11月23日
営業時間前に子どもらと竜体山へ。
事前に聞いていた通り、道路や駐車場に溜まった落ち葉を地元の方が掃除してくれていた。挨拶をし車を動かしてエリアへ。有難い…。
秋の竜体山はいつも心地良い。
日の当たるモニュメントでアップ。
(降りるのがかなり怖い岩。。)
その後、竜鳴岩
そして竜角岩から竜光岩へ。
秋を感じるには丁度良い散歩道でした。
11月23日
営業時間前に子どもらと竜体山へ。
事前に聞いていた通り、道路や駐車場に溜まった落ち葉を地元の方が掃除してくれていた。挨拶をし車を動かしてエリアへ。有難い…。
秋の竜体山はいつも心地良い。
日の当たるモニュメントでアップ。
(降りるのがかなり怖い岩。。)
その後、竜鳴岩
そして竜角岩から竜光岩へ。
秋を感じるには丁度良い散歩道でした。
糸島最大課題の一つ、Tiamat V10。
2年前(2016年)、福岡の先駆者(枝村氏)に連れられ見上げた偉大な岩。
岩を前に萎縮しながら恐る恐る先駆者とともにトライしたあの日がとても懐かしい。
出逢いが衝撃的すぎて、その日の夜は寝れなかった。
2日後にそれをTiamat v10に仕上げたのだが、あの数日の心境を思うと今でも鼓動が高まる。
〜
2018年11月、遠方の同志らとともに再訪。
通い込んだわけではなかったのでアプローチで迷ってしまった。当時の私が適当に地点登録していたその場所もいい加減過ぎてあてにならず。
林道を下り、脇の踏み跡に入る。
その後また脇に入る道があるがそこは無視して浜を目指す。
(フィックスロープに目が行き脇に入ってしまい、時間ロス。)
浜に降りればあとは西の岬を二つ越えるだけ。
(一応アクセスとトポを貼っておく。)
Tiamatは相も変わらず威圧的であった。
私は特にやる事はなかったが、こんな時気持ちを共感してくれるクライマーとともに過ごすだけでワクワクは伝染する。
良い1日であった。
熱いトライと刺激に感謝。
11月20日
百と八つの流れ星の岩を後にし、大山岬へ。
ここには当初の目的の一つ、「冒涜の虹」が存在する。
見上げたそいつは…
相当格好良くも、登りにくく見えた。
「百と八つの流れ星」など明らかな弱点をついたラインは、その弱点こそが威圧感を放つがこの課題は真逆のタイプ。その場に行ってみないとホールドやmoveが想像しにくい。想像しにくければしにくい程、恐怖心が増す。
見上げるうちにチョーク跡が目につく。大体のホールドとmoveを想像した。
(ちなみに、こういうラインは初登時苦戦する。私は。)
栗崎はどっかに行っったきり帰ってこない。
とりあえず登り出すことに。
仲間がいる日に一人で突っ込む必要もないので、下部が悪そうな「一閃 三段」を冷やかす。
いきなりmoveが出来た、けれどそのまま突っ込むという選択肢はなかった。一旦降りる。
丁度栗崎が帰ってきたのでマットをかり、その上部パートとなる「crazy for you 初段」からやることに。
まず出だしの地ジャンが怖い…。
さらには上部、全くホールドがわからず…恐ろしくなって左にエスケープし飛び降りる。
本当クレイジーなラインだこれは…。意を決して次の便で登ったが、一閃でまた突っ込まねばならないことを考えると気が滅入る。
気分転換を兼ね散歩することにした、その間に栗崎は「冒涜の虹」を。
〜しばらくして、栗崎のトライも落ち着いたところでいざトライ!
久々にスポットとマット移動を頼んだ。
流石に一度登っていると気の持ち方も変わる。
「一閃 三段」
にせよ怖かった。
これで完全に気持ちがきれた。この精神状態で「冒涜の虹」はありえない。
本来の目的の一つ、「冒涜の虹」の敗退を決めた。
帰り際、散歩中どうしても気になった岩屋で遊ぶ。
不思議なロケーションでのクライミング、実に新鮮で想像通り楽しかった。
大山岬終了!
すでに良い時間になっていた。
最後の目的、「松風」のある春野へ。
実は1ヶ月前(10月5日)のこと、この岩の前に虎ロープが張られている写真がsnsに出回った。今はローカルクライマーが詳細を確認しているようで一旦の自粛要請。私もそれに従う。
(ありがたい限りで……)
残念だが、こればかりは仕方ない。記念に見るだけでもと登らなくとウキウキしながら春野へ。
…すると、まさかの渋滞。。。
栗崎は言う、「これフェリー間に合わないすね」と。
私は返す、「まぁ冒涜の虹もあるしまたくりゃいいな。」と。
結果、栗崎の爆走により一本早いフェリーで帰ることが出来た。
。。。おい、春野よれたやん。
旅を終えた。
全てに感謝、四国地元クライマーに超感謝。
ずっとやりたい課題があった。
きっかけは何だったか、もう覚えていない。
最近それら課題が網羅されているトポが販売され、すかさず購入。そのトポは読み物としても面白かった。ますますその岩の前に立ちたいという気持ちが強くなった。
〜
私はいつも開拓が多いが、初登に強いこだわりがあるわけではない。ワクワクしそうな体験を求めると、いつも必然的に開拓に行き着くといった感じ。
今回は再登、ただこれら選んだ課題を前にすれば絶対に素敵な体験ができる、そんな確証じみたものが何となくあった。
「百と八つの流れ星」を主題とし、「冒涜の虹」「松風」目当てに四国へ発つ。
〜
11月20日(四国2日目)
ほぼ寝れないまま通した初日の疲労をとるべく、この日はゆっくりめの起床。天気は…快晴!
行くぞ「百と八つの流れ星」
高知市内から車を走らせること1時間、岩が見えた。テンションが上がる。車を停め、道路脇を歩き、海岸に出て、岩に向かう。気づけばダッシュしていた。
佇まいがもう格好良過ぎる。
遠くから見ても近くから見ても格好良い。
下から見上げる、やばい格好良い。
テンション上がる。堪えきれずすぐに取り付きたかったが我慢、準備開始。シューズを出してチョークバック出してストレッチして…すると他のパーティも来始めた。
もう無理、ストレッチもういい、取り付く。
下部を爽快にとばし上部へ。カチは想像以上に悪く、一瞬たじろいだ。右も左も悪い。安定して手を離せるポジションを作れず…次の一手はデッドになる。
これ、過去下地悪かったんだよなと下を見ると…完全に砂地。どこでも落ちれる事を確認して動く、その先は……。マントルを返しリップに立つ。
衝撃的だった、
こんな完璧な課題が存在するなんて。
〜
私にとっての良い課題の概念が根本から覆った。今まで一番良いと思っていた課題は「繊月の如く」だった。
(↓繊月の如く)ー
自然の作り出した形状に、クライマーのみ通行可能な一筋のライン。「繊月の如く」はもはや奇跡だと思った。ただ…ずっと感じていたもの足りなさ。
それがはっきりした。
我々はクライマーだ、造形が美しかろうがそうじゃなかろうが、それを登っていて楽しいかどうかが一番重要で。
繊月の如くは単調で、登っていて面白いとは言い難い。
それに比べこの「百と八つの流れ星」は…。
衝撃的であった。
〜
仲間のトライを見届ける間、周辺の課題を隈なくやった。
…
二回で書き終える予定が文字数が多くなり、続く( ̄▽ ̄)
ずっと登りたい岩があった、しかも珍しく誰かに登られている岩で。
四国に行こうと思ったきっかけとなった岩…。
そんな話はまた。
11月18日(日) joyを少し早く閉めさせてもらった。
深夜にフェリーを使い四国入り。
栗崎の爆走により、真夜中に仁淀周辺着。
予定では広場にマットでも敷いて仮眠するつもりだったが…まさかの雨。
仕方なく車で朝を待つことに。
そして7時、待ちに待った太陽が!
現れない!!
雨、、、
晴れないんだけど。
とはいえやる事もないし小降りになったのでエリアに向かう。今回は初仁淀、オススメされていたフューチャーエリアに行くことに。車から降りると、身体はバキバキ。栗崎に至っては一睡もできなかったらしい。あーあ。。
エリアについても雨は止まない。
多少気になっていたロマンチック野郎の敗退を決めた。
そもそも取り付きのジャンプがやばそうだ。
恐るべし初登者の想像力。
このラインを成立させることが出来るなら、うちらのエリアもいろんなものが出来そう。帰って見直すことを決めた。
10:00 雨に影響なさそうなライン 「stoicism 三段」をやる事に。
地ジャンではじまる気持ち良いライン!
一手目が乾いている事が確認できたので決めにかかる。濡れたリップがかなりやばかったが、何とか登れた。
次!
「low start 4段」をやる事に。顕著なアンダーからはじまり明瞭に続いた細かいホールドを頼りにさらに顕著なクラック、ようはstoicismのスタートに繋げるライン。
この2本は確かに同じ線状にあるが、どちらも特徴的でバリエーション感はなく気持ちいい。下部パート、最初にやったmoveがいきなりはまりstoicsmまで繋げることができた。
気も乗ってきたので繋げに入る。
1便目、
核心2つがすっきり決まりこのまま登りきりたかったが、欲が出て濡れたリップに心積もり甘く突っ込んでしまった。
リップ初手で弱気になってしまい、適当に出して落ちる。
あーあ、繋げ1便目で良いとこまで行って落ちると大体ハマるんだ…と、内心凹む。
案の定、その後しばらく下部突破出来ず。
どうせリップもビチャビチャなので、30分程度フラフラする。丁度その頃、別組みのクライマーがエリア入りしたので絡む。聞くと定期的に仕事の依頼頂いている福山のジム(ココペリ)の常連さんらしい。縁って面白い。
12時あたり、乾いた頃だろうと再開。
Stoicismの一手目のガスの入りが悪かったがうまく現場処理できリップへ。
すると…さっきよりコンディション悪い!!!
これが染み出しというやつか、何て思ったりもしたがもう落ちたくない。
幸いガバまで掴んでいたのであとは何とかなる。
濡れたリップにスメアしたくないので、膝を使う。こんな時はゴムより生地の方が効く。
(たまたまだがguのデニムクライミングパンツはフリクションがある。)
何とか登りきることが出来た。
〜
午後からは栗崎のトライを見たりココペリクライマーと絡みながら、乾いてそうな岩を片っ端から登った。
でかい岩の目立つエリアではあるが、小さい岩も結構面白かった。
ロケーションも良いし、のんびり一日みんなと過ごすには最高のエリアだと思う。
栗崎も落ち着いたところで移動。少し登り足りなかったので沈下橋エリアへ。
風情もありつつどことなく寂しげな谷…。
橋から見渡すと下流の良さげなフェイスに目が行く。
案の定、中々良いフェイスであった。
苔のついたホールディングに馴染まず少しハマったが、何とか登れた。
途中の中州で昼寝していた仲間を起こし、仁淀を後にした。
〜
夜は全てお任せだったので、ついていくがままに。
高知の夜を満喫出来たと思う、感謝。