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ヴィーナスハングにて(耶馬風和v11)


後半に書くヴィーナスハングは過去紹介した時からかなり状況が変わっている、注意事項は引き続き守ってもらえたら。特に平日休日問わず奥への出入りは未だ多いので駐車は前車3台分は空けておいてほしい。

5月2日
ゴールデンウィーク真っ只中ではあったものの遠方から知人が来ていたので、一日休みをもらい岩へ。
前夜の雨が気になったので比較的乾きの良い八面山へ。

昼前には着くことができたが、目的の岩はビシャビシャ。仕方なく日当たり良い無線ボルダーへ。
駐車場は満車であった。連休おそるべし……。
岩が近づくとほぼほぼ知ったメンバー。というより何年ぶりかにあったメンバーだらけで同窓会かと思った。

最近ほぼほぼクライミングをしていないらしい松井氏も、比較的順調に登っていきみんなの視線が集まっていた。私も一本ラインの可能性を見れたので収穫はあった。

移動、道中サモハン氏のprojectを見たが格好いい岩であった。来シーズン楽しみ♪

帰り道で乾きが良いといえばヴィーナスハングだろう、と寄り道。

2012年の水害で大幅に状況は変わったものの、ぼちぼち平穏を取り戻したといえる。
岩は…

倒木が挟まっており「aphrodite low v9」「halo hello v9? 」「耶馬大蛇v9」がトライできなくなっていた。
意を決して整備。

その間松井氏は「aphrpdite st」を

私も40分程度かけ倒木を処分した!

という事で日暮れまで耶馬大蛇のストレートバージョンを。
(耶馬大蛇はハング面真っ向勝負出来ずカンテにフックし逃げたライン)

放置projectだったが、なんと今回moveが出来そうな事に気付いた。
執着してやるといった感じでもなかったので松井氏の隣でダラダラとトライ。しばらくすると初手がとまった!!2手目からは過去に登った「耶馬の風v8」。1手でv8ついているだけあって見事に落ちた。

初手、すぐまた止まるだろうと思っていたがいつまでたってとまらない…。

夕方、コンディションが良くなり再び初手とまる。

2手目のランジも無事決まったが指先が滑った気がしそこからは慎重にこなした。

リップで指を見てみると流血していた。スタートホールドがかなり抉く、握り込みすぎたのであろう。この便で登れてなかったらやばかった。

「耶馬風和(ヤバノカゼヤワラグ) v11(三/四段)」

前々から言われていたことだけど、やはりヴィーナスハング全般グレードが少しずれているようだ。
またそのうち提案しようと思うが、全課題1グレード数値をあげようと思う。

夜、仲間も合流しまったり。

出張「ジャッカロープセット」

4月22日、
熊本のボルダリングジム「ジャッカロープ」にてセットのお仕事。

私の依頼は2面のまぶし壁セット。9時に現地へ。環境とホールドの特徴を考えると出来る限りラインでセットし、残ったホールドを最適な位置にまぶすのが最良だと判断し作業開始。

依頼はまぶし壁のセットであったため、出来る限り希望に添えるよう尽力。
自己最速ペースに近い25本の課題が仕上がった。ソロではあるが全課題試登もできたので出来自体は満足だ。

一本一本入魂した。課題を使われる方に一本でも心うつものがあればいいなと…。

帰り、クライミング人生第2の故郷に寄る。閉店時間には間に合わなかったが、少しだけ休憩。かつて私の居場所はここにあった。

シャドウ新調と調整と課題

通常使用のシャドウ(blackdiamond shadow)を新調。
実寸24.2cmにてus7.5を。
(本来実寸24.2cmの場合適正サイズはus7.5-8をオススメする。)

ソールの縁を調整すべく、丁度いい課題を。前の紫ホールドはjoyfesで消滅していたので改めてセット。

課題もシューズの縁もいい感じに仕上がった。
課題の方は青石(銀テープ2)v5/1級を貼っておいたので、シューズチェックする際に使って欲しい。

早速先日岩でも使ったが変わらずいい感じだ。

コペルニクスv11(三段)

4月11日
福山出張前、どうしても登りたいラインがあった。先日遠方の知人と訪れた際可能性を感じたバリエーションproject。
「感傷主義v9(二段)」のスタートから核心となるオリジナルパートを通り、「嶺霜」に入る。

昨晩降った雨がどうやら酷かったようで、projectの後半パートである「嶺霜v7(初段)」がベチャベチャ。仕方なくトライ開始。とりあえず嶺霜を登ったが何とか大丈夫。

核心パートである下部は完璧にこなせた。

整ったところで勝負に入るが、「嶺霜」入口の保持感悪く成功しない。コンディションが悪いせいか指皮の消耗も激しい。仕事に影響しそうな気がしたので1時間程度で敗退を決めた。

4月20日
まとまった時間が取れそうにないので、仕事終わりの夜に。多少眠たかったがクライミング体力は十分。初日の冷やかしトライは指皮がほぼない状態、前回は雨上がり。

そして今回。
一便目で登る事が出来た。

完璧に決まりすぎものすごく易しく感じた。不安になり、周辺の課題を登ったがどれも感触が良い。岩のコンディションが良かったということで。

「コペルニクスv11(三段)」とした。

この岩を見上げまず最初のやるのは、顕著な弱点をたどる「感傷主義」や「嶺霜」であろう。ただ「コペルニクス」もよくよく見れば岩の弱点でありmoveも面白い。バリエーションながら侮ることなかれ、そう感じさせられた一本であった。
(名はコペルニクス的転回から)

滞在時間30分、仕事に支障をきたしそうなので撤収。

出張先にて、登れぬ岩

遠方、それも出張先に挑戦したい岩があるなんて…
最高すぎる。
(この機会に毎度感謝)


4月15日
福山のジム「ココペリ」での仕事の前日、道中とある岩へ。2年前、紹介してもらった際は全く勝負にならなかった。それでもその岩は魅力的で、どことなく頭の片隅に残っていた。

駐車場に着くと、一帯は水気を帯びていた。直近雨が降ったのだろう。迷いはない。40分のアプローチを歩く。

その岩は変わらず魅力的だった。

岩からは水が滴っていた。休憩がてらしばらく待ったがいきなり状態が良くなることはなさそうだった。とりあえずやる。過去苦戦していた2手は安定してこなせるようになっていた。次の一手に随分時間はかかったが何とか成功。

これでようやくリップ前の核心であろうポイントに突入することが出来た。

次の一手はとても悪いのであろう、夕方まで待てばもう少しコンディションも良くなるかもしれない。
ただ、私は山を降りることにした。

勝負にならなかった過去、ようやく勝負になるかもしれない今、万全だとしても勝機はどうか。未来に期待して敗退。


その後アプローチ中に在る二段や、やさしめの岩を登り車へ戻った。