「RockPath」カテゴリーアーカイブ

climbheads BigBed+

ボルダリングマットは消耗品だ、大体1年程でダメになる。
毎年、大体旬のマットを買っていた。


2019年3月
趣味の岩登りくらいはテンションあがるものを使いたいと、少しだけ高級なマットを買った。

climbheads 「big bed+」

それから色々なところへ行った。遠征もほぼこいつと共に。

アプローチが長い岩も、二分割できる片割れを車に置いて行けば気軽さに運べる。
また、ランディングに段差がある場合でもうまくハマりやすい。

広さも大型マット並、ハイボールだってこの弾力であれば安心して落ちれる。

使い初めてもう時期3年。
ふと思う、
ボルダリングマットは消耗品だ。

買い替えを考えねば。ただ、いまだ底着きを感じたことはない。
ハイボールはそろそろ怖いがまだまだ使える。
というより愛着もあるのでもう少し使っていたい。

メーカー主様に連絡。メンテナンスを快く引き受けてくれた。

ということで一旦はお別れ。
もう少し共に過ごせそうでよかった。

perfect cell project

1月17日
パーフェクトセルp

どことなく漂う不可能感。

難解な中間パートの解決を試みた。すると予想外に全てのピースが出揃った。

物は試しに核心前から繋げてみると、抜けパートである「セルディビジョン(ぼっちさんfa)」まで到達。

このまま登りきりたかったが、パンプが酷く諦め降りる。
同エリアのクラシック二段と比べても悪い気がする。(発表時初段)
高さもある最終局面、余裕がない状態でマジ落ちしたらやばい気がする。若干萎えた。

翌日、酷い筋肉痛に襲われたのが幸いで…疲労がない状態ならもう少しやれるのだろうか?

#joywallrocknavi #perfectcellp

山口出張「ラボセットと岩登り」

「マイルドとは?」をテーマにお仕事

1月11日、山口のボルダリングジムLABOにて
最後の動画通り、ヌルく真剣に

5級から二段まで全ての壁に満遍なくラインセット

空気感と裏腹に課題はしっかり締まっていると思います。

夜はお披露目会(?)

私もオーナーがわちゃわちゃやっていた課題を登りたかったのですが、疲労がどっときて断念。
とはいえ課題をどう登るのか見れる機会はあまりないのでそれはありがたく。

今回はいつも以上に彩濃ゆくセットできたかなと思います。
1ヶ月楽しんでもらえれば幸いです。
「マイルドとは?」なにかわかればこっそり教えてくださいませー

深夜まで作業しているてるてる坊主オーナー(私は先に車にて?)

(おまけ)

翌日は、LABOオーナーに疲労困憊であろうなか岩を案内してもらいました。
霜降山

主にprojectを見て回りましたが既成課題も魅力的で、次はまったりと登りに来たい次第です。
また二日酔いのなかお付き合いくださいませ!!!

ではー

唐泊2:凪とブラックインベーダー

天上桟敷を登った後の話。
奥にあるもう一つのopen projectを見に行くことに。

目的の岩は海に沈んでいた。思い返せば、いつ来てもこの岩は海の中。
干潮は18時過ぎ、今日は駄目かもしれない。


本題の「凪」をやる。
噂では不可能と聞いたのでどうかと思ったが、登ってみた感じv7くらいだろうか?最初の状態は思い出せない。

陽が落ちはじめた頃、潮も引いてきた。せっかくなので少しだけprojectを。

小さなハング、カンテを使ったラインは大昔から在る。projectはハング中のホールドだけで登るラインだろうか。

何パターンかで登る。

一番しっくりくるのは
「右手:カンテ際サイドカチ/左手:普通のカチ」。
最もわかりやすいホールドだと思う。

black invader v9 or v10

その後も色々なパターンで遊んでいたら、太陽すでに山の奥。慌てて帰り支度をする。
夕景の中、今日も無事楽しめたことに感謝しながらダラダラと歩く。

防波堤の灯りが際立つ頃、駐車場に到着。流石に疲れた。
久留米まで遠い。エリアから近い友人のジムに寄りコーヒーを淹れてもらう。
癒されたところで久留米へと。

唐泊トポ更新分リンク

唐泊トポ

唐泊1:天上桟敷

道路が濡れている、どうも明け方まで降ったようだ。気持ちが上がってこない。

昼からは晴れるそうだ。

乾きそうな岩は…海辺か?

ホールド欠損し不可能になったと聞く「凪」を思い出す。時間がある時に確認してほしいと言われていたんだった。

ということで唐泊へ。

満潮は昼過ぎ。波によってはたどりつけないが、その時はその時だ。

正午過ぎ、漁港に到着。冬の日はいつも港は穏やかだがエリアに入ると急変する。この日も例外ではなく波はそれなりに。

最悪、夕方まで待つ覚悟を決めていたが14時過ぎに何とか到着。



「凪」のある岩

ふと、その正面に在るopen projectを見上げた。

2002年KHBCによるエリア公開時に紹介されたライン、私らが再編したのが2012年。
明らかに存在する魅力的なライン、だとしても当時はランディングが悪すぎてやる気すら起きなかった。

「いつか誰かが登るんだろうな…」と。

今ならどうか?

見上げた時、明らかに登れると思った。
見下げる時、これはないと思った。

これはない、岩のデカさに対してランディングがない。悪いのではなく”ない”。

上部で失敗したら…?
一応予防で大型マットを持ってきたが、ランディングに対しマットがはみ出ている。はみ出たところに落ちようものなら下まで落ちる。むしろ危ない。

こんなことならいつものマットを持ってくればよかった。

と、自分の内心に驚く。
今、私は本当にこれをやろうとしているのか。。。


すぐに解に気づく。

向きの悪いホールドを思いきり引く、そのホールドが壊れれば壁の外側に吐き出されるのは明らかで…
浮いてるように感じるこのホールドは大丈夫か?
手前にあった小さなピンチは一発で吹っ飛んだ、緊張しながら動く。

意を決したトライで、登ることができた。

「天上桟敷 初登」

最低限の着地スペース。
露出感あり海と空が近い、いわば特等席感。

大々的にお勧めはしないのでグレードはつけない。
20年前、当時のクライマーも同じようこの岩を見上げたのだろうか。