「RockPath」カテゴリーアーカイブ

シャドウ新調と調整と課題

通常使用のシャドウ(blackdiamond shadow)を新調。
実寸24.2cmにてus7.5を。
(本来実寸24.2cmの場合適正サイズはus7.5-8をオススメする。)

ソールの縁を調整すべく、丁度いい課題を。前の紫ホールドはjoyfesで消滅していたので改めてセット。

課題もシューズの縁もいい感じに仕上がった。
課題の方は青石(銀テープ2)v5/1級を貼っておいたので、シューズチェックする際に使って欲しい。

早速先日岩でも使ったが変わらずいい感じだ。

コペルニクスv11(三段)

4月11日
福山出張前、どうしても登りたいラインがあった。先日遠方の知人と訪れた際可能性を感じたバリエーションproject。
「感傷主義v9(二段)」のスタートから核心となるオリジナルパートを通り、「嶺霜」に入る。

昨晩降った雨がどうやら酷かったようで、projectの後半パートである「嶺霜v7(初段)」がベチャベチャ。仕方なくトライ開始。とりあえず嶺霜を登ったが何とか大丈夫。

核心パートである下部は完璧にこなせた。

整ったところで勝負に入るが、「嶺霜」入口の保持感悪く成功しない。コンディションが悪いせいか指皮の消耗も激しい。仕事に影響しそうな気がしたので1時間程度で敗退を決めた。

4月20日
まとまった時間が取れそうにないので、仕事終わりの夜に。多少眠たかったがクライミング体力は十分。初日の冷やかしトライは指皮がほぼない状態、前回は雨上がり。

そして今回。
一便目で登る事が出来た。

完璧に決まりすぎものすごく易しく感じた。不安になり、周辺の課題を登ったがどれも感触が良い。岩のコンディションが良かったということで。

「コペルニクスv11(三段)」とした。

この岩を見上げまず最初のやるのは、顕著な弱点をたどる「感傷主義」や「嶺霜」であろう。ただ「コペルニクス」もよくよく見れば岩の弱点でありmoveも面白い。バリエーションながら侮ることなかれ、そう感じさせられた一本であった。
(名はコペルニクス的転回から)

滞在時間30分、仕事に支障をきたしそうなので撤収。

出張先にて、登れぬ岩

遠方、それも出張先に挑戦したい岩があるなんて…
最高すぎる。
(この機会に毎度感謝)


4月15日
福山のジム「ココペリ」での仕事の前日、道中とある岩へ。2年前、紹介してもらった際は全く勝負にならなかった。それでもその岩は魅力的で、どことなく頭の片隅に残っていた。

駐車場に着くと、一帯は水気を帯びていた。直近雨が降ったのだろう。迷いはない。40分のアプローチを歩く。

その岩は変わらず魅力的だった。

岩からは水が滴っていた。休憩がてらしばらく待ったがいきなり状態が良くなることはなさそうだった。とりあえずやる。過去苦戦していた2手は安定してこなせるようになっていた。次の一手に随分時間はかかったが何とか成功。

これでようやくリップ前の核心であろうポイントに突入することが出来た。

次の一手はとても悪いのであろう、夕方まで待てばもう少しコンディションも良くなるかもしれない。
ただ、私は山を降りることにした。

勝負にならなかった過去、ようやく勝負になるかもしれない今、万全だとしても勝機はどうか。未来に期待して敗退。


その後アプローチ中に在る二段や、やさしめの岩を登り車へ戻った。

福山出張「広島ユースレッスンとセット」

4月16〜18日
広島県福山にあるボルダリングジム「ココペリ」にてお仕事。

ルートセットでのお呼ばれは2年前からで半年に一度ペース、さらに昨年秋からは広島県のユースたちのレッスンも開始。
毎回刺激的で、私にとって本当に有難い仕事の一つ。

初日は広島で活躍するユースたちのレッスン。
前回は「自身のクライミングの自己評価の仕方」をやったので、今回は自身のクライミングとどう向き合ってきたかチェック。
事前アンケートで今の思考を確認、私もそれぞれの能力の判断材料が欲しかったので課題を準備しそれらをどう取り組むかチェック。

県代表男子クラスともなると準備も必死。

夕方から21時あたりまでレッスン。

福山女子たちは、もはやほぼ個性データが揃っていたので進捗状況確認。2人とも良い感じで進展はしていたものの傾向変わらず。より一層深みにはまる事を願い…。
男子たちはそれぞれに課題があり、ほぼミーディングで終わった。具体案の提供までは入れなかったが、根本は自身出来る範囲で伝えれたと思うので、化学反応を期待して。面白い選手揃いで今後楽しみである。

2日目、3日目は西のレジェンド稲垣氏とコロシヤ、ココペリ軍団でセット。

ラインセットで91本!
8級から三段まで…

いつも思うが相変わらず課題数がやばい。。
いつか普通に登りに行きたいと思う。

といったところで、刺激的な三日間であった。
広島、福山の方々に深く感謝。

櫓ノ門初登、第2登

日に日に気温が上がる、トライできる日は残り僅かであろう。
万全を期してトライすべく一週間調整していた。

4月1日、櫓project3日目。

3トライ目で人差し指の先が裂けた。終わった…。

後味悪すぎるので、先日クリムが登ったフェイス中央の「刃武 v10」をやる。
5分程度トライ、親指の皮が一気にはげ流血……。

最悪だ、期待していた1日が無残にも僅か30分経たずに終わってしまった。
マットの上でうずくまっていても仕方ないのでmove強度の低い岩をやることにした。

エリアを少し移動し、嶺霜のあるエリア入口にある巨石を。見栄えはいいが岩の上にあるためそこそこ威圧される。

着地を確認しつつ一手一手進める。足もだいぶ回復していたのである程度着地はでき、比較的安心して攻める事が出来た。

名を「櫓ノ門」とする。
岩も格好良いし内容も詰まっているがあえてグレードをつけない。見た目通りの強度であり、見た目通りのやばさである。

時間はあったが指が痛いのでこの日はここで終わる。


4月7日、昼は濡れたルーフに沈みその近くの岩をいくつか登る。(至近距離v10の記事参照)
その日の夜、遠方からクライマーが来ていたので近くで合流し櫓の岩へ。

早速入口の「櫓ノ門」をやってくれた。

瞬登。シーケンス組み立てさっくり突破するのは流石。
登っているのを下から見ていると、それなりにやばくピリッとしていていい感じだと思った。人気にはならなそうな課題だ。
その後bobが初登した「嶺霜 v7(初段)」や「感傷主義low v9/10(二/三段)」もやってくれ、その間に私もバリエーションを。


↑嶺霜

↑感傷主義


バリエーションとはいえそこそこ顕著なラインで面白い。ほぼ残っていない指皮酷使しつつも楽しむ事が出来た。
とても心地の良い夜だった。