「RockPath」カテゴリーアーカイブ

長岩山の現状とトポ

先月見に行った長岩山。ついでなので現状報告を兼ねてトポ更新。メインのもののみ。細かい岩や、わかりにくいものは今回略。

主だったものが高さのある脆い岩
しかもアプローチが一つ使えないためそれなりに歩く

誰が登るのだろうか??
何かの訓練?変わった思考のクライマー?近場の人?

私は岩があれば登るので、それなりに楽しめた。

ちょこちょこ状況は変わると思うので、何か有れば追記します。変化に気付いた方がおられる場合、連絡お願いします。

長岩山 瑪瑙(メノウ)

11月14日 体調悪くレストを決めた夕方、あまりにもどかしく居ても立ってもいられなくなり行動開始。

長岩山へ。
前回訪れた際も書いたが、近くて遠い。相変わらず夕方からは店番だったのでバタバタ。

目指すは3つ岩塔

2011年当時、高さと脆さで登りたくとも登れなかった右の岩の裏面。

時間もないので迷う間も無く取り付く。直上はやばかった。心の準備に時間を喰われそうだったので今回は左上を選んだ。

瑪瑙 初登

直登を捨てた結果、尖った岩塔の弱点をついた素敵なラインとなった。過去のラインをバタバタ確認して撤収。

大分出張レッスン「ベルコン編」

先週末、私タジッペは大分出張でした!

Joyはいつもと変わらずボルダリング未体験の方やいつもの方々にご利用いただけたと思います♪
今週もいつも通りみなさまの来店お待ちしております。

今日は大分出張の話を。
場所は西大分のジムサニーサイドでレッスン内容は
「耐:ベルトコンベア方式のコンペ」
でした。

ベルトコンベア自体の説明は略させてもらいます。
ボルダリングの大会の形式の一つで、公式の大会などでは主流となっています。

サニーサイドオーナーから「一回のトライを大切にすることを伝えてほしい」と依頼を受け、話し合った末このテーマとなりました。


クライミングの分類のひとつ、ボルダリング。
普段のボルダリングでは、ひたすら一つの課題に諦めず挑戦するのも良いと思います。

ただ今回はいつもと違うことを話しました。

コンペはボルダリングのゲーム。どうせゲームをやるなら良い点がとりたい!

ということで
ゲームで点数取るために、目の前の課題”以外”もひっかりと見ること。

点数がとれそうな課題やボーナス点(ゾーン)をしっかり見極め、力をコントロールすること。
時に諦めることが大切になることも。

まずはベルコン1セット行い、その後それぞれ良かったところともっと良くできるところの話。
そして2セット目。話した内容は略。

今後の練習に付加できる要点を書いておこうと思います。

●複数本のオブザを一気に行い、自分の能力で何ができるか見極める練習
(岩登りでも、初めていくエリアでは大切な能力かと)

●時間の使い方の練習
今回は150秒でしたが、限られた時間を有効に使うこと

●自分の体力と回復力を知る
今回あえて中間の課題にダメージ系を持ってきました。最終課題等、登れるはずの課題が登れないことにも理由があります。同じ意味で、1便目が一番良くでき、てその後到達高度が下がっていく子たちも…回復力のコントロール。

以上3点はすぐにでも取り組めると思います。

ということで、こんなところで。
家族で参加いただき本当にありがとうございました。


今回やってみて私も勉強に。
特に普段見ている教え子たちへのクライミングも深く見ることができ…

上記3点を踏まえた練習の実践を行なってみたく、今回のレッスンの続きをしたくなりました。

ということで次回はプライベートで練習実践編を行います。
場所は同様サニーサイド、有難いことに壁を一面貸してもらえるようです。

12月31日夕方から2時間程度。すでに何名か募ってますが希望者がもしいればタジッペまで連絡くださいませ。ラフにやりたいと思います♪

真逆の話になりますが、私個人としては
ゲームや、ゲームの中の競争相手にばかりに夢中のならず、普段は自分のクライミングをしっかり持つといいなと思います。

目の前にある課題を捨てず、しっかり向き合えるのがクライマーだと思います。

諦めないこと、投げ出さないこと。
今イベント中、後のことなど考えずトライする子どもらの姿勢は、私も刺激になりました。
ありがとうございました。

小国出張定期レッスン「スラブ編」

11月18日
小国キッズたちへの出張レッスン

予定が空いている時は毎月依頼を受けている。
いつもは山奥にあるtheRoomでレッスンを行なっているのだけど、この日は初めて街中にあるボルダリング壁UTAGEにて。

パワフルな子どもたち

スラブや緩い傾斜の必要性をずっと感じていたが、今回は思いきって開催場所を変えてみた。UTAGEは小規模ながら緩傾斜メイン。

丁寧に置く
しっかりと踏む(体重をかける)
正確に立ち上がる(動く)

基本的な動作を再確認した。特に、レッスンで使うのは初めての壁なので一歩目の丁寧さを重点的に。

今回のコンセプトに沿った課題がこの壁に豊富にあれば、リアルな教示がなくとも普段の練習で技術レベルは上がっていくだろうと感じた。

出張レッスンは私も毎度学びがある。

由布岳 Hanna

11月12日
前日は地元の旧友と別府で飲み。ということで実家速見で目が覚めた。

夕方久留米の戻る予定にしていたので、最寄りの由布岳へ。高校時代から登っていた通称カーブエリアで登る。

ロケーションは相変わらず良い。むしろ良すぎて怖い。広大な自然の中に身を置くと、自身のちっぽけさを体感。そしてボルダリングという行為のリスクについて考えてしまう。

10代の頃、考えられる様々なラインを片っ端から登り、さらには帰省で訪れるたびにロースタートやトラバースなどのバリエーションも追加。

それでも正面だけはダメだった。
そもそも当時、正面にラインが引けるなど思ってもいなかった。

春、正面を見上げる。左のカンテを上手く使えたらラインになるように思えた。
初期に登った左カンテライン「久遠ノ美」の想い入れが強すぎ、左カンテを利用するという発想が完全に抜けていた。

その日の夜、地ジャンスタートで完成させる。
地ジャンせずとも離陸できるホールドはあるが、そこから地ジャン先のホールドまでが繋がらず。その日、仕方なく地ジャンで登ったというのが正確。

今日はそこを重点的に探ってみることに。

離陸は問題無い。実は過去何度か試したことがあったが、当時は離陸すら厳しかった。

離陸後、初手が遠く感じる。左手のホールド以外、全てが悪い。しかも次の一手は左手だ。明瞭なフットホールドがない分イマイチ形を決めきれず。
色々探っているうちに初手が届いた。良いポジションを発見!

moveは決まった。こうなればこっちのもんだ。上部は前回登っているのでプレッシャーはない(高さによるプレッシャーはもちろんあるが、成功しないのではないか?という不安からくるプレッシャーは消えた。)

気持ちを込めて、初手をとめ、登りきることができた。

Hanna 初登

見上げてからが長すぎて、正直グレードはわからない。岩とロケーションは最高、それは間違いない。
岩の上で見た湯布院の町がとても美しく

長らく愛した岩がまたひとつ終わった。