次は染み出し。トライすらできない日が続く。

諦めて春を待つことに。このエリアはどこよりも気温が低い。きっと春からやりはじめても遅くはないと。

山に入ると湿気を感じた。少しだけ緊張。歩くこと20分、岩は乾いていた。

ようやく、ようやくトライできる。

アップを済ませ取り付いてみる。

「修羅になれv11(三段+)」で下部の核心は把握していたので未知なる上部へ。といっても掃除の段階でホールドは把握していた。

いざ突入してみると、、、想像以上にホールドが悪い。

今日登ることを諦め、身体を馴染ませておこうとトライを重ねる。

昼過ぎ、フェイスの入口でいきなり重心が上がり凹角に突入。一歩スメアをあげるともう戻れない。

心が折れ、一旦降りる。

掃除で見た限り十分登れる範囲。でも突っ込む勇気がなかった。今日はやめようかと思ったが、どちらにせよ下部で十分ダメージを受けているのでしばらく休まなければならない。

休憩した後もし気持ちが回復していればやろうと決めた。

13:05 無事に登ることができた。

凹角に入りスメアをあげるとき、スメアを効かせ手を伸ばすとき、どこかがスリップしそうで緊張した。

ロマンティカ 初登

グレードはよくわからない。下部はv11くらいだと思うがフェイスから先が冷静に判断できない。

何にせよこのエリアで最も素晴らしい1本だと思うので、そういうものとして定着してほしいと思う。

時間が余ったのでクールダウンに、初日キクリンさんに教えてもらったフェイスへ。v7くらいだろうから丁度良いだろうと考えていたら、随分悪かった。

掛かりが良いと思っていたクラックがとりあえず悪い。

2本指ガスから動こうとすると肩がぶち壊れそうで一回降りる。

気の抜けた状態でやる岩じゃないことを悟り出直すことにした。

 

4月15日再訪

キクリンさんも昼過ぎから合流。私は昼前からやっていたものの、問題の一手がとまらず意気消沈していた。

周辺の岩を一緒にやりながら、ダラダラとトライしてみる。集中力も全然なかったのでぼちぼち違う岩をやろうかとしていたところで、その1手がとまった。

どうしようか迷ったが動く方の手足を順に進め、結果、何やかんや噛み合い登りきることができた。想像とは全く違うデタラメなmoveで登れた。

碧の同盟 v10(三段)

課題に合わせて上手く動くことができなかった…身体がぶち壊れる前に登れて良かった。

その後、キクリンさんと時間までいくつか初登し、時間になったところで撤収。

メインの岩のメインのラインは終わったけれど開拓はまだまだ続く……。

今日もお世話になりました。

2/8ヨダカ(乾かぬマジェスティ正面)

2月8日
晴れの日が続いていた。そろそろマジェスティ正面も乾いた頃だろう。ようやく対峙できると期待しながら向かった。

迎えてくれたのは前見た光景と同じよう、濡れたマジェスティ。
今日は一日晴れだ。夕方には多少マシになる気がして、待つことに。

11時、陽の光はあたっていない。

夕方まで待つ。一向に陽は当たらず、乾く気配もない。駄目だ。

冬場のトライを諦めることにした。

時刻は16時前。

このまま帰るのも後味悪いので、Good-Night,YourMajesty(以下GNYM)v11のエクステンションをやる。

moveはすぐに出来た。GNYMのエクステンションではあるものの、核心は他のラインを辿れるのでmove強度はかなり落ちる。

といっても、長い。細かい手数までカウントすると20手を越える。日暮れまでそんなに時間はない。ミスが許されないので集中。

1回目は最上部のシビアなパートでミスをして落ちる。実際結構よれていた。次のトライで全てが綺麗に決まり登ることができた。

名前は要望通り「修羅になれ」

振り絞って登りきる感じがこの名に相応しいよう思う。そしてグレーディング、難しい。手数はあるもののGNYM v11よりはmove強度も低く、実際ストレスもなかったように思う。

後半、しっかりと頑張ったら落ちずにこなせるように思う。v10(三段)くらいだろうか。

少しだけ時間があったので舟岩の正面を。見込みv7(初段)くらいなので気持ちよく登れると思いきや悪かった。

真っ向勝負でわかりやすい内容ながら普通に悪い。どうしても登り切りたかったので、ギリギリまで粘りなんとか登ることができた。

バルバスバウ v10(三段)

一番やりたかったラインは取り付きも出来ず。。。
トライすらできない日々は何気につらい、少し休もうと思う。

2/4 ヨダカ(Big-Zam 雪解け雨水凍る)

2月4日

朝、雨が降っていた。どうするか迷ったけど昼には晴れる予報、マジェスティに行ってみることに。

エリアに着く頃、ようやく雨はやんだ。遠くの見晴らしが良い場所でkさんが作業しているのが見えた。私の目的地からは遠いので挨拶はしていない。それでもなぜか少し安心した。

お互い辺境で何をやっているんだろう。

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マジェスティ、もしかしたら乾くかもしれないと期待していたものの、岩を見てすぐに諦めた。

凍った雨水が岩にこびりついていた。これは駄目だ。

トライはできそうにないのでロープに下がり側面を掃除してみることに。正面以上に高さがある。

掃除を進めていくと、2本ラインにはなっていることはわかった。

どちらも7m付近(最上部)が核心、ランディングは極めて悪い。多分だけどそこだけでv10は超えてくるように感じた。

私がトライできる範囲を超えている。これは放置を決めた。思った以上に時間がかかり、気付けば撤収1時間前。

以前、AYAさんが掃除してくれていた舟岩をやる。

スタート付近の形状が複雑でなかなかスタートを決めきれずにいたけど、外傾した棚にへばりつくよう離陸をし、反対向いて見えない方向にデッドをするという摩訶不思議なmoveで解決できた。

その後もリップランジまでトリッキーな構成が続くラインとなった。

Big-Zam v9/10(二/三段)

ジムであれば、このトリッキーさは面白がられるように思う。

少し時間は余ったが、コンディションも良くないので撤収を決めた。