「由布山麓」カテゴリーアーカイブ

シンデレラ

灰まみれと揶揄われていた少女が王子に迎えられるまでの物語。

シンデレラ(cinder ella)/灰かぶり姫

*

2025年梅雨/由布岳 西の谷最奥のルーフへ

苦労して歩いた割にイマイチで。仕方なく1日登り雨が降り出したところで撤収。帰り道、ルーフのすぐ上に丁度良いハングが現れテンション爆上がり。

その岩は春の野焼き跡が残り灰にまみれていた。
リップから滴る雨の雫で表面を磨きこの日の活動を終えた。

灰被りprojectの誕生。

9月8日

まだまだ陽差し強く由布岳といえど30度は越えていた。

灰被り- project day2 –

核心だと思っていたブラインドとなる右カンテ奥のホールドとり。来て早々捉えることに成功したものの上部も悪く機を逃した。

正午を過ぎてからは可能性を感じられなくなり夕方まで待つことにした。


山がオレンジ色に染まりかけた頃、再びブラインド先のポケットを捉え登りきった。灰にまみれていたその岩は、クライマーにとっての小さな宝となった。


シンデレラ 三段 初登

その後、
夕陽射す頃合いに登ろうととっておいた綺麗なカンテをやる。


夕べの皇帝 三級 初登

夜が近づいていることを感じ慌てて丘の上へ。背に落陽、一応ヘッドランプを出し高原を歩く。良い1日だった。

 

由布探訪別編「ポンチョタープとエスケープビビィ」

2025年6月 雨の由布岳にてギアテスト。

1/ポンチョタープ

通常の雨降り程度なら凌げる。細引さえ忘れなければ。。。

忘れ物リベンジに体制を整えて麓の公園にて。

ポンチョとしての機能の十分。今回は格安のものを買ったので使い倒したら気に入ったメーカーのものを買おう。

2/エスケープビビィ

この夏の野営で寝袋兼幕として大活躍したエスケープビビィ。この日は雨予報時の荷物を守るザックライナーとして。

夕方から酷い雨にやられたが十分機能を果たした。気温湿度が高く天候変化しやすいこの季節にはかなり役立つアイテムだと思う。

 

3/折り畳みアウトドア傘

日差しの刺さる由布岳には必須アイテムだと思い持ってきたものの結局雨傘として大活躍。多少の風なら全然問題ない雨除けとなった。

 

由布岳、憧れへ

由布岳西口にて。

果てに見えるルーフ。
到底辿り着きそうにない岩に憧れをいだいていた。
それこそ20年近く。

夢や憧れはずっとそのままじゃいけない。

ー 2025年6月 雨の由布岳

トレジャー💎ハントに向け雨装備確認がてら山を歩くことに。目的地は憧れ。

午前中/曇り時々小雨

正面口からダッシュで飯盛ヶ城を駆け抜け尾根まで。予定通りルーフを見下ろす。
「?、、、イマイチかも」

ハズレを見越しほかの岩も偵察。一本東の谷を降りた。ブッシュが酷く良い岩はない。急斜面を上がり、とうとうルーフと対面。

想像を超え威圧的、というより遠くで見た通り上部はランディングが超斜面。しかも核心部。さらには一番良いラインは脆く染み出しが酷い。明らかに準備不足だ。登れそうなラインだけ登り見切りをつけた。

憧れ続けれるほど良い岩ではなかったけれど、もう一度来たい。雨が酷くなる前に周囲の岩をいくつか登り下山。

 

途中、本降りに。せっかくなので道中ポンチョタープを張ろうと試しみるもまさかの細引とペグを忘れるという失態。倒木で支えをとり四隅を小枝で固定。なんとか雨が凌げるレベルにはなった。ヒモ(細引)さえあれば戦力になりそうだ。

下山後、近くの自然公園でタープ張りリベンジ。
ちゃんと張れば普通の雨なら凌げることがわかった。トレジャーハントギア一軍入り確定。

充実した1日だった。

 

由布岳サーキットとビビィ

2025年3月/由布岳ベアフットサーキット

用事ついでの探訪、由布岳へ。
勝手知ったるホームゲレンデということでビビィ(簡易シェルター)のチェックがてら一夜。

夜、まさかの吹雪で一瞬にして雪景色。気温は−2℃。良い装備チェックにはなったけれど…。足元の防寒が甘すぎた。

ベアフットサーキットの方は、予期せぬ良い小岩がありしっかりクライミングができた。

金枝玉葉

〆に登った柴スラッシュ(1990年代柴/田嶋初登)のダイレクトは秀逸で良い初段だと思う。もちろんオリジナルの柴スラッシュ 3級も良い。ハイキングアプローチが気持ち良いので気になる方は是非。

良い休日だった。

由布山麓、久遠の美とハンナ

広い草原に一個だけしかない岩。

高校卒業してすぐに登った「久遠の美」は当時にしてよく登ったと思う。

昔は物足りなく感じていたが、今思えばむしろ良い。

広大な大地にシンボルとなる岩が一つ。
それぞれの面に特徴的な一本がある。
何より結構デカい。

この岩が好きで、帰省の際特にやりたい岩がないときは決まってここに立ち寄った。

*

見上げるだけでテンション上がるホールドのない綺麗なフェイス。
ある日、たるい両カンテを抑え込めばラインになるのでは?とうっすら空想描き2019年秋に実現。

ハンナ /2019年11月初登

10数年存在を認識できなかったものが、いざ全てのピースが揃った時点で明瞭に浮かび上がる不思議。登れてわかるその質の高さ。身近にこんなパーフェクトラインが残っていたとは。

*

昨秋も見上げた正面のフェイス。
未知、そして未登ではなくなった今、訪れる理由がひとつなくなったわけだけど…だからといって行かなくなるわけではないんだなと。この地が大好きなんだと思う。地元の大事な岩。