「仕事旅」カテゴリーアーカイブ

ひむか2023スタート

今年もはじまりました。

宮崎県選手育成事業
ひむかサンライズプロジェクト

ー8月6日ー

目的は来る国スポに向けての競技力向上
もちろんパフォーマンス向上の話メインになります。

ただ、私はやはり
「クライミングをもっと知ってほしい」
「今もこの先も競技だけでなく自身のクライミングに励んでほしい」

そんな想いもあり、本脈と脱線を繰り返しつつ進行しています。

※脱線、
みんな故障なく過ごせるように、発達具合のチェックと遊び。
現在の競技力向上だけではなく年代に応じたトレーニング。

また能力問わずクライミングが大好きな子たちがもっともっと深みにハマれるように。
そうなれば周りに回って、県下の可能性も広がると思っています。

こんな自由に行えるのも、受け入れ先のオーナーや招いてくれた方々が賛同してくれているからであって感謝しかありません。

 

さて、いつも通り年代ごとのグループレッスン。
今回は年初めということで
技術面、基本的なトレーニングのおさらい。

毎週各地で行われているイベントに集中することも大切ですが、
何を見据えるか?また日々全力か?も。
日々の積み重ねも疎かにならぬよう!

戸河内「オオヒエンソウ」

福山出張の帰り。

連日雨の予報が覆り最終日は曇りに。ダメもと戸河内によってみることにし近くで一泊。

4月21日(金) 戸河内

トポをおいてきてしまったのでいつものエリアで。

車を停め目の前の岩でアップ。眠気が覚めたところで河原へ降りる。踏み跡を辿ること30歩、森を分つ綺麗な渓谷に着く。


サザンカの岩は乾きつつあった。バリエーションを一通り登ったところで以前から気になっていた右奥からの可能性を探ってみる。

核心であろうハング中央の動きをダイナミックに決めることができたので、ざっと前半をやった後繋げた。

※今思えばハング中央のバラシから始めてしまったのがいけなかった。どうもスタートから全然違うシーケンスで突破できてしまうらしい。

オオヒエンソウ(大飛燕草)

サザンカとオオヒエンソウ

鮮やかに広がる赤い花に対し、スッと伸びる青色の花。
花言葉は謙虚に対し、傲慢。

巨石の有り余る中央のスペースに控え気味に美しく引かれたサザンカ。対し、ハング右奥から強引にクラシックへ繋ぐ。

グレードは二段から三段のどこか、だと思う。
このラインはすでにオフィシャルに紹介していただいた。グレードも公表も任せているので良い感じに落ち着くと思う。

 


昼からは陽も入りだし岩も徐々に乾きだした。
登っていなかった小岩をふらふらと登り、満足したところで戸河内を後にした。

やっぱり楽しい。

福山出張「ココペリセット」

一面の壁面積がとても広く、倉庫二つ分の壁枚数。
広大なセット、登っていても気持ちいい!

今回はクライミングの原点回帰を心に留めつつ。

4月20日
前日のユースレッスンに続き広島県福山市ココペリにてお仕事。

セットです!


今回は日本各地で行われておるキッズツアー戦「のぼコン」のためのホールドチェンジ。

イベント後そのまま営業に入るということで…
半数はキッズイベント用、
半数は常連様の濃ゆいクライマー用の課題を。


ということで「奇抜なものにもクライミングっぽさを」という若干カオスで詰め込み過ぎなものもあるかも、ないかも。

 


セット3週間前に酷い捻挫をしてしまうという失態を冒してしまったものの
なんとか長時間シューズが履けるまでは回復。毎度お呼びいただきありがとうございます。

梅雨の登り込みの時期でも、皆さま楽しんでもらえたら幸いです。

 

 

 

ココペリユースレッスン

子どものクライミング。

登れていない課題を取り組む以外で何をしたらいいのか?
大人のトレーニングとどう違うのか?

子どものトレーニング、ベースの話。

 

ココペリユースレッスン


4月の出張は…
広島県福山
そう、ココペリです!!!

4月19日(水)

夕方、子どもたちの学校終わりに
ユースレッスン

おなじみのココペリでしたが…今世代のユースレッスンは初。

初回ということで
基本的な座学と各項目の基礎的な実践。

振り返り用に項目を。
過去の受講者の家族の方も、今一度復習に!
(脱線は略)

ーーー【座学】

●世代ごとのレディネス(準備と環境)判断項目

小学生高学年と中学生、年代は数歳差だと思いますが発育の過程で大切にしたいことは変わります。さらには成長には差が生じるので皆が一様に同じタイミングで同じトレーニングをすべきとも言えません。さらに言えば個性も存在します。どのタイミングで何をすべきか、その判断材料と知識を。

軽めの実践と座学(陸でのコーディネーション/壁での姿勢作りと故障の説明)
各世代のトレーニング優先順位
今後の成長過程で陥りやすいやすい流れと対処の考え方

ーーー【実践とチェック】

●足腰のフィジカルチェックと姿勢とダイナミックストレッチ

運動歴、クライミング時の癖、普段の姿勢で動きの運動パターンに癖が出ます。それは大人に於いても。その影響で得手不得手が出るのですが、それらを理解しコントロールするために自己分析を。

縦横無尽に満遍なく動ける姿勢➡︎ニュートラルの考え方
ニュートラルをとるために足腰をつくる
壁の中で意識する
➡︎
ポジションをつくる
➡︎
局面をつくる(1moveのコマ数を増やす)

ーーー【応用】

コーディネーションの考え方
攻略ではなく発達のために


それぞれが純粋にクライミング能力も高く、
無意識に良い動きができる。その先へ。

易しい課題では無意識にできていたものを限界値でも意識的に出す。
するとしっかりとよくなる。

いろいろと話しましたが、

練習の1日の流れをつくり、
練習の中でその世代に応じたトレーニングを加えていくこと。
そしてどの世代もクライミングの基礎となるものの練習をしていけたらと思います。

 

 

みんな良いクライミング!!!
このまま純粋なクライミング能力と個性を強くもち発展していけることを期待しています!

 

 

 

 

三重県仕事旅「宮川とかわせみ」

空港についてさらにフェリーに乗らねばならないとは、きっと大変な場所なんだろう。。。なんて思っていたけど。

フェリーに乗りこんだ後、Googleマップを見て感心した。これは便利だ。

2月23日 昼過ぎ

セントレアからフェリーで小一時間、三重に到着。

フェリー乗り場に着くと迎えに来てくれていた。
心強いローカルの開拓者と合流。


スーパーで買い出し。どうやら山籠りするらしい。
どんなところなんだ!?

そこからから約1時間。
辺境の渓谷、その脇に佇む古民家と倉庫が今回の仕事場だ。

近くにコンビニもスーパーもない。
夜になると街頭すらなく人工的な明かりは皆無。
むしろだからこそ月や星明かりが美しい。

この適度な不便さが素敵で、軽く準備して山に入る感じがいい。

実際に不便かというとそうでもなくWi-Fiもあるのでいざという時はなんとでもなる。
数日間自分で選んでこういう場所で過ごせる、というのは最高の贅沢なのではないだろうか?


初日の夕方、この日はフリーだったのでご厚意に甘え宮川ボルダーへ。

駐車場に着くなり人の気配は感じていたが、岩の前は凄かった。
人、人、人、九州では考えられないほどの人。

驚きはしたものの岩は良く、色んな課題をトライした。
なかなか良いラインも登ることができたけれどもこの日の記憶は、岩を取り巻く環境と人がメインだった。

だから純粋に楽しめなかったのかというとそんな訳ではなく。

岩があるだけでは岩登りの歴史や文化は成り立たない。
そこに人がいて岩登りを継承しゆく環境がある。
だからこそ、
宮川ボルダーエリアの現在を体感でき個人的にとても良かった。

2日目、3日目はお仕事。
3日目の夜にはずっと会いたかったメンバーにもあえた…のだけど飲みに飲みを重ねて何も覚えていない。


2月26日

酔いが覚めた昼過ぎから宮川ボルダーへ(私は全然覚めていない)
この日はメインではなくその脇の巨石へ。

未開拓の目立つハング面に取り付き1時間近くもがいたがなんともならず。
何をやっているんだと我にかえり、みんなと登る。

一本初登させてもらった。

「芸風 三段」

ハング中のユニークな形状をうまく辿り突片まで。見た目と裏腹躱し口がなくまさかのフルパワームーブが良い感じ。

キリがいいところでジムの撮影があるらしくみんなで戻る。

 

日暮れごろに解散。ほんのり寂しかった。

本当に充実した4日間、
生活面でずっとお世話になりっぱなしの@ktd _climb さんありがとうございました。


2月27日最終日

珍しく早起きできたので伊勢観光。
十分満喫できたのだけど、森の中に岩のない光景を見ると違和感がある。

ということで本当に撤収。
充実した仕事旅でした。みなさまありがとうございました。