「RockPath」カテゴリーアーカイブ

そして秋穂/エビリューション

山口らぼの駐車場にて。
車の中で迎えた朝、陽が差し込み目が覚めた。

2月14日 快晴

新しい日を清々しく迎えたいところだけど例に漏れず二日酔い。
店内に入り二人を起こす。顔が死んでいた。

 


 

前日の雨の影響でやりたかった岩は絶望的、ということで乾きの良い秋穂ボルダーに連れて行ってくれるという。

らぼから南に車で40分。海辺に接した丘を歩くこと15分で高台に着いた。

展望台に上がる階段の脇に巨石が。

「あ、この岩見たことある。」


 

綺麗なカンテの奥に見える展望台の階段とその手摺りが印象的。

「エビリューション 二段」

渋めの課題かと思いきや中々に。
move解析がとても面白かった。後ほど動画を上げるがこれは見ない方が絶対に良い。

なぜこのクラシック課題を私は見逃していたんだろうか。。。
といえるくらいに素晴らしいラインだった。

ロケーション、岩質、形状、ライン、登った時に達成感、全てにおいて完璧だと思う。

前後によくわからないノーハンドスラブや変なマントル課題をさせられたが面白かった。

Joyの店番があるので13時撤収。

テルテル坊主に挨拶をしふくたろうを乗せて山口をあとにした。
(そういえばふくたろうずっと気分が悪そうだった。。。飲み過ぎやめた方がいいね)

疲労困憊の中案内ありがとうございました。また飲みに行く。

 

 

 

 

 

三重県仕事旅「宮川とかわせみ」

空港についてさらにフェリーに乗らねばならないとは、きっと大変な場所なんだろう。。。なんて思っていたけど。

フェリーに乗りこんだ後、Googleマップを見て感心した。これは便利だ。

2月23日 昼過ぎ

セントレアからフェリーで小一時間、三重に到着。

フェリー乗り場に着くと迎えに来てくれていた。
心強いローカルの開拓者と合流。


スーパーで買い出し。どうやら山籠りするらしい。
どんなところなんだ!?

そこからから約1時間。
辺境の渓谷、その脇に佇む古民家と倉庫が今回の仕事場だ。

近くにコンビニもスーパーもない。
夜になると街頭すらなく人工的な明かりは皆無。
むしろだからこそ月や星明かりが美しい。

この適度な不便さが素敵で、軽く準備して山に入る感じがいい。

実際に不便かというとそうでもなくWi-Fiもあるのでいざという時はなんとでもなる。
数日間自分で選んでこういう場所で過ごせる、というのは最高の贅沢なのではないだろうか?


初日の夕方、この日はフリーだったのでご厚意に甘え宮川ボルダーへ。

駐車場に着くなり人の気配は感じていたが、岩の前は凄かった。
人、人、人、九州では考えられないほどの人。

驚きはしたものの岩は良く、色んな課題をトライした。
なかなか良いラインも登ることができたけれどもこの日の記憶は、岩を取り巻く環境と人がメインだった。

だから純粋に楽しめなかったのかというとそんな訳ではなく。

岩があるだけでは岩登りの歴史や文化は成り立たない。
そこに人がいて岩登りを継承しゆく環境がある。
だからこそ、
宮川ボルダーエリアの現在を体感でき個人的にとても良かった。

2日目、3日目はお仕事。
3日目の夜にはずっと会いたかったメンバーにもあえた…のだけど飲みに飲みを重ねて何も覚えていない。


2月26日

酔いが覚めた昼過ぎから宮川ボルダーへ(私は全然覚めていない)
この日はメインではなくその脇の巨石へ。

未開拓の目立つハング面に取り付き1時間近くもがいたがなんともならず。
何をやっているんだと我にかえり、みんなと登る。

一本初登させてもらった。

「芸風 三段」

ハング中のユニークな形状をうまく辿り突片まで。見た目と裏腹躱し口がなくまさかのフルパワームーブが良い感じ。

キリがいいところでジムの撮影があるらしくみんなで戻る。

 

日暮れごろに解散。ほんのり寂しかった。

本当に充実した4日間、
生活面でずっとお世話になりっぱなしの@ktd _climb さんありがとうございました。


2月27日最終日

珍しく早起きできたので伊勢観光。
十分満喫できたのだけど、森の中に岩のない光景を見ると違和感がある。

ということで本当に撤収。
充実した仕事旅でした。みなさまありがとうございました。

 

 

三重仕事旅ボルダリングソーコかわせみ

ボルダリングソーコ、とうとう開放!!!


三重県、宮川ボルダー。

明るく美しい渓谷に転がる巨石群。

何よりチャート独自の岩質がおもしろく、ホールドも発達しており強傾斜もグイグイ登れる。
アプローチもよくガイドブックもある。人気にならないわけがない。


その一大エリアのすぐ真上にクライマーズスポットができた。
そこから川を見渡すと、メインエリアの岩にへばりつくクライマーたちを眺めることができる。それほど近い。

トイレもあり、なんとクライミングウォールまで。

ん?
そう、クライミングウォールまで!!!
ということでオープニングセットにお呼ばれして来てきました!!!!!

ボルダリングソーコかわせみ
[rocaroca]

秘密基地のような空間に置かれた綺麗な壁。

他のレジャースポーツをしに訪れた利用者や地域の方々も体験で使われるということなので、5〜8級を大目に。

しっかりガチのリアルテクスチャ系が多かったこともあり…
ロッククライマーも楽しんでもらえるよう初段まで各グレード3本以上(+二段1本)。

知らない土地で課題を残すのはちょっと緊張ですが…
この土地この場所ならではの持ち味は出せたと思っております。

ジム利用料もリーズナブルで気軽にウォーミングアップで利用できます!

岩登りの純度高めの仕上がり、
ウォーミングや突然の雨の日など
空間も課題も楽しんでもらえたら幸いです。


作業時の宿泊は道を挟んですぐ上の

宿やまがら

古民家をリノベーションしたとてもオシャレな宿で過去最高クラスに快適。
朝起きて窓をあけたら岩が見える環境、羨ましすぎる。。。
そんな贅沢な場所での宿泊でした。

仕事ながら公私ともに充実した日々。岩の話はまた。

ドンコルレオーネ2

通り過ぎていく岩の中で、印象に残っている一本「ドンコルレオーネ」
洪水により下地が広くなったと聞いた。

延岡の出張帰りに寄れそうだったので開拓者に連絡すると、ひとつ返事で付き合ってくれるとのこと。これは行くしかない。

1月30日
昼前に合流。
今回で3回目、アプローチも精査され課題も増えていた。

河原に降りると真っ先に目に着く惚れ惚れするバルジ。
下地ができたことでいかに。しばらく岩を睨む。

結論から言えばオリジナルのスタートよりも1m下の顕著なアンダーからスタートした方がわかりやすいし格好良い。繋ぎのmoveも綺麗で良い感じ。

昼前に登ることができた。

「ドン・コルレオーネ」

ロースタートとかではなく今やこれが正規スタートだろう。本当に素晴らしい課題だと思う。

その後もずっと気になっていたハングを一つ登り、
「bloody mary v10 」とした。

見えない棚目指してランジする。強度もあり、こいつも良い感じ。

日暮れ前にもう一本のprojectに戻ったが力尽きていてダメ。また来る理由ができた。

新ライン、既成ライン、今あるラインはすべて良い。
お付き合いありがとうございましたー

 

宮崎ユース強化選手講習

1月29日の話。

仕事旅でした。場所は宮崎県延岡市、そう、いつものボルダリングジム「インテンス」
ユース強化選手対象の講習会を行なってきました。

※ひむかサンライズプロジェクト(未普及競技選手育成事業)の一環で行われています。

今年度3回目、最後です。

初回は技術
身体をしっかり扱うため初歩を学ぶ

2回目は心と思考
初回を踏まえ故障の予防をした上で、心構えをつくっていく。

心と技術。
最終回の今回はいよいよ身体の追い込み方を。

サーキットや陸トレの話、
そしてそれら技術に反映させる実践。

そういうものでした。

サーキットトレ
開始時のインターバルや強度の調整方法(チェックシートの作り方)

陸トレ
クライミングにおける体力の細分化と方法。

トレーニングの周期

実践が多く、考え方の解釈や複雑な部分がほとんどなかったので優先順位は低めだと判断し、普段の日記のペースでアップしておます。

インテンスオーナーからのお話にもありましたが、コーチ陣、そして周りのサポーターも保護者同様に熱い想いをもって向き合っております。
その熱量を受け流さすポジティブに受けとめることができれば、さらに上昇曲線を高めることができると思います。
私も同様、更なる進展を期待してます。成果ではなく成長を。がんば!!!みんながんば!!!