「RockPath」カテゴリーアーカイブ

山ノ華

2月4日 夜
かなり久々の岩。場所は少し前栗崎から聞いていた糸島に向かう途中の川原。前日の雨が多少気になりはしたものの日中晴れていたので岩はかろうじて乾いていた。

一番美味しい左ハング沿いには残念ながらホールドがなく成立していない。中央は取り付き脇に大きな石があるものの何とかなりそうだ。

周辺の岩でアップ、その後苔掃除。流石に闇の中リップ上で作業は怖い。準備が整ったところでいざ取り付く。

リップへの一手がダイナミックでかなり気持ち良い、この一手がv7程度か。核心はその手前のデッド気味カチとめ。1時間程度やったがどうも駄目…この一手とめたら相当気持ち良さげなのだが。指皮も時期なくなる、仕方なくスタティックmoveに切り替える。フックがかかるポイントを発見。かなりシビアだが安定性は増す。

山ノ華 v10(三段)
登ることはできたが指皮を消耗しきっての完登だったのでどうか?
クールダウンでその辺の岩を登って撤収。スラブが面白かった。

佐賀ユース用トレーニングセット「長もの」

1月は案の定時間がつくれず…何とか時間を作ることができた2月4日。

前々から依頼を受けていた佐賀ユース用トレーニングセット、
場所は佐賀県多久高校のクライミングウォール。

夕方からはユース達も合流し調整。

依頼内容はボルダリングルームにて長ものを。

生徒らにかかる負荷をコントロールすべく、内容はどうしても足限にしたい。
かつ省スペースで手数を稼ぐには…
一昨年つくった「ジャンクションにて4点支持でテープ切り替え」システムがやはりしっくりくる。

今のところユースB以上の長ものを作るうえでこれ以上の仕組みは思いつかない。

打ち合わせ通り今回から実施したこと…今回は生徒らには公表していないが、対象となる生徒ら其々に気持ち良い負荷が入るよう想定リーチ別2本を同グレードで。狙った負荷を入れるには、体格別に分類できると色々良い気がする(あくまでトレーニングにおいてでは)。

どうな変化があるか…楽しみだ。

暴食ノ月

1月15日、予定より早く用事が終わる。こうなるとたまらなくなり岩へ。

17時過ぎにエリア入り。荒々しい土壌の上に点在する岩は相変わらず美しい。度々見た岩も、また見たくなり歩く。そしていつもと同じよう成らないラインを見つめ落胆。懲りないものだ。

日が暮れる前に準備をし夜に備える。

放置していたルーフクラックの岩へ。三日月型の岩に飲まれたかのようルーフ内から始め、頭の上まで繋がっているクラックを辿る。

離陸が強烈に悪い、その後理不尽な初手を介しクラックに入る。後はフィンガー〜ハンドジャム。

3時間ほど打ち込み初手がようやくできた。

あとは心地よいサイズのジャムを決めるだけだ。けど普通に落ちる。ジャムができない事を思い出した。
「ダメじゃん。。。」

テーピングを巻き、ジャムの練習。全くしっくりこない、多分V5程度なんだろうけど…。どうやってもしっくりこずこのままだと体力もバッテリーも食料も尽きそうなので仕方なく繋げることに。

初手、再びとめるも上部のハンドジャムが甘く落ちる…。続ける。初手をとめること4度、やっと登ることができた……。

暴食ノ月 V10〜
初手だけでV10はあると思うが正直上部のクラックで大苦戦した。グレードはよくわからない。

短時間であまり集中できたともいえないが岩に触ることができてよかった。

地元にて初詣、初登

2019年 元旦
珍しく実家速見にいた。
昼過ぎには久留米に戻りたかったので、またまた珍しい早起きをし出発。地元の山へ出向く。

地元豊岡の高台にある黒岩グラウンド、そのグラウンドより山を眺めると見える岩壁。

小学校の遠足で訪れた際、昼寝中その岩壁に押し潰される夢を見た。
(まさかその岩壁を登ることになろうとは…初めて高校の部活で来た際は、プレッシャーにやられ一番高いルートには取り付けず。)

実はその岩壁の直下には小さな神社がある。立ち寄ってみることに。

石鎚神社

いつもは人気にない神社だがこの日は御神酒と餅が置いてあり、更には人の出入りを感じた。地元の神社、更には私はクライマー。縁あるこの場所で今年の初詣をしようと決めた。

奥に岩壁が見える。

御神酒と餅は帰りにいただく事にし、岩へ。
せっかくなのでボルダーではなく壁にいくことに。

歩く事10分で到着。

60m程度の易しい壁なのだけど…
やはり初めての時の印象が強く未だプレッシャーを感じる。

この壁の上に実は…

石鎚神社 奥ノ院が存在する。
そこからの景色はとても素晴らしく…この日も変わらず別府湾は美しかった。

さて、初登り。

年末の連登で身体がボロボロ、ということでスーパーメルのショートバージョンを登る。v8あたりか?
projectも一応やってみたがどうにかなるはずもなく終了。

所縁ある地で初登りが出来て良かった。

帰り、神社に寄ってみたがお餅はもうなかった。皆から愛されてる神社なのだろう、何故か勝手に嬉しくなり御神酒を少しだけいただき撤退。

広島/岡山ジム巡り

年末は大分の教え子家族と中国地方遠征。仕事以外では久々、しかもジムメイン。
私にとって良い社会見学になる予感。

〜12月29日早朝出発。
初日は広島ピュアグリーンへ。

素敵なジムであった。課題が面白い上に数が多い(平嶋元氏の課題もあり)。しかも一本一本が体力を奪う、これはサーキットしたらかなり良い負荷になる、岩を登る人もコンペに出る人もかなり良い環境ではないだろうか。

面白すぎてやり過ぎた、左手前腕に違和感が……。
ジムで私は何をやっているんだ。。。
また機会があれば立ち寄りたいな、と。

〜12月30日
2日目 岡山倉敷ロックスにてコンペ「play hard」に参加。

コンペ自体10年ぶりかもしれない。BJC予備予選を兼ねていたので人は多く、コンペらしくて良い感じ。もちろんBJCなんて考えてないので一個下のカテゴリーで教え子と一緒にエントリー(教え子は参加年齢に達していない。)。にも関わらず課題は予備予選組と一緒で有難くないような、有難いような( ̄∇ ̄)

という事で難易度的に何も出来ずに終わるのではないかという不安。

先に予備予選組からスタートであったので、登りを見て何となく難易度はわかった。こちらの組は2トップ/ゾーン多数が予選通過ラインか?

昼過ぎ競技開始!とりあえず予定通り2本登ってそこからはそれぞれゾーンを取りに行く事に。大体落ち着いたところで時間を見ると残り15分、通過ラインぎりぎり上。ゾーン数自体2つ余裕があったので安心してやりたい課題で遊んだ。
どちらにせよ、どの課題もトップを狙う程体力が残っていない。

大体の課題を楽しんだところで勝手に満足する、
そして残り30秒、とあるユースが1本完登!!!

。。。3トップがラインとなる。
ち〜ん。もはやどうにもならず、私の競技は終了。決勝行けると思ったのに。

反省、そもそも50分続けて登る体力がない!そして自動化されていない課題では私の持久力は5手だ。。という事で、トレーニング頑張ろうと思いました。来シーズン、どっかの草コンペでリベンジしよう。何にせよ、ジムでも思ったより登れて良かった。

教え子は、ウェルカムがまさかのトウフック課題でリーチ的に届かない……。あれは私が見てもしょうがない…。
仕方なく他の課題を登っていたが、キーとなる一本は完登していた。という事で2完、内容は決して悪くなかった。


写真がほぼない。。

運営都合の妥協もなく選手最優先、協賛の紹介から細部にわたりかなり好印象のイベント。良い社会見学となった。

12月31日
西の先駆者、稲垣氏と矢掛へ。

この日は今年一番のグダグダ…。
2年前フラッシュした初段(シシ神)を筆頭にひたすらはまる。稲垣さんといるときに全然登れないのやめたい(2度目。。。)
自身実力的にこんなものなんだろうけど、一回登った課題くらいは何とかなるだろうに。。

その後仕方なく、初段までで登ってなかった良さげなラインを貪る。
無作為に貪ったので相変わらず写真なし。

登り納めの3日間。
「1日1本岩のライン」が限界値になっている今、終始体力不足を感じた。
2019年の課題としよう。


にせよ、
登れようが登れなかろうが
ジムだろうが岩だろうが
根本的には楽しい。
良い旅、良い出逢いであった。

日暮れと共に稲垣さんに再会を誓い、撤収。
チハル氏の爆走により年内に大分に着いてしまう。。。

〜関わってくださった皆さまありがとうございました。〜