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唐泊2:凪とブラックインベーダー

天上桟敷を登った後の話。
奥にあるもう一つのopen projectを見に行くことに。

目的の岩は海に沈んでいた。思い返せば、いつ来てもこの岩は海の中。
干潮は18時過ぎ、今日は駄目かもしれない。


本題の「凪」をやる。
噂では不可能と聞いたのでどうかと思ったが、登ってみた感じv7くらいだろうか?最初の状態は思い出せない。

陽が落ちはじめた頃、潮も引いてきた。せっかくなので少しだけprojectを。

小さなハング、カンテを使ったラインは大昔から在る。projectはハング中のホールドだけで登るラインだろうか。

何パターンかで登る。

一番しっくりくるのは
「右手:カンテ際サイドカチ/左手:普通のカチ」。
最もわかりやすいホールドだと思う。

black invader v9 or v10

その後も色々なパターンで遊んでいたら、太陽すでに山の奥。慌てて帰り支度をする。
夕景の中、今日も無事楽しめたことに感謝しながらダラダラと歩く。

防波堤の灯りが際立つ頃、駐車場に到着。流石に疲れた。
久留米まで遠い。エリアから近い友人のジムに寄りコーヒーを淹れてもらう。
癒されたところで久留米へと。

唐泊トポ更新分リンク

唐泊トポ

唐泊1:天上桟敷

道路が濡れている、どうも明け方まで降ったようだ。気持ちが上がってこない。

昼からは晴れるそうだ。

乾きそうな岩は…海辺か?

ホールド欠損し不可能になったと聞く「凪」を思い出す。時間がある時に確認してほしいと言われていたんだった。

ということで唐泊へ。

満潮は昼過ぎ。波によってはたどりつけないが、その時はその時だ。

正午過ぎ、漁港に到着。冬の日はいつも港は穏やかだがエリアに入ると急変する。この日も例外ではなく波はそれなりに。

最悪、夕方まで待つ覚悟を決めていたが14時過ぎに何とか到着。



「凪」のある岩

ふと、その正面に在るopen projectを見上げた。

2002年KHBCによるエリア公開時に紹介されたライン、私らが再編したのが2012年。
明らかに存在する魅力的なライン、だとしても当時はランディングが悪すぎてやる気すら起きなかった。

「いつか誰かが登るんだろうな…」と。

今ならどうか?

見上げた時、明らかに登れると思った。
見下げる時、これはないと思った。

これはない、岩のデカさに対してランディングがない。悪いのではなく”ない”。

上部で失敗したら…?
一応予防で大型マットを持ってきたが、ランディングに対しマットがはみ出ている。はみ出たところに落ちようものなら下まで落ちる。むしろ危ない。

こんなことならいつものマットを持ってくればよかった。

と、自分の内心に驚く。
今、私は本当にこれをやろうとしているのか。。。


すぐに解に気づく。

向きの悪いホールドを思いきり引く、そのホールドが壊れれば壁の外側に吐き出されるのは明らかで…
浮いてるように感じるこのホールドは大丈夫か?
手前にあった小さなピンチは一発で吹っ飛んだ、緊張しながら動く。

意を決したトライで、登ることができた。

「天上桟敷 初登」

最低限の着地スペース。
露出感あり海と空が近い、いわば特等席感。

大々的にお勧めはしないのでグレードはつけない。
20年前、当時のクライマーも同じようこの岩を見上げたのだろうか。

【唐泊トポ】 2016版+2022追記

福岡市西海岸 唐泊 ボルダリングエリア。

2002年に冊子「へっぽこ和尚の九州ボルダリング行脚」にて公開。

2012年にjoywallrocknaviでまとめ直し、2013年 雑誌フリーファンにて再公開。

公開からの変化としては周辺の方々の認知が増したことと、
トイレが復旧したことあたり(2016年現在)

多少グレードが辛いようだが、どちらにせよ玄人しか訪れらことはないであろうから、それも良いであろう。


2022年追記

二つのopen project解決。

トポno.6 → Black Invader v9 or v10

トポno.14 → 天上桟敷

2016.11追記
ホールド欠損。パラノイアV9とニューフェアリーV7→V8

2017.12追記
サブエリア V0-1 課題名追加 下記参照

福岡市西海岸に存在する唐泊エリア、
ボルダリングトポ更新。

最近は場所の確認や課題の情報を求めてでしかトポを開かない人も多い。
クライマー以外にも沢山の人が訪れるこの地で登れるということ。
むしろ注意事項や経緯だけは読んでおいてほしい。

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2017/12/25 追加分↓

↓2022差し替え

↓2022年追加

シーラカンス

【過ぎゆくかたわらに】

小川を渡る。
綺麗な森をくぐり、小さな丘を上がる。
すると、陽の当たる心地良い広場が。

すぐ下には圧倒的な存在感を誇る巨石。
その脇にある「小さなハング」の記録。

【巨石から】

巨石にはすぐに課題ができた。

奥にも壮大な岩がいくつか在る。
通う日々。

春の終わり、「小さなハング」のカンテに夕陽が刺さる。その光景はとても美しく、いつかこの岩も登るんだろうな、なんて思いを巡らせた。

「ロマンティカ」と「澄哲星」

巨石達に決着がついたある日の夕方、
道中にある「小さなハング」をやる。

トライしながら思い出した。
私は別にハイボールが好きなわけではない。本当に好きなのは、地面から程よい高さにある超前傾の面登り。まさしくこれじゃないか。

熱が入っていくのを感じた。


【シーラカンス】

12月23日

前半戦、ハイパワーな初手ではじまり、繊細なシーケンスで手を進める。
後半戦、強固に決めたフックのつけを清算するところからはじまり、フルスパンの一手。ここさえ堪えきれば登りきりたいところだが、追い討ちにほんのり渋い2move。

起承転結、それぞれが濃ゆい。

昼前、最終局面の一手で落ちた。
どうなるかと思ったがその後のトライで登りきることができた。

「シーラカンス v12(四段)」

春に見た陽の刺さるカンテ、いつか夕陽のもとトライしようと思っていたが…
冬は一切陽が当たらない。
凍える森の底、遠くの山にあたる日差しが恋しかった。


【共に】

初冬、巨石たちを無事登りきったあとのこと、Kさん夫婦と一緒に登る機会があった。時期こそ違えど私以上にこのエリアに通い込んでいる二人。


一緒に過ごせて良かった。事前に掃除していただいた岩を案内いただきいくつか登る。その中の一本「傾奇者v9」はマニアックで面白い。二人に感謝。

 

1月前半の変則営業!

正月期間中の特別営業も本日(1月3日)で終了ー

帰省合間にお立ち寄りいただいた方や、グループでの「ボルダリング初めてパック」の方も!

1月前半は、正月振替休日や成人の日などもあり変則営業が続きます。以下ご確認お願いします?

セルフ営業以外の時間帯は、ボルダリング未体験の方への「はじめてパック」随時受付しております。

1/4、5(火、水)  14:00〜23:00 通常営業

1/6 (木)   振替店休日

1/7 (金) 14:00〜23:00 通常営業

1/8、9、10(土、日、月) 11:00〜21:00

1/11(火)  振替店休日

1/12(水) 14:00〜18:00 セルフ営業(予約制)
18:00〜23:00 通常営業

1/12 18時までセルフ営業(予約制)

1/12(水)14:00−18:00までセルフ営業になります。

ボルダリング未体験の方やjoywall会員でない方は18時以降にご利用くださいませー

会員の方でパスの方は、月曜日の21時までにjoywallまたは店主田嶋まで予約をお願いします。

会員の方でパス以外の方は先払い、もしくは事前にPayPayにてお支払いくださいませ。

希望時間/希望支払い方/会員番号フルネーム/記載のうえ以下予約連絡先まで?

joywall@tsm.bbiq.jp

sns 田嶋一平

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