●感傷主義 v9-10
2018年10月15日 BD shadow / RX
●嶺霜 v7 (初登BOB)
2018年11月5日 shadow,vsr / react+black
●櫓ノ門 v6
2019年4月1日 shadow / boost+black
●コペルニクス v11
2019年4月21日 shadow / SuperBlack
///他
●山ノ華 v10
2019年2月4日 shadow,vsr / SuperBlack
4月11日
福山出張前、どうしても登りたいラインがあった。先日遠方の知人と訪れた際可能性を感じたバリエーションproject。
「感傷主義v9(二段)」のスタートから核心となるオリジナルパートを通り、「嶺霜」に入る。
昨晩降った雨がどうやら酷かったようで、projectの後半パートである「嶺霜v7(初段)」がベチャベチャ。仕方なくトライ開始。とりあえず嶺霜を登ったが何とか大丈夫。
核心パートである下部は完璧にこなせた。
整ったところで勝負に入るが、「嶺霜」入口の保持感悪く成功しない。コンディションが悪いせいか指皮の消耗も激しい。仕事に影響しそうな気がしたので1時間程度で敗退を決めた。
4月20日
まとまった時間が取れそうにないので、仕事終わりの夜に。多少眠たかったがクライミング体力は十分。初日の冷やかしトライは指皮がほぼない状態、前回は雨上がり。
そして今回。
一便目で登る事が出来た。
完璧に決まりすぎものすごく易しく感じた。不安になり、周辺の課題を登ったがどれも感触が良い。岩のコンディションが良かったということで。
「コペルニクスv11(三段)」とした。
この岩を見上げまず最初のやるのは、顕著な弱点をたどる「感傷主義」や「嶺霜」であろう。ただ「コペルニクス」もよくよく見れば岩の弱点でありmoveも面白い。バリエーションながら侮ることなかれ、そう感じさせられた一本であった。
(名はコペルニクス的転回から)
滞在時間30分、仕事に支障をきたしそうなので撤収。
日に日に気温が上がる、トライできる日は残り僅かであろう。
万全を期してトライすべく一週間調整していた。
4月1日、櫓project3日目。
3トライ目で人差し指の先が裂けた。終わった…。
後味悪すぎるので、先日クリムが登ったフェイス中央の「刃武 v10」をやる。
5分程度トライ、親指の皮が一気にはげ流血……。
最悪だ、期待していた1日が無残にも僅か30分経たずに終わってしまった。
マットの上でうずくまっていても仕方ないのでmove強度の低い岩をやることにした。
エリアを少し移動し、嶺霜のあるエリア入口にある巨石を。見栄えはいいが岩の上にあるためそこそこ威圧される。
着地を確認しつつ一手一手進める。足もだいぶ回復していたのである程度着地はでき、比較的安心して攻める事が出来た。
名を「櫓ノ門」とする。
岩も格好良いし内容も詰まっているがあえてグレードをつけない。見た目通りの強度であり、見た目通りのやばさである。
時間はあったが指が痛いのでこの日はここで終わる。
〜
4月7日、昼は濡れたルーフに沈みその近くの岩をいくつか登る。(至近距離v10の記事参照)
その日の夜、遠方からクライマーが来ていたので近くで合流し櫓の岩へ。
早速入口の「櫓ノ門」をやってくれた。
瞬登。シーケンス組み立てさっくり突破するのは流石。
登っているのを下から見ていると、それなりにやばくピリッとしていていい感じだと思った。人気にはならなそうな課題だ。
その後bobが初登した「嶺霜 v7(初段)」や「感傷主義low v9/10(二/三段)」もやってくれ、その間に私もバリエーションを。
↑嶺霜
↑感傷主義
バリエーションとはいえそこそこ顕著なラインで面白い。ほぼ残っていない指皮酷使しつつも楽しむ事が出来た。
とても心地の良い夜だった。
3/5 夜
栗崎が櫓フェイスのprojectをやっているということで閉店後合流。
ターゲットを中央に絞ったようだ。私はカンテのラインをやる。
昨年末に栗崎が見つけたこの岩、弱点はあるもののイマイチラインを定めにくい。
栗崎が何日か通いラインを絞りきり今に至る。それまでも何度かキーホールドが欠損、今後も暫く欠けるかもしれない。この周辺は岩質は悪くないのだが表面がパラパラしておりまだまだ安定する気はしない。
1時間程度で指皮終了、粗方フェイス面のMoveはわかった。v10あたりだろうか?
3/14
一つの妥協をした。リップより先が未知数、というよりホールドが見えない。掃除は不要だがロープで確認することにした。
予想通り顕著なホールドはなかった。成っているとは思うがかなりやばく感じた。右と左に可能性、リスクのないのは右だが…
堪らずリハーサルをしてしまった。一回だけ成功、そこそこ難しい。かためておこうかとも思ったが、ここでやめた。
ロープを片付けフェイス部をやる。
この日核心の一手は度々成功したが、結局その繋ぎの細かい一手が出来ぬまま指皮が裂けた。
もしかしたら見込みより大幅に悪いのかもしれない。
秋に入ってすぐのこと、入り組んだ沢の先にあるハングに着手。
中間部に明らかに浮いたフレークがあり、そいつを剥がす際に腰を痛めてしまった。
剥がれた後に残ったホールドは明らかに悪い…トライするだけ無駄な気がしたが、とりあえずやる。
腰が回復するまで寝かせ、2週間おいたある日にトライ。
案の定何も出来ない。4手目からは可能性がありそうなので、そこから遊ぶ。
日暮れまでかけ、何とか左エスケープは出来た。
ここからでもv10(三段)近くある気がする。
下からは…私には不可能。v17あたりなのだろうか、少なくとも国内外含め見たことあるどの課題よりも悪い。
次世代に譲ろう、
ということでニノジハング暫くおやすみなさい。