瀬戸甌穴、そして閻魔堂の話にくいついてきたタック。
休みがあったので一緒に行くことに。
6月9日 瀬戸甌穴 二日目
そもそも私は夏に来ようと思っていた。
案の定川の水はまだ冷たい。。。
私は閻魔堂のハングの左の綺麗なバルジを。
タックはハング切れ目のフェイスを。
タックはすぐに初登
「ワタアメ」
緊張はしたと話すがどうも少し物足りないみたい。
私のほうは全然駄目。
出だしが完全にブランク。
真上には掛かりの良いホールドが見えるので離陸さえできれば何とかなりそうなのだが…
2時間かけても良い案が出ず。
綺麗なラインを前に、なかなか諦めをつけることが出来ず。
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昼過ぎに閻魔堂の左のラインに切り替えた。
タックも長い時間、岩の上で葛藤。
「閻魔堂、やれるのか?」
緊張感が伝わってきたが、しばらくしてどうやらやると決めたようだ。
上部で落ちる分には水深あるので大丈夫そうだが、下部は岩盤が少し怖い。そこで倒木を投げ込んでマット一枚敷けるスペースを確保した。
果たしてこの下地が衝撃に耐えれるかどうか?
それでも気持ちは随分と変わる。
私もその恩恵を受け、左のラインを登った。
「カルマキョウ 5.12b/c」
その後、タックも「閻魔堂」を登る。
渾身の登りを見た。
時折見せる心の篭った登りは私も刺激を受ける。
何にせよ落ちなくて良かった…。
二人でしばらく岩の上で佇み帰り支度。
私は少し不完全燃焼。
バルジ、もったいないな。。。下部を右から巻いて上部だけやろうか。。。