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【唐泊トポ】 2016版+2022追記

福岡市西海岸 唐泊 ボルダリングエリア。

2002年に冊子「へっぽこ和尚の九州ボルダリング行脚」にて公開。

2012年にjoywallrocknaviでまとめ直し、2013年 雑誌フリーファンにて再公開。

公開からの変化としては周辺の方々の認知が増したことと、
トイレが復旧したことあたり(2016年現在)

多少グレードが辛いようだが、どちらにせよ玄人しか訪れらことはないであろうから、それも良いであろう。


2022年追記

二つのopen project解決。

トポno.6 → Black Invader v9 or v10

トポno.14 → 天上桟敷

2016.11追記
ホールド欠損。パラノイアV9とニューフェアリーV7→V8

2017.12追記
サブエリア V0-1 課題名追加 下記参照

福岡市西海岸に存在する唐泊エリア、
ボルダリングトポ更新。

最近は場所の確認や課題の情報を求めてでしかトポを開かない人も多い。
クライマー以外にも沢山の人が訪れるこの地で登れるということ。
むしろ注意事項や経緯だけは読んでおいてほしい。

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2017/12/25 追加分↓

↓2022差し替え

↓2022年追加

シーラカンス

【過ぎゆくかたわらに】

小川を渡る。
綺麗な森をくぐり、小さな丘を上がる。
すると、陽の当たる心地良い広場が。

すぐ下には圧倒的な存在感を誇る巨石。
その脇にある「小さなハング」の記録。

【巨石から】

巨石にはすぐに課題ができた。

奥にも壮大な岩がいくつか在る。
通う日々。

春の終わり、「小さなハング」のカンテに夕陽が刺さる。その光景はとても美しく、いつかこの岩も登るんだろうな、なんて思いを巡らせた。

「ロマンティカ」と「澄哲星」

巨石達に決着がついたある日の夕方、
道中にある「小さなハング」をやる。

トライしながら思い出した。
私は別にハイボールが好きなわけではない。本当に好きなのは、地面から程よい高さにある超前傾の面登り。まさしくこれじゃないか。

熱が入っていくのを感じた。


【シーラカンス】

12月23日

前半戦、ハイパワーな初手ではじまり、繊細なシーケンスで手を進める。
後半戦、強固に決めたフックのつけを清算するところからはじまり、フルスパンの一手。ここさえ堪えきれば登りきりたいところだが、追い討ちにほんのり渋い2move。

起承転結、それぞれが濃ゆい。

昼前、最終局面の一手で落ちた。
どうなるかと思ったがその後のトライで登りきることができた。

「シーラカンス v12(四段)」

春に見た陽の刺さるカンテ、いつか夕陽のもとトライしようと思っていたが…
冬は一切陽が当たらない。
凍える森の底、遠くの山にあたる日差しが恋しかった。


【共に】

初冬、巨石たちを無事登りきったあとのこと、Kさん夫婦と一緒に登る機会があった。時期こそ違えど私以上にこのエリアに通い込んでいる二人。


一緒に過ごせて良かった。事前に掃除していただいた岩を案内いただきいくつか登る。その中の一本「傾奇者v9」はマニアックで面白い。二人に感謝。

 

エルメスv12(四段)

はじまり

最初に心惹かれたライン。
UFO状の円盤の縁を奥から辿る。

時は春の終わり。日差しも強く太刀打ち出来ず。
途中から登った、それが「キュベレイ v7(初段)」

公開、再び対峙

冬がはじまる頃、とうとうエリアが一般公開された。
私も関わらせてもらったので、仲間を集め公開イベントに参加。

改めて、最初惹かれたラインを眺める。どことなく可能性を感じた。


着手

11月はまとまった時間が作れず。このラインなら日曜日の店番前でもトライできる。
少し早起きし岩に向かう。

道中、地面が濡れており何度かスリップしかけた。岩も湿気ていた。
朝露の影響なのか、雨が降ったのか。

トライ開始。

感触は全く良くないが可能性はあるように感じた。
9時過ぎ、陽も入りだし岩も乾きはじめた。が、残念ながら撤収時刻だ。


エルメス

12月20日
朝起きれず、近場のこいつへ。パッと行ける範囲に岩があるのは非常にありがたい。

エリアには先客二人。気も入っていなかったので丁度良く、心も和んだ。

ほんのり陽が入りだした頃、着手してみる。相変わらずリップはたるく、保持が効いている感じがない。moveは出来たものの、乾いていてもそれなりに悪い。

駄目そうな気がしつつ狙ってみると、キュベレイパートまで行けた。
胡散臭い保持感でも、案外バランスは保たれているようだ。

その後も何故かキュベレイパートで落ち続けたが、1時間ほどで登ることができた。

エルメスv12

岩との出逢いで、最も初めに描いたラインは大体にして素晴らしい。これも例外なく。
さらにはmove構成も複雑で、組み立てていく過程が非常に面白かった。
動画もヒントもない中探れるのは、初登の特権だと思う。

その後

目的は昼過ぎに達成されたが、まだまだ登っていない岩もあったのでのんびり過ごす。
時に友人らと談話したり、時に今在る課題で遊んだり。

合間に初登した「宙(ソラ) v7(初段)」もなかなか良いと思う。

夕暮れ時、道端の毛並みの良い猫ちゃんに睨まれながら快適なアプローチを帰る。
今日も良い1日だった。
エリア公開まで尽力された開拓者達、今日一日一緒に過ごしてくれたメンバーに感謝。

Direttissima v11/三段+

12月9日
大分出張に行く前の話。仕事は昼過ぎからだったのでちょっと大周りをし岩へ。

準備なくトライでき深追いしなさそうなものを選ぶ。(整備した二人に感謝)

1年前にmoveは作っていたので、まずはその確認。リミットは11時までだと考えていたので、10時50分あたりに狙いに入る。

核心はしっかり越えることができたがラストのランジ、ブラインドになっているガバを綺麗に外し無抵抗で落ちる。

おい!!!とツッコミ入れたくなったが、こと深刻で身体に大ダメージ受けた上にもう時間がない。

全力で10分間休み、11時に再びトライ。
指がすっぽ抜けてまたラスト一手で落ちる。敗退、終わったと思った。


時間を計算し直す。11時20分の出れば間に合うことがわかった。

11時10分、流石によれており核心突破できず。


もはやダメ元11時15分にラスト、これでダメなら終わりと決めたトライ。

核心は身体グラグラだったが何とか堪えて、ラストのランジもポジション決まりきる前にとぶ。
何とか持った。登り切ることに成功。

普段なら余韻に浸るところだが、何せ時間がない。撤収!!!
イベント準備前の心の調整になった。


ゴツいハングの中央、付け根のスタートホールド。
そこから思い切り左に腕を伸ばすと、顕著な弱点であるフレークに指が掛かる。その後フレークは右に湾曲するように続く。

フレークが途切れた先、細かいホールドひとつ挟みはさみ、良い距離間でガバが。

そう、これが先に栗崎によって初登された「聖玻璃」だ。

今回登ったラインは、左のフレークを無視しあえて真っ直ぐ登るという強点。
はっきりいってバリエーションだ。良いラインかはわからない。

取り付きはじめは「そのうち登ろう」程度に考えていたが、やはり本気でやってみると案外楽しい。

どんなラインでもやってみれば楽しいのか?
クライミングという行為自体が楽しいのか?
そもそも案外このラインが楽しいのか?

それはわからない。
トポに載るかも未定。

「direttissima v11(三/四段)」

 

サニーサイド新課題と新たな1年

先週は大分のジム「サニーサイド」にでセット!!!


C壁ライン7本
コンペ壁ライン6本

マンスリーも30本(私は5本くらいでしょうか)
さらにはイベント決勝課題4本

かなり遊べると思います?

そして…ちらっと触れましたが…
イベントとは!?

そう、サニーサイド3周年イベントでした。

久々のセッション式のコンペ、しかも36本のストロングスタイルは懐かしく…
(昔コンペはほぼこのフォーマット)必死に登ったのを思い出しました。

この形式、今だからこそ良いような気がします。

マンスリーとコンペウォールは年末のリセットまでだと思いますので、あと2週間弱だと思いますが、ぜひとも挑戦してほしいと思います。
そんでもって感想など教えてもらえたら幸いです。

イベントではC壁のラインセットは使っていないので、イベント参加者も是非やってみてほしいです。かなりリアルに渋めなものをいくつかご用意!

イベント参加出来なかった方へも、しっかり登ってもらえる課題をリアル二段まで準備しています。短い期間ですが打ち込んでもらえたらと。。。岩に行けない日々が続いても安心してもらえるよう尽力したつもりです!

ではみなさま楽しんでー
最後に。
3周年おめでとう!!!!