「その他ナイト含む」カテゴリーアーカイブ

杖立の岩

6/25(月)
夜の小国出張レッスン前に、前回見ていた杖立の岩へ。
川の水量が1m近く上がっており目当てのいくつかは取り付けなかった。

それでも密集している岩の群れの中に素敵なラインも潜んでおり、楽しくアップすることができた。

あまり下り過ぎると色々よろしくないので、適度に下ったところにあるハングまで。


このハング、1手目から7手目、そしてマントルまで一定の強度が続く。
moveも全て心地よく、実に良く出来たラインだ。
欲をいえば、もう少し難しくても良かった。

奥座敷 V8
高さも程よく大衆受けする課題となるであろう。

一通り登ったところで対岸に移動しようかと思ったが、暑さで少しダウン。
休憩。

対岸は難しい課題も、素敵なラインもあまりなくすぐに終わった。


ウラノフェイス V2

清涼 V1

このまま仕事に行くのも少々抵抗があったので、近くの温泉に寄って現場へ。


小国出張の話はまたそのうちに。


杖立の岩、
これらの岩はもしかしたら今の時期しか登れない可能性があるとのこと。
また今回登った岩より下流には行かない方が良いと私は判断した。駐車位置、アクセス、エリア全てにおいて明瞭で比較的利用しやすいエリアだと思う。アプローチは多少悪いが…。

(近くの温泉街に行かれる方で時間にゆとりがありそうな方、是非連絡どうぞ♪
ざっくりしたトポであればOCCメンバーにも渡しています。)

昭和の森のスラブとバルジ

5/31(木) 指故障13日目

午前中バタバタ用事を済ませ、福岡近郊の岩に行くことに。
道中、道を間違える。
大渋滞を越えた後に気づいたので、戻るのも躊躇われた。

…そこでふと思い出す、福岡市街の東側にも岩があったことを。


10数年前の記憶を頼りに、昭和の森へ。

30分程度で現地に着いたものの、岩の位置どころか駐車位置すら覚えてなかったのでここから苦戦。
というより地形がなんだか変わっている気がする…。

とりあえず岩の気配のする林道を適当に歩く。
すると、すぐ隣の丘の上の藪の中に岩の頭が見えた。

近くまで行ったものの、アプローチがない。
ここではないと見切りをつけ、再び周辺偵察。

…やはりない。
さっきのあれか、、、仕方なく藪を突っ切る。

到着。
雑木を少しだけ薙ぎ払い、いざ。

この岩の歴史はかなり古いらしく、私の知る先駆者の1世代前に登られたらしい。
側面のスラブも正面のバルジも実に良い。


スラブは右がV2、左がV3-4程であろうか。中央はそれなりに悪いと思う。

10数年前登り損ねたバルジの左をやる。

V7あたりだろうか、
実に素晴らしい1本であった。

福岡近郊のランドマーク的存在、HDJ V5に匹敵する内容だと思う。
バルジ右はV4あたり、全てのラインが個性的で面白い。

市街から30分程度でつくこの岩、埋もれされるには勿体ない…。

なんて思ったりもしたが、
こんな宝探し的な存在もありかと思い直した。

全てに感謝、撤収。

パルスロースタート欠損4/26

パルスの岩にて

4/26 夕方の事。

本来開拓に行くつもりが、車の調子が悪く車屋へ。
かろうじて1時間残ったので急ぎ足でパルスの岩へ。

枝村さんが開拓したこの岩、
規模こそないが岩の質は非常によく、課題も素晴らしい。

ただ諸事情につきあまり目立って紹介はできない。

パルスの岩、今回の目的はパルスのlow start project。
パルスを登った誰もが取り付き、魅力に取り憑かれつつも弾かれ、さらに虜になったことだろう。

私も同じで3年前、パルスを登りその後見事にはじき返された。
そして今回リベンジ。

結論からいうと、不意に魅力をぶち壊してしまった。。。
スタートホールド欠損。

アップでラングレーとパルスを登り、その後ロースタートに取り付く。
中間部のmoveをバラす過程で踏み込んだ左足が揺らぐ。
やばいと思った時には時すでに遅し。
この後の対処でさらにミスをした。
少し硬めのブラシで擦ってしまい、当たりどころ悪く断片が大きく割れ、1.5mm程度掛りが良くなった……。

終わった…。
慌ててスタートを確認。
3年前1/100程度の精度であった初手、数発やってとまる。

しまった…。

放心状態から解き放たれた後、開拓者、現にトライしていそうな人に片っ端から連絡。
幸い王手がかかっていた人はいなかったが、もしかしたらこの先とんでもない課題になっていた可能性があっただけに……。

課題のバランスこそ良くなったとは思うが、
とても刺激的な一手は幻となった。

開拓中のエリアならこんなにも複雑な想いにならないが、
公開projectでやってしまうと…やはり凹む。
皆で見た夢を消す、安易なブラッシングだった。
反省。

※枝村さんより
この時期、竹の生え変わる季節。
トラブルのないよう配慮ある行動を、との事です。

アポロと徒桜V10

2月から3月上旬にかけて、とにかく雨が多かった。
まともな岩を触れない日々が続く。

このままじゃいかんと思い、BDアポロ購入。

自分が動きやすい日に岩に行ってたんじゃ駄目だと思い、晴れたら仕事前や仕事終わりに岩に行こう作戦。

来たる3月18日、いざ決行。
事前に手に入れたアポロ、かなり明るい。最高!

快適な環境をものにしたわけだが、肝心の岩は何故か濡れていた。
雨降りすぎだ……。
目当てのラインには取り付けず。

仕方なく、随分昔登った徒花のsds projectをやる。
眠くてきつくてイマイチ集中できずにいると、まさかの雨が…

おい!!!
お陰で見事に気持ちスイッチが入り、バタバタmove組み立て。岩が濡れきる前には登ることが出来た。

ジャムだのフックだのランジだの、スタイルの切り替えが面倒くさいが、その面倒くささがむしろ面白い一本だった。
徒桜 V10とする。

その後、周囲の岩が真っ黒くなるまでprojectを触り撤収。


体力を削りつつ無理やりいった数回のナイト。
…周知の通り、3月後半からは晴れの日が続いた。

15分の岩登り

4/16 mon

午前中、用事を済ませ午後から先に書いたよう小国に移動。
わずかに時間があったので少々遠回りをして獅子岩へ。

17:00到着。

17:30には出ないと間に合わない。
ということで速攻準備をしていざ取り付く。

目的は放置projectとなっていたレグルスV9のダイレクト。

核心となるランジパート、色々試していたら可能性の見込める飛び出し方を発見。
というか2年前やった時も結局これにたどり着いたような?

キャッチし損ねた時の振られがでかすぎて、横の岩に突っ込むのを回避するのがかなりシビア。

ふと、ダブルダイノじゃなくとも出来るんじゃないかとやってみる。すると好感触。

次の便のランジで、
中指一本、とびだし前のカチに残った。
更紗V13(玖珠川乙女岩公開エリア)をやった時、中指を鍛えておいて良かった。

そして岩の上へ。

暑苦しく登り終えた先に見えた小さな花、
岩登りをしているって実感を得た。

今回は明瞭なスタートホールドからはじめたわけではないので課題ではない。
あくまで岩を登っただけだ。

所要時間わずか15分の出来事。
バタバタ片付け、仕事場へと向かう。