「湖畔の岩」カテゴリーアーカイブ

セイレーン

image

暗闇の中でのクライミング。
ルーフの外は雨。
…とてつもなく悪い斜面を滑るように降りたどり着いたルーフ。

来た時はまだ、薄い雲の上の空は茜色だったのだが、
陽が沈むのも早くなったもので。

闇夜の中、湖畔に繋がる斜面を登るのは恐怖しかない。
とっとと片付け余裕を持って帰ろうと決めた。

moveを探る。
前回来た時は、濡れていた。
無理やりmoveを探ったがやはりコンディションが悪かっただけのようで、すぐにmoveは解決した。
ただ手数が10手overとやや長めなので、多めに休み繋げる。

無事、一便で仕留めた。
image

…しかし、問題はここからで。
何故か映像が撮れていない。

v9程度と少し余裕のある難易度であったので、登り返す。

…すると、次は何故か電源が落ちていた。

時間的に余裕があったのでもう一便。
後半のholdがぶっ飛び、脇に広がる湖畔への崖に弾き飛びそうになったが、大腿筋フル活用で辛うじて間逃れた。
image
意地になってもう一便出し、無事完登動画が撮ることが出来た。
というより、途中から動画などどうでもよくなっており、撮れないことにムカついていた。
払拭。

無駄なエネルギーをフルに使ったところで終了。
行き使ったアプローチは、地縛霊に弾きずれ込まれそうなので、流石にやめてイバラだらけの斜面を無理やり上がった。
その後も色々あったが…無事帰ってこれてよかった。

やはり名所はそれなりに由縁があることをはじめて痛感した。
反省。

そうそう、
名をセイレーンとする。
グレードはv9。

異世界

July.18
少しだけ体力が回復してきたので岩へ。
前々から聞いていたルーフを見に行くことに。
というより私も10年前から気にはなっていた岩。

現地につきまずアプローチを探すが…
ない。岩は見えているのだが…
一体どうやって行ったのだ。

仕方なく荒れた急斜面を強行突破する。

これは一般人通行不可能クラスだ。
ようやくたどり着いた岩は想像以下でも以上でもなかった。
ようは手頃だということ。

20140719-190255.jpg

初めて潜り込んだそのルーフは浮いたフレークの宝庫であった。
ただ表面だけで落ちきれば安定しそうな岩質。
手当たり次第引っ張りまくって少しは安定。
そして取り付く。

いくつか課題を引いた。

浮石の落ちた跡に残ったフレーク全て、水気を含んでおり登り自体は困難を極めた。

異世界

20140719-191035.jpg

水の含んだホールドを本気で保持しながら豪快にこなす。
たまにはこんなクライミングも良いか。