ぽ城完結までの軌跡。
仲間から岩があると聞いてはいたが、ちゃんと登りだしたのは昨年春。
確認ついでに一本だけ登る。
一番目立つルーフ中央よりはじめるライン、星のない世界v8(初/二段)。
その後少し間があく。
次の訪れは、大雨の日のこと。
関東より来ている方の、雨でも登れるエリアの案内を依頼された。
フエコドームはさすがに私は飽きたので、ぽ城を選ぶ。
岩の下で雨を横目に眺めながら、まったりと充実したクライマー時間を過ごす。
3人のセッションの末、完成したのがアバンギャルドv10(三段)。
雨でも登れることがはっきりとわかった。
4月の雨の日に、虚無v11(3段)が完成。
そしてシーズンオフが来る。
秋が訪れ、相変わらず雨の日に攻めるが、いよいよ岩が湿気を持たないベストなコンディションでないと登れないラインしか残されていないことに気づく。
12月の雨上がりの晴れた日に、バルスパズルv12(四段)が完成。
残すは集大成、ルーフ最奥より繋げるラインのみとなった。
2015年1月、中間部より完成。星のない世界 改と置く。
1.18(日)
開拓を午前中で切り上げ、1時間だけやることに。
(開拓の記録は後日二日分まとめてup)
天気は晴れ。
晴れた日にここにいるのが何故か不思議だった。
それは8年前の、フエコドームの集大成 春夏秋冬v10(3三段)を登った時の感覚に似ていた。
その空気を感じ、あぁ今日登れるんだなぁ 、と勝手に感傷的になる。
核心手前でスリップし足ブラ。
耐えれるがやめ、降りる。
20手近くある課題なので貴重な体力を削りたくなかった。
感触は非常に良い。
2便目、初めてまともに核心の9手目が止まった。
その後は難易度はそこまでないが、テクニカルなフックが続き神経を使う。
フックより核心の精度をとり、紐履のドラゴンを選んだので尚更だ。
2度程足がきれたが
タイミングがよくギリギリ持ちこたえた。
比較的、体力にも気持ちにも余裕があり、そのまま完登。
これでぽ城が完結した。
前回がズタボロに弾き返されたので今日勝負になるか不安であったが、当初感じた通り能力内の課題であったようで、少し安心した。
名を サタンポー
グレードをv12(四段) とする。
その後、付き合いで来てくれたボブが、moveもバレていないアバンv4(二級)の最終トライで、奇跡の完登劇を見せつけてくれ、その場を後にした。
ぽ城周辺のこじんまりした岩に散らばる課題を拾えば、ここは終了となる。
土地柄、案内は出来ても、紹介や公開は厳しいかもしれない。
少しローカルに情報から情報を集めてみよう。