「その他ナイト含む」カテゴリーアーカイブ

とある日の岩登り

梅雨の晴れ間、岩は間違いなく濡れているだろう。

そういえば北の友人ぶちが岩を掃除したと言っていたことを思い出した。早速連絡。

6月17日
くりと向かう。

現地でぶち達と合流し目当ての岩へ。
その岩は格好良いフェイスで、花崗岩ながら弱点もそれなりにある。
くりがざっと掃除を済ませ、いざトライ開始。

2本の大物ラインができそうだったが、やってるとキーホールドがどんどんぶっとんでいく。
1時間ほど経ったところで、キーホールド全て消失し可能性がなくなった。

まぁこんなこともザラにある、ということが詰まり込んだ1日だった。

中途半端に時間が余ったので観光して終了。何やかんやこんな日も好き。


案内ありがとう、くりもお疲れさん!!

4/8 天戸岩 (鬼と藤娘のトポ)

   天戸岩上部岩塔トポ      

アクセス

日向神ダム下エリアのある天戸岩の最上部。なのでアクセスはk1さんのページが詳しい。

ダム下エリアから奥へ。すると最近公開された桜エリアに。そこからさらに奥の谷へと進む。ピンクテープが2重になったところが分岐で、右に詰めると「天戸岩の鬼」のハング。左のピンクテープ沿いに進むと「藤娘」

    小鬼岩ボルダー課題                       

はじめはボルダーとして登れると思ってやってみたものの断念。途中にテラスがありその先の岩質や植生的にボルダリングぽくないことからTKTさんと相談しショートルートとする。

天戸岩の鬼lowやトラバースはムーブは面白いが、やはりハング下部で終わってしまうので少しやりきれなさが残る。

逆に天邪鬼はとても良い。細いクラックをシビアなレイバックで登る。もしこの課題がアプローチのないエリアにあればきっとコアなクライマーは好んでやると思う。

     ショートルート             

藤娘    5.12a       2021年3月 高田初登

20mオーバーの岩塔。日向神ぽいシビアな下部とうってかわり、上部は見た目以上にパワフル。

 

天戸岩の鬼5.13n

天戸岩の鬼トラバースの核心であるフィンガリーなボルダーパート(v9/二段)から、上部のボルダーパート(v6/1級)へ。

当初、このルートは下部の難易度が全てで、上部は岩の上に上がる通路くらいに思っていたが、実際やってみると上部も意外に難しい。

難しいだけではなく下部も上部もmoveに主張があり、一貫するととても良い感じにまとまったように思う。

正直グレードはよくわからない。move的に一番難しいのはやはり2手目で、2手目核心というのは何回でもトライできるのでリードクライミング的に難しさを感じにくい。

構成が逆で後半部にv9パートがくるのであればグレーディングしやすいのだけど。。。

天戸岩の鬼 5.13n

やっとの思いで下部の核心を超えたなら、痛すぎる深いポケットで呼吸を整えればいい。ただ、休みすぎると思い切りのいる上部核心に入る際、緊張感に支配されるだろう。

 

 

1/21岩(ゴーヤケイブ)

数年前の雨上がり、ビチョビチョの石灰岩のルーフを見た。
「どう登るか」イメージは湧かなかったもののやれば何かになるだろう、そんな印象を残す。

1月21日
ぶちの案内で再訪。パリパリの石灰岩が待っていた。前回見た際と全く印象が違う、様々なラインが見えた。まったりひとつずつやっていく。

夕方、気付けば頭に過った描いた全てのラインを登っていた。

まずは右側面の弱点顕著なフェイス。アップでやるにはやややりすぎだったが、石灰岩のスリッピーなフットホールドが「らしく」て良かった。

白い世界 v5(1/2級)

次にどうにかトップアウトできないかと可能性を探り、左に弱点を見出した。

そのまま右側面からアーチを通り左側面にトップアウト。

Monochrome v8(初/二段)

そして最後にメインディッシュのルーフ。

ぶち命名 shadow of the day


前半(ルーフ帯)でミスすると谷底まで落ちるのでグレードをつけるのはやめたいと思う。

夕方、元さんが1時間だけ参戦。まったり過ごしつついくつかの課題を登り、日暮れ前みんな一緒に撤収。

良い時間だった。ぶちありがとう、元さんまた。

1/1 安全祈願と雪の中の初登り

2021年1月1日

雪の日が続く。岩に行く予定も中止。

せっかくの機会なので今年の安全祈願を兼ねて竜体山の最奥、愛宕神社まで歩くことに。

今年もみなさまご安全に。

軽く雪積もる山道を楽しんだ後、竜玉岩によってみると関東の友人がheavenly days v12/四段 をやっているじゃないか。

下部を安定して抜けるも、、、まぁ濡れているよね。。。

ここでは遊べそうもないので、移動しまだやっていなかった岩を一緒にやることに。

あまりコンディションも良くなかったので30分ほどで切り上げ。

楽しい初登りとなりました。

百年の夜明け、存在確認

筑後川から三隈川(玖珠川下流)の変わり目に位置する「夜明ボルダー」

2017年豪雨の際、堰のトラブルにより姿を現した。

トポは連載雑誌RockClimbing005に経緯とともに書かせていただいた。(現在休刊しており、トポ入手は困難だと思われるので機になる方は連絡くださいませ。)

リンク

結局、この岩が陸上に存在したのはわずか3ヶ月ほど…

2017年11月には再び川の中に戻った。もしかしたら数十年後また登れることもあるかもしれない…と。

2020年豪雨 玖珠川ボルダリングエリア崩壊

 

2020年7月、北部九州に甚大な被害をもたらした豪雨。玖珠川に存在するボルダリングエリアも例外なく影響を受けた。

いくつかのエリアは完全に壊滅。

下流域に在るこの岩もずっと気になっていたが、如何せん川底にあっては確認しようがない。

 

2020年12月17日

通りがかりにふと脇を通ると、三隈川の水位が低い。これはと思い川を眺めると、水上にはボートが浮かび、何かしらの調査を行なっていた。

夜明ボルダーの安否を確認すべく対岸の高台から見てみる。

なんと、、、在るではないか!

後ろの岩も無事存在している模様。よくみると、どうもクラックが一箇所入ったように見えるがどちらにせよ取り付くのは厳しそうだ。

ひとまずは無事で良かった。

またいつの日か災害以外の要因で登れる日が来るといいなと思う。

もしかしたら今日のように、調査や工事を理由に堰が開放されるかもしれない。。。