「玖珠川Gon★★★2015」カテゴリーアーカイブ

真の豚の記録

灼熱と化す真昼の豚岩。
午前中の作業疲れを回復させるべく岩の下で昼寝。

陽が傾き岩の色が見え始める夕暮れ時、
再びシューズを履く。

岩にはまだ熱が残っていた。
どちらにせよ完登が狙えるほど甘くはない。

初日はトレーニングの疲労で感触をつかんで終わった。
二日目は取り付くより先に雨にやられる。
三日目のこの日、
気温は高いもののそれ以外はベストの状況を作った。

秋に入って本格的にトライするための下準備。
moveの確認をするが、前回同様に精度が悪い。
精度を増すことが目的なのでひたすら探り、シーケンスを思い切り変えてやってみることに。

一つ凶悪な捨て身デッドが入るが、前後の繋がりは良くなった。
何よりも気温が高い今は特に、シビアなホールドを連続して持ちたくはない。

確認を重ね、何となく形になったところで繋げてみる。

前半のシビアなフック二連続から凶悪な一手が、止まった。
ここからは情熱の豚v9/10のパート。
手も足も抜けそうで怖い。

ホールディングが浅かったので集中しきれず、ヒールも半効。
安定姿勢が作れないので、デットになる。
するとまたホールディングが浅くなる。

落ちていない以上、進むしかない。
真下に落ちれればマットが確かあるはず…確認する余裕は無かった。

落ちたくない…外れないでくれ…そう願いながら手を出す。
エッジに足が上がった瞬間、ようやく緊張から解放された。

過程の中で、どれだけ叫んだだろうか。
何にせよ、落ちずに済んで良かった。

取り付きでしばらく休み、ふと気づく。
来シーズンの目標が一つ終わっとこと、
そして豚岩が完結したこと……。

良かった。

が、思考はやはりもう一周戻り、落ちなくて良かった と、それに尽きる。
名を 真の豚とする。グレードは秋に確定させたいがひとまず辛めにv10とする。
帰りのアプローチ中の岩で打っていた仲間の登り眺めた後、帰路に着く。

via PressSync

開拓記録 纏めて。

6/20
天気が良かったので岩に出向く。

前回は上流から資料を纏めていったので、今回は下から。
昨年より上の旅館再開のため最下流は封印することにして、ピッグハングから。

ここにはかつて想いを寄せた道筋、情熱と豚がある。

ひとまずさらっと昔の課題をリピート。
…する予定がmoveを全く覚えておらず、一から作り直す。
特殊なmoveだったことすら忘れており、全て登り終えた頃には数時間が経過していた。

途中、これはやばいと気付き、レスト合間に草刈り。
一通り終えたところで道筋について考える。
バリエーションが多すぎるため幾つかは省くことにした。

golden pigと情熱と豚のスタートも、少し分かりにくい。
ルーフの付け根にあるフラットな形状からはかつて離陸すら出来なかった。
ここから出来ればとても明瞭なラインとなる。

一応今回も試してみると…浮いた!

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これは可能性あるではないか…。
昨夜の筋トレのせいで筋肉痛が残った全身、少しだけ後悔しながら打ち続け、全move解決。
もちろん繋げるには、 足りなすぎる。

潔く撤退を決めた。

6/21
仲間が下流までのアプローチと、中流の岩の整備を済ませる。

6/22
昼前から降るとは思っていたが、岩に着くより随分前にパラつき始める。

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コンディションはもちろん最悪。
とりあえず、目的のその岩にも取り付いた。

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勿論狙えるコンディションとは、到底言えない。
それでも感触を確かめる。
結論は……
万全を期さないと無理。

湿気てなかったとしても、今は無理だ。
気長にやろう。

次、雨が降ろうともやらねばならないことは沢山ある。
昔の課題や細かい岩、整備が終わっていない岩の確認をしたり、作業の整理をし、一日を終えた。

偵察

時折晴れ間が見えるものの、天気は小雨。
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水に打たれる緑が美しかった、
濡れた岩はあまり好ましくないが。

この日は、2年前諸事情により公開を断念したエリアの偵察。

以前作ったアプローチも時が経ちすぎ、壊滅。
仲間が4時間かけ新たなアプローチを作ってくれていた。ありがたく使わせてもらう。

途中、旧アプローチが多少生きていることに気付いた。
ついでなので軽く復旧しエリアへ。

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順に課題を整理するついでにリピート。
猛暑に登った課題は、グレードが全般的に甘い。
ただとんでもなく辛いやつが混ざっている…。

個人的には、それも 味があって好きなのだが、
コミュニケーションツールとなるグレードに、味など求められていないだろう。

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八咫烏
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ダニポニタン

まとめついでに、放置projectにも取り付く。
明らかに不可能なものもあったが幾つかは可能性を感じた。
また、数本は回収。
その一本、
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鬱蒼 v10 至上最もしょぼいv10であろう。

夕方まで作業とリピートを繰り返したが、
やればやるだけやらねばならないことが見えてくる。

…心がおられ、日暮れより随分早い時間に撤収。
メンタル整えて再来しよう。