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マニと王蟲側面

9月29日
寝坊したが何とかコヤ竹林整備へ。
9月に入り、仲間らが上部への直通アプローチを再整備してくれていたのでだいぶアクセスしやすくなった。

まずは放置していた王蟲側面。

この壁、写真見てもらえたらわかるのだけど…
王蟲より高い。
それだけならまだ許容範囲内なのだが、とにかく脆い!

三点支持必須である。

1990年代に打たれたトップロープ用のボルトはまだ生きているような気もしたが、正面に王蟲という激しいボルダー課題を見出した今、側面ももはやボルダー課題だろう。

まずは左のやさしいラインをやる。
かなり脆いものの5.7程度だったので気持ちよく登ることができた。

次、右。
このラインに関しては終了点のボルトが違い、システムもスリングを巻いただけ…。
設置者が違う事は明らかで、どうも悪そうな気がした。

脆さもあるが、何より明瞭にラインが見えない。ホールドの場所も強度(保持感と脆さ両方)も現場に行かないとわからない。
中間部のたるい盛り上がりを乗り越せば、その先もはや進むしかない。
陸に戻れるのは落ちた時のみ。

盛り上がりまで幾度か登り下りを繰り返し、何となくラインを定めた。

行くことを決め取り付く。
上部も握ったホールドに浮いた感覚がありかなり恐ろしかったが難易度自体はそこまでなかった。
指先、つま先、それぞれのホールドが吹っ飛んでもいいよう心づもりをし少しづつ前進、何とか岩の上に立った。

冷静に考えると大してやばくもなかったのだと思うが、こういうクライミングは苦手だ。
グレードは5.10のどっかであろうか?一応集中していたのでよくわからない。
警戒してトライしてもらえたら、と思う。

これだけで十分お腹一杯だが、1990年代/2000年代の課題を纏めるべく上部の岩をリピート。

個性的な表情をした岩。
既成課題は凡そグレード通りの体感、ただ仲間と若干登ったラインが違ったので自然なラインを考えるべく持ち帰ってミーティングすることに。

最後の最後に激はまりした「マニ v9/二段」

LeMondo

ー9/18(火)
秋めいてきたし頃合いかと思い最奥pを。
実際は…
気温湿度ともにあまり良くない、
虫がいないのがせめてもの救いではあったが。

1時間程度moveを確認し、早々にきりあげる。


次にルマンドp。
そこそこの高さにあるリップがかなりたるく、そのリップを両手で保持し突ぺんまでトラバースせねばマントルを返せない恐ろしいライン。2016年あたりにやり、あまりの怖さに放置を決めたproject。

眺めていると、リップと平行に伸びるカチ棚をトラバースしサイドホールドを経由すればダイレクトに突ぺん付近に進める気がした。



確認すべく左隣の「焔v8」上部から右に渡り、カチ棚の先のmoveが可能か試す。
ランジ一発で解決できたものの恐ろしい…。
とりあえずこの日、焔から上部リンクを登り終了。v8/9(二段)あたりだろうか。

ーー9/25(火)
気温も前回に比べ大幅に低い。
最奥pをやる前に、ルマンドpをやることに。そもそも何故ルマンドpなのかというと…
核心だと思われた中間部のホールドが見事にルマンドそのものなのである。

ルマンドを本気で保持して動く!
それがこのラインの肝かと思っていたのだが…実際はリップ付近の処理。

それも前回解決していたので、安定したメンタルで登りきる事が出来た。

LeMondo グレードはv9(二段)だろうか。
ランディングが悪いので、グレードの割に登りにくいと思う。

その後は勿論最奥p。
この日はスタンドスタート(背伸び)で成功。

強烈な下部が問題ではあるのだが…
終わりが近づいている。

個ニシテ全

9/6(Thu)
涼しくなりはじめたということで開拓再開、1ヶ月ぶりのコヤ。

アップで上部の大昔に登られている岩を確認。

そして夏前にチラッとやったプルスウルトラ(栗崎初登)V7/初段。
この時は左手薬指を痛めており思い切れなかったが、今回は気持ちよくランジすることができた。

落ち着いたところで移動、王蟲の岩へ。
この岩もあと何本か出来るが…
デカすぎて整備が面倒くさい。。。

王蟲右抜け、その正面に丁度竹が生えており、そいつを上手く使って掃除することに。

ホールドは確認できたので上に回り込んで決死の思いで泥と枯れ葉を落としひと段落。

核心はリップ手前のポケットにランジするmove、か…。
成功すればそのmove、相当痺れるしカッコいいはず。
この日は心の準備が出来ておらず、ここで終了。


4日後の9/10(Mon)
雨上がり、ダメ元で行ってみることに。
案の定、地面も入口の岩も濡れていた。

王蟲の岩は…

黒い…が、下部のホールドは何とか生きていた。
上部、問題のポケットはどうか。竹を登って手を伸ばすと…
微妙、、、湿気ているし奥には水が溜まっているが、持てないことはない。

タオルをつっこんで、乾きを待つことに。
その間に下部を完璧に仕上げる。

早くも3便目、ランジ体勢突入
ただ、怖すぎて手を出せる気がしない。

仕方なく気持ちを切り替える。
右ヒールを決めてスタティックに行きたい、という事で右足を送るために右手を探すとたるい形状が戦力になる事が分かった。

翌便、見事に成功しポッケに届く。
とはいえ上部突入するにあたっての心の準備が出来ていなかったので一旦飛び降りる。

そして翌便、無事岩の上へ。

まさかこの日登れると思っていなかった。
想像していたmoveと全く違い、難易度も期待する程ではなかった。
それら少し残念ではあるが、
この移動距離を6手で済ます豪快なラインを味わえたのは良かったと思う。

個ニシテ全 グレードはよくわからないので公開前には定めたい。

その後脇を整備し軽く登り、
夜仲間と約束していた「七輪を囲む会」に間に合うべく撤収。

薙刀

8月30日深夜、
ひとつprojectが登れ安心(冥の記事参照)。

少し登り足りなかったので、車に戻りエリア移動する事に。
ざっと荷物を車に詰め込み、次の岩へいざ行かん。
と、その前に夜食。

月が綺麗な夜だった。

あまりの心地よさに、気づけば30分以上経過。
バタバタ移動し岩の前へ。

狙うは、塔が倒れかかったような岩。

カンテとハング真ん中にあるホールドをフル活用し、挟み込みで登るとこまでは想像できた。
かなりカッコいいmoveを要求してくる岩なのだが…

何せどうもリーチが足りない気がして
中々取り付けずにいた。

今回は時間もないので早々にトライ開始。
まずは右カンテに出すmove。

ランディングが斜面ということ、
フットホールドがカキコミ方向と逆を向いていること、
それらのせいでイマイチ距離が出せなかったが、補助足のスメア位置(軸足の逆)を修正し成功。

次、左手を出す予定であったがフットワークが行えることに気づき、カンテに右トウを。
大の字でギリギリ外傾したリップに右手が届く。

核心部は出来た。
予想より時間にあまりがある、ということで当初スタンドスタートで登る予定であったが塔の付け根よりやる事に。

明瞭なスタートホールドはあるがそれより下に何もない…。
ようはフットホールドがないという事だ。

ブラッシングをして、何とか形状がやや膨らんだような場所を見つけた。
一般的に見て、最悪な位置…
ただ私の得意な部類のmove、サイファ発動条件内にそいつはあった。

動きすぎると左の岩塔に突っ込んでいきそうになるが、そこは得意move。
扱いには慣れている。

時間はまだまだあったので、まったり繋げることに。
3便目、無事全てが成功した。

岩の形状から「薙刀 v10(三段)」としたが
私以上にハンドリーチがある人がやったら(私は175cmオーバー)少し優しく感じるかも…
とも思ったが、足位置的に一つ一つのmoveは縮こまって発動しなければならず、案外体感は変わらないかもしれない。

時刻は27:30
流石に眠くなってきたので撤収、
明るくなりはじめてきた頃、家に到着。

8月30日、夜

Projectをやろうにも、この日は何となく岩の上に登りたい気分。
という事で、登れそうな放置projectをチョイス。

狙うは、
2016年春に岩がびしょびしょの中トライしたごっついハング。

当時のトライ。

24:00 到着。

岩はしっとり、辛うじて登れるコンディション。

アップはjoyで済ませていたので速攻取り付く、
手も足も悪い中距離を出す、それがこのラインの肝。

さっくり登る予定が、ナイトだと距離感が狂う……

そして膨らんだ形状の先にホールドがあるので目視しづらい。
ナイトは失敗だ。

横の石から地ジャンして感覚を作る。
トライ再開、
すぐさまキャッチに成功したが次の一手で落ちる。

翌便、きちりと登った。

冥 v9/二段

時刻は24:50
時間はまだまだあったのですぐさま次!

狙うは仲間が整備した証明岩のランジproject、
30分くらい跳んだがどうも駄目、諦めて次に行くことに。

(今日はここまで)