「RockPath」カテゴリーアーカイブ

ヨダカ(マジェスティの岩)

2020年10月

エリア集大成「よだかの星」を登った後も、岩は無数に残っており公開に向け余韻的開拓は続く。

入口付近に在るヨダカの岩。次第に奥へと活動を進めた。とある日、レストを兼ね散歩していた時のこと。最奥に巨石を発見した。

果たしてボルダーとしてやれるのだろうか?どうにせよ新たな可能性に心を奪われた。

11月末

 

巨石をどう抜けるか出口を探す。まずは一本右側面に弱点を見た。掃除後ハングの出口右端にあるガバから登ってみた。そこそこ悪く高さもあり、それなりにプレッシャーを感じた。

Your Majesty
デシマルであればピンとくるけど、ボルダーグレードはよくわからないので保留。

12月10日

前回、抜け方は決めたのでハングから繋げてみる。moveはすぐにできたものの中間部アンダーからの一手が強烈。
そこを成功させても移動距離が長く(アンダーから先16手)ひとつミスが起これば耐えられないだろう。現に一度落ちた。

Good-night,Your Majesty v11(三/四段)

ひとつのラインが完成。

もしかしたら、この巨石ひとつも課題が出来ないかもしれないとも思っていたので少しだけ安心した。
次は一番格好良い正面抜けを試してみようと、時間いっぱい使い掃除を終わらせた。

この日は撤収。またすぐにトライしに来れると思っていたけれど…

12月中旬

 

九州では珍しいほど雪が降った。ヨダカへのアクセスが出来なくなった。
雪はすぐに溶けるだろうと思いきや、定期的に大雪が続く。

そのままヨダカは雪に包まれる。

1月28日

kさんから雪解けを聞き、ヨダカに戻る。この日はリップが濡れていたものの、2月からはトライできそうだ。

 

CB(腰付チョークバック)大口できました

たびたび話してきた久留米の特産品である織物、久留米絣でできたチョークバック。(じゃらし工房)

昨年梅雨前に完成したCB(腰付チョークバック)、その大口ができました。

〈左が大口、右が通常〉

昨年11月くらいからちょこちょことバージョンアップさせてきました。2月くらいから販売予定です。

従来のものより入口が大きく、また底も広くなっています。また、底辺に収納がついていますのでぐらつきをコントロールしたい際などは重りで調整できます。もちろんテーピングなどを入れてても良いと思います!

通常の腰付チョークバックとして使う際や、掌の大きさが平均的な場合はオリジナルをお勧めします。

掌が大きい方はもちろん、ガバッとストレスなく突っ込みたい方や ボルダーも兼用して使う方などにお勧めです。

シンプルにシューズとチョークバックだけで登りたい際にも丁度いいサイズだと思います。

基本的にはCBオリジナルを生産していくと思いますが、大口もたまに在庫したいと思っています。

大口を希望される方は、じゃらし工房か私田嶋まで連絡いただければ希望の生地で作成依頼を出したいと思います!

CB  無地3999 柄物4999

CB (大口) 無地4200 柄物5200

 

 

1/21岩(ゴーヤケイブ)

数年前の雨上がり、ビチョビチョの石灰岩のルーフを見た。
「どう登るか」イメージは湧かなかったもののやれば何かになるだろう、そんな印象を残す。

1月21日
ぶちの案内で再訪。パリパリの石灰岩が待っていた。前回見た際と全く印象が違う、様々なラインが見えた。まったりひとつずつやっていく。

夕方、気付けば頭に過った描いた全てのラインを登っていた。

まずは右側面の弱点顕著なフェイス。アップでやるにはやややりすぎだったが、石灰岩のスリッピーなフットホールドが「らしく」て良かった。

白い世界 v5(1/2級)

次にどうにかトップアウトできないかと可能性を探り、左に弱点を見出した。

そのまま右側面からアーチを通り左側面にトップアウト。

Monochrome v8(初/二段)

そして最後にメインディッシュのルーフ。

ぶち命名 shadow of the day


前半(ルーフ帯)でミスすると谷底まで落ちるのでグレードをつけるのはやめたいと思う。

夕方、元さんが1時間だけ参戦。まったり過ごしつついくつかの課題を登り、日暮れ前みんな一緒に撤収。

良い時間だった。ぶちありがとう、元さんまた。

1/18 谷の岩(ボルダーとして)

1月18日

緊急事態宣言期間ということで人里離れた県内のエリアにて。前回TKTに教えてもらった谷の岩をやる。

トップまで10m、最低でも上部の苔と土と藪を掃除しておきたい。

アプローチは困難だけど、30mロープを持って上がることに。極力ボルダーとしてやりたかったのでマットも担ぐ。

20分ほどの急峻を登る。前回は最後の岩盤登りでリスクを感じた、今回は上がりやすい場所を見つけフィックスロープをはった。

12時過ぎに到着。早速ロープに下がる。

結論から言えば、ボルダーでやるには非常に困難。一段上がったテラスから先がかなり激しい。フリークライミング的な激しさではなく、植生と岩質的に。

一番現実的なのは、ボルトを打ちテラスまでのショートルート化だろうか。

とりあえず、どう登るかは帰ってTKTと決めることに。今日は基部をボルダーとしてやる。

一番良いラインの核心をこなし、左の棚までトラバースするライン。

見えない向きの悪い2本指ポケットにデッド。核心はここかと思いきや次のポケットへの一手も遠い。ガストンでとらえる1本指ポケットを中継することで解決。

程よく打ち込んで、目当てのラインは成功させた。

左の棚でノーハンドになれるものの、やはりトップアウトできないのは微妙。。。こうなったらボルダリング課題らしく顕著なアンダーガバからsbsでやってみた。

天岩戸の鬼sbs v10(三段)

偶然にも確率の悪いmoveが全て一発で決まり、思ったより早く登ることができた。

ライン的には少しだけスッキリしたように思う。

16時過ぎ、時間的にも微妙だったけど、もう一本右に気になるクラックがあるのでちらっとだけ触ってみる。

ホールドは極めて顕著なクラックで、v7くらいかと思いきやフットホールドが全く見当たらず、ふわっと膨らんだ形状にひたすらレイバック。悪い。そして吹っ飛びそうで怖い。

マットがもう一枚欲しいけど、ここまで2枚運んでくるのは不可能。。。

Move構築にかなり時間がかかり、リップへのランジまで導き出したころには陽が落ちつつあった。

今日登らねば当分ここまでマットを持ってあがらない気がした。集中してラストのランジを出してみる。

しっかりととまった。

天邪鬼 v9(二段)

下部もそれなりに悪く、環境等色々考えるとv10(三段)でも良い気もするけど、この課題を理解してしまうか、トライ条件を整えればv9が程良いような?

時間も時間だったので、バタバタ撤収。なんとかライト出さずに車まで戻れた。

 

Alice v11fa

1月14日

山にはまだ雪が残る。日陰や気温が上がらない場所は駄目だろう。となると陽の刺す河原が良い。

玖珠川へ。

日田までは良かったが、玖珠に近付くにつれ残った雪が酷くなる。

登れる岩が限られそうだったのでピンポイントで日があたってそうな岩を目指す。

最奥のハング。

反対側は雪がかなり残っていた。早速岩を登る。久々に乾いた岩を触った気がした。

ハング左は以前登ったロワンディシv10。中央から右カンテに進むラインをやる。見込み通り負荷が強い。ザボルダーな内容。

こういうのが一番大好きだ。

カンテに出るまででv11はある。さらにそこからリップ手前のスローパーを狙いmoveが極めて悪い。とても楽しいmoveだったのけど、カンテの先にカチを発見してしまった。。。

悩んだ末、限定ぽいラインにはしたくなかったのでスローパー直狙いをやめカチから繋ぐラインを探った。

粗方形を作ったところで、レストがてら周辺を散歩。

そして川に落ちる。。。

飛び乗った岩が一回転。。。腰まで着水。15時、微妙な時間ではあったけど登り足りなかったので車まで戻り、着替えを済ませて再び岩に戻る。

時間が切迫してきた。バタバタアップを済ませ登りに入る。

15時30分、目的のラインを登ることができた。

下部のv11パートがパワフルでとても楽しい。カンテに出てからもかなり渋い6手が続くが、残念なことにv12になるほどではないと思う。

Alice v11(三/四段)

キリが悪いので横のラインも登り、この岩を完結させた。