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ココペリにて

今年で何年目なんだ?

2017年から変わらず呼んでくれている。この場に来ると安心する、語らうと心安らぐ。コロナ禍の苦しい時も励みになった。

7月16〜17日
ココペリ(広島県福山市)にて
Day 1/レッスン


広島、岡山ユースたちへレッスン。

1時間目:
年代ごと発育/発達中のトレーニングのおさらい。
週のトレーニングスケジュールの立て方。具体例。

2時間目:
事前アンケートにコンペの質問が多かったのでコンテスト式の実践トレーニング。

3時間目:
個別クリニックレッスン。それぞれの課題と今後のトレーニングを計画。1時間目の内容を踏まえて計画的に取り組んでほしい。

遠方ということでなかなか見れないユースたち。やはり一人に時間をかけれないので満遍なくやるスタイルにはなりますが、自身にあうメニューをうまく組み立ててほしいと思います。心身健やかなる成長を心より願って。


Day 2/マンスリーウォールセット

広い壁3面でのマンスリーは本当に贅沢。
メンバーは変わらず4人、結局45本近くあるらしい!!!

一本一本じっくり打ち込んでもらえるよう、誰かの心にヒットするように仕上げたので……課題本数に惑わされず、ぐっとくる一本を見つけて打ち込んでもらえたらと思います。

楽しんで!熱い夏を!!

 

 

道場/大人のダイナミックでした

今回はダイナミック。

ダイナミックの練習、「遠い一手を強引に決めにいく練習」だけでは限界グレードは上がることがあったとしても体の動きは自分の癖が助長される。それだと時に故障のリスクがあり、時に頭詰まりになる要因が増えるという前提。

ダイナミックの局面を練習する、それは普段やっている課題で十分だし、むしろその方がロッククライミング的に活きる。

ということで!

大事なことを「不安定を扱う」と定義し。
.安定、不安定とは?
.不安定を扱う三つの要素
❶身体を預けきる
❷脱力
❸終わりの姿勢のイメージ

 

来たる日に備え、野営練

至宝の巨石を求めて山籠り、そんな日ために…

4月は九州、そして中国地方で野営の練習をした。といっても普通に楽しい時間だけれど。

軽量装備での野営は経験ないので、少しでも場数を稼ごうと。最悪夜でも撤退が可能な場所で一泊を繰り返した。

調理はパスタを湯がく程度のもの。

数泊繰り返し、なんとかかんとかワンポールテントとビビィ泊に慣れた。

けれど毎度熟睡には至っておらず。体力の回復をもう少し高めたい。にせよ夜は一定の恐怖はありつつ気持ち良い。

 

青の峰

過去に軽く流したエリアにて、秀逸な一本。
「青の峰 /2025年4月初登」

2025年4月

八面山での用事を終えた昼過ぎ、耶馬溪の広い河原に寄り道。大昔登った岩がいくつかある。
岩質弱かった印象だったけれど改めて見返すとなかなか。

中でも今回登った「青の峰 」は気持ち良いくらいの独立形状をフル活用するため脆さも目立たず。
豪快なムーブも岩から眺める景色も最高で。

他もちょこちょこ面白い岩があったのでトポまとめついでに再訪することを決め、急足で店番に戻った。

名と数値を残すこと

– 名と数値を繋ぐ=情景を後世に残す –

八面山ボルダーのシンボルのひとつ、スティンキー。

開拓当初にグルー(接着剤)で固められたフレークがとうとう吹っ飛んだ。グレード変化とトポはその直後に書いたのでそちらを。

〈下記記事〉
https://kurume.joywallclimbing.com/rockpath/hatimenyama2000/stinky2025/

岩を登るだけならば…
ホールドが欠損しようが、グレードが変わろうが、ラインが違おうが無関心でいい。
ただし課題や数値を登ろうとする場合、経緯は必要だ。

課題名やグレードはコミュニケーションツールの役割も担っているし、それら存在することによって文化が繋がれてきた側面も少なからずある。

何よりも…
岩を登るということも純粋に楽しいけれど。。。

単なる石に、人の時が刻まれゆくゆく情景の継承していっていることが面白い。

誰も関係ない世界線であれば石に名も数値も必要ないのだけど。愛し愛されるエリアは特に後世に繋ぎたいしその先の可能性を見せてほしいと願う。