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Bloomin’

5月23日 栗崎と。

ハードなラインをやるには流石に暑いかとも思ったが、可能性を見極めるべく大和ハングへ。 もし可能性があるなら来秋通い込めばいいと。

HelloAgain(HelloGoodbyelow)ついでにバラしていたProject、本腰入れて着手。抜け方をどうしようか悩んでいたが、栗崎がリップ掃除するということで、ひとまず待ってみる。

〈ロープに下がり掃除と、抜け方を探る〉

掃除が進むにつれ、あまりのホールドのなさに落胆していく様子が見られた。下にいる私もその状況を理解し悩む。helloGoodbyの方に抜けてもいいが(上部左へトラバース)、望むラインは直登…。

出来るのか…。掃除を終えた栗崎は、私を気遣ってか早々にロープを抜き、ボルダリングスタイルを貫けるチャンスをくれた。
にも関わらず私は負けてしまった。迷った挙句自分のロープを出し下降。ラインが本当に成立しているのか気になってしまった。ホールド確認、かなりシビアなホールディングが要求されるが成っていることがはっきりとわかった。

微かな抵抗で、早々にロープを抜き、マットを敷き右ラインの上部をやる。

数便で上部は出来た。後味の悪さを代償に、この岩の全容はわかった。
少し激し目のアップも済んだところで下部のmoveを軽く確認。

初手、えぐい二つのカチで離陸。離陸だけでも相当悪い、そこから左手で2本指ポケットを狙う。その後体勢を整え左手ビッグジャンプ。あとはシビアな上部パートに入る。

なかなか初手がとまらない。
初手が完全に決まってもランジで落とされる。

初手のポケットもエグく、皮が裂けそうな気がしてきた。
大きく休んだ次の便、ランジをしっかりと決めた。

大穴で休むことなくそのまま上部に突っ込む。リップ手前の1本指ポケットがえぐいが、下部で抉れる右手ではなく左手。

ガバに見える大穴もめちゃめちゃたるい。正直全然効いていなかった。

苦しまみれにあげた右足が良かったのか。。。
(その後別日に、他のprojectついでに上部確認のトライをしたが、この時成功したmoveは一切出来ず……)
今思えば、、なぜ成功したのかよくわからない。

テンション高めで乗り切ることができた。

Bloomin’ v12(四段)


栗崎はHelloAgainにトライ。かなり気に入ったようで、課題の質を上げるべく下地整備。下の石が初手、2手目のmoveに干渉し気持ち悪かった。

1時間半かけて石を動かす。これで快適トライが可能に。栗崎、この秋の目標が出来て良かったと思う。後半ヤバめなので怪我に気をつけてトライしてほしいなと。

ちなみにこの岩最後のproject、HelloAgainスタートからbloomin’抜けも整備のおかげでスッキリトライできるようになった。
可能性はどうなのだろうか?人類到達可能だとは思うが私に届く難易度なのか?気になったものの体力尽きて次回にまわす。気温上がりきる前にもう一度来たい……。

ナキムシロビン

湯釣再編については前の記事を。記事通りエリアについては夏前に。

前回の記事

今回は別編。


5月16日 正午過ぎ
ハング前の木陰で2人、暑さを凌ぐ。

エリアをまとめる目的の中、私ははまってしまった。2011年初登の「ナキ・ムシ v10(三段)」が悪い。

初登時のスタートはしっかりとしたガバがあり出だしのポッケ狙いの強度は低く、核心のフックムーブもバチ効きでv9(二段)公開。エリア公開直後、そのガバが欠損しv10(三段)となった。

えぐい1,5本指ポケット狙いの初手も強度は大幅に上がり、

核心の一手については、ヒールの掛け方がかなり渋くなっていた。

ラストのランジまで濃厚な内容。
(ナキ・ムシはAirPocketのランジ手前の右手まではいかない。)

再登が出ていないので、私個人の意見になるがv11(三段)にあげたいと思う。

ポに無理をいってもう少しだけ付き合ってもらう。ナキ・ムシからロビンソンに抜けるラインを登っておきたくなった。ポは快く承諾してくれた。

ナキ・ムシのダメージはそこそこあったが、ポと昔話をしているとかなりの時間が経ったようで全快。

「ナキムシロビン v12(四段)」
ロビンソンの核心前のカチガバが、どうしても手順合わず持ち直しに3手…この細々しい感じがストレスだった。

※ちなみにロビンソン上部が前以上に崩落していたため、手前の左の木を終了点とした。トップアウト出来ないのは残念だが、内容は面白いと思う。

無事登れたところで、再びポとエリアをまわる。

5月16日 湯釣再編動画

モスラs v5
ナキ・ムシ v11
ナキムシロビン v12
椿達磨 v3
ツルツルポ v4
Jack in box v2
菜の花カンテ v4
Time line direct v8

湯釣の変化確認

5月16日 ぽ氏と湯釣へ。
2011年公開以降、毎年のように起きる豪雨及び地震被害。多大な変化を今一度整理すべく、初期開拓メンバーぽとエリアを歩く。

結果から言えば予想以上に変化していた。課題だけではなくアクセスや気をつけたい点等も。そのあたりは今年の夏前、課題の変化とともに紹介したい。しばしお待ちいただけたらと。

順に岩を確認。
暑い時期もここではまだ凌げる。刺さる日光は木漏れ陽に、吹き抜ける谷風が心地よい。
逆に真冬は耐え難い。

2004年あたり初登された(した)課題は変わらず面白い。

1m近く位置が変わっている菜の花の岩。4mオーバーの岩が動くとは…

取り付くまで気づかなかったレディクレア…
横の岩が迫ってきており、ワングレードアップは確実であろう。

他、3つの岩で変化が見られた。
確認メインのこの日、まったり過ごすはずが
おもむろに鞄からノコギリを取り出したポ氏。

流木が気になったらしい。やってることは結局昔と変わらないんだなと、懐かしく思った。
そして椿達磨 v3(3級)を登る。

夏前の再公開では、エリア情報/課題変化とともにグレード改定も行う。
(続)

城島高原p2「attraction」

5月13日 出張帰り
ずっと気になっていた城島高原ハングの左端をやりに寄り道。
流石に翌日は店番なので長居はできない、
にせよ晴れが続けば登れることはわかっていたのでそこまで警戒心なく突入。

油断しすぎていた。
夜ということで岩を見失い、発見するまでに30分浪費。ただでさえ体力ギリギリなのに…。

水の通り道になっている左端project。
3日晴れが続いたこともあり、かろうじてトライできる状態までにはなっていた。

ホールドはあるものの向きがどれも悪い。乾いていたらすぐに登れると思っていたが、どのシーケンスも組み合わせが悪く、 moveを作るまでに1時間近くかかってしまった。さらにクラックを狙う初手の確率がかなり悪く、そこができても後半の核心で落とされる。

僅か4手だが、色々詰まったラインであった。

わかればv10(三段)くらいだろうか、「attoraction」
Low start projectはホールドが乾いておらず次に回し撤収。相当眠かった。。。

ちなみに、
過去にあげた城島高原道端エリアトポのno.2 projectのラインがattractionである。

延岡出張「インテンスにて」

5月12、13日は延岡(宮崎県)出張でした!
「クライミングジムインテンス」

初日は宮崎、大分、熊本の子達対象のレッスン。少し無理をお願いし少人数制で。

内容は動き方の分類の知識を増すこと。
(1)それぞれの癖、「何ができて何ができないか」ざっくりでも自覚することができれば練習の質も上がってくると思います。今回は保護者の方でもチェックしやすい分類化を目指し行いました。

(2-a)課題攻略の場面において、動き方のイメージを少し変えるだけで成功することもよくあります。それに自分で気づくためには一定の知識が必要となり、今回の動きの話はその初歩にも繋がると思います。

(2-b)課題が要求してくる動き方がわかっても、普段やっていなければ即座に対応できないこともあるかと。(1)につながりますが、意識的に動きを作っていくことも大切かと。(何事もバランスですが)

2日目は課題セット!

1本1本、気合いをいれてつくらせてもらいました。ボテもボリュームも小さいやつも、しっかり使うセットができたと思います。
最後に気づいたけど、少しだけコーディネーション系が多すぎたような…
片っ端からガッツリと、もしくは一本でも心打つ課題を見つけてもらえたら幸いです。

今年もありがとうございました。