「糸島 唐泊★2012」カテゴリーアーカイブ

唐泊2:凪とブラックインベーダー

天上桟敷を登った後の話。
奥にあるもう一つのopen projectを見に行くことに。

目的の岩は海に沈んでいた。思い返せば、いつ来てもこの岩は海の中。
干潮は18時過ぎ、今日は駄目かもしれない。


本題の「凪」をやる。
噂では不可能と聞いたのでどうかと思ったが、登ってみた感じv7くらいだろうか?最初の状態は思い出せない。

陽が落ちはじめた頃、潮も引いてきた。せっかくなので少しだけprojectを。

小さなハング、カンテを使ったラインは大昔から在る。projectはハング中のホールドだけで登るラインだろうか。

何パターンかで登る。

一番しっくりくるのは
「右手:カンテ際サイドカチ/左手:普通のカチ」。
最もわかりやすいホールドだと思う。

black invader v9 or v10

その後も色々なパターンで遊んでいたら、太陽すでに山の奥。慌てて帰り支度をする。
夕景の中、今日も無事楽しめたことに感謝しながらダラダラと歩く。

防波堤の灯りが際立つ頃、駐車場に到着。流石に疲れた。
久留米まで遠い。エリアから近い友人のジムに寄りコーヒーを淹れてもらう。
癒されたところで久留米へと。

唐泊トポ更新分リンク

唐泊トポ

唐泊1:天上桟敷

道路が濡れている、どうも明け方まで降ったようだ。気持ちが上がってこない。

昼からは晴れるそうだ。

乾きそうな岩は…海辺か?

ホールド欠損し不可能になったと聞く「凪」を思い出す。時間がある時に確認してほしいと言われていたんだった。

ということで唐泊へ。

満潮は昼過ぎ。波によってはたどりつけないが、その時はその時だ。

正午過ぎ、漁港に到着。冬の日はいつも港は穏やかだがエリアに入ると急変する。この日も例外ではなく波はそれなりに。

最悪、夕方まで待つ覚悟を決めていたが14時過ぎに何とか到着。



「凪」のある岩

ふと、その正面に在るopen projectを見上げた。

2002年KHBCによるエリア公開時に紹介されたライン、私らが再編したのが2012年。
明らかに存在する魅力的なライン、だとしても当時はランディングが悪すぎてやる気すら起きなかった。

「いつか誰かが登るんだろうな…」と。

今ならどうか?

見上げた時、明らかに登れると思った。
見下げる時、これはないと思った。

これはない、岩のデカさに対してランディングがない。悪いのではなく”ない”。

上部で失敗したら…?
一応予防で大型マットを持ってきたが、ランディングに対しマットがはみ出ている。はみ出たところに落ちようものなら下まで落ちる。むしろ危ない。

こんなことならいつものマットを持ってくればよかった。

と、自分の内心に驚く。
今、私は本当にこれをやろうとしているのか。。。


すぐに解に気づく。

向きの悪いホールドを思いきり引く、そのホールドが壊れれば壁の外側に吐き出されるのは明らかで…
浮いてるように感じるこのホールドは大丈夫か?
手前にあった小さなピンチは一発で吹っ飛んだ、緊張しながら動く。

意を決したトライで、登ることができた。

「天上桟敷 初登」

最低限の着地スペース。
露出感あり海と空が近い、いわば特等席感。

大々的にお勧めはしないのでグレードはつけない。
20年前、当時のクライマーも同じようこの岩を見上げたのだろうか。

【唐泊トポ】 2016版+2022追記

福岡市西海岸 唐泊 ボルダリングエリア。

2002年に冊子「へっぽこ和尚の九州ボルダリング行脚」にて公開。

2012年にjoywallrocknaviでまとめ直し、2013年 雑誌フリーファンにて再公開。

公開からの変化としては周辺の方々の認知が増したことと、
トイレが復旧したことあたり(2016年現在)

多少グレードが辛いようだが、どちらにせよ玄人しか訪れらことはないであろうから、それも良いであろう。


2022年追記

二つのopen project解決。

トポno.6 → Black Invader v9 or v10

トポno.14 → 天上桟敷

2016.11追記
ホールド欠損。パラノイアV9とニューフェアリーV7→V8

2017.12追記
サブエリア V0-1 課題名追加 下記参照

福岡市西海岸に存在する唐泊エリア、
ボルダリングトポ更新。

最近は場所の確認や課題の情報を求めてでしかトポを開かない人も多い。
クライマー以外にも沢山の人が訪れるこの地で登れるということ。
むしろ注意事項や経緯だけは読んでおいてほしい。

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2017/12/25 追加分↓

↓2022差し替え

↓2022年追加

唐泊グレードアンケート2021秋

福岡市西海岸のボルダーエリア 唐泊

2002年 khbcによりトポ販売公開、2012年に幾人かの協力者を募りjoyrocknaviが再編再公開

あれから随分と経った。再登が非常に多い課題とそうではない課題は明白だ。人気のないもののなかにはいくつか良い岩もあり、グレーディングミスによって不人気が引き起こされたものもあるように思う。

今回まず最初に対象になったものは、これまで複数人からグレードやトライの感想をいただいた課題。

波浪のララバイの写真をみて、あの時の気持ちが蘇った。それなりに良い岩だと思うのだけど。

前提

  • 2002年に公開された課題については変更しない。なぜなら2012年当時、グレードに精通する人らを募り殆どの課題を再登。粗方グレードが整っていることは確認した。これらのグレーディングを尊重、そして基準としたいという思いから。
  • 今回は私(田嶋)が2012年前後にざっと登った末グレーディングを明らかにミスしているものが対象だ。もちろん当時も考え抜いた末グレーディングをした。それぞれの課題にそのグレードをつけた根拠もある。ただ今思えばその感覚がおかしかったのだと思う。

元となるネットトポ

トポリンク

リンク https://kurume.joywallclimbing.com/rockpath/karatomari/福岡市西海岸-唐泊-ボルダリングエリアトポ-2016版/

  • トポ上 Cのマークがあるものはクラシックなのでグレードをいじらない
  • それ以外のもので対象となりそうなものは連絡ください。

連絡

インスタのストーリーで該当課題のグレードアンケートをします。

ストーリーは24時間しかないので、たびたびあげると思いますがタイミングが合わない方は該当の記事のコメント欄によろしくお願いします。

ストーリーに回答いただくかsnsコメント欄、もしくは店頭での世間話等でよろしくお願いします。

匿名等でのプライベートメッセンジャーはご遠慮くださいませ。(過去いろいろあったので、場合によっては返信致しません。もちろん個と個の対等なやりとりがしっかり取れる場合は誠心誠意対応したいと思います。)

対象

  • ララバイの岩 課題番号 32〜35:全課題1〜2グレード辛い
  • 上記 風浪v5 ポケロウv5 波浪のララバイ v8
  • 前後裁断  v9再登不明(ラインの認知不明)
  • 小悪魔 v7/8 ランディングが埋まりトライ不能?

 

写真 情報 片山   感謝!

波浪のララバイ 初登時

唐泊 水瓶ハングホールド欠損(アクアリウスエスケープ2018/7/16)

2012年公開、
福岡市のボルダリングエリア唐泊。

ホールド欠損情報更新です。

ひとまず唐泊トポリンク⬇︎

福岡市西海岸 唐泊 ボルダリングエリアトポ 2016版

7月16日
奥のエリアのメインボルダー 水瓶ハングにて。
アクアリウスV6のエスケープラインV4の上部、アンダーガバが大きく欠損。

上部のアンダーホールド欠損は重大事故になる事が多い傾向ですが、写真を見る限りマット位置良好で怪我はないようです。
トポにも記載してますが唐泊は岩が脆く、みなさま引き続き「クライミングにおいての良識の範囲内」で安全に楽しんで行けたらと思います。

またこのラインをアクアリウスのバリエーション扱いに記載しているのはやはりホールドが脆い事もあっての判断ですので、できれば正規ラインをオススメします。

※youtubeやsns上にエスケープラインをアクアリウスとして登っている動画もいくつかあります。危険な方向への誘導となりますので訂正頂けたら幸いです。(そもそも私の想いを込めたアクアリウスというラインではないので。。。)

最後に、
先駆者のラインや私が気持ちを込めたラインをやってくれるのはとても嬉しいです。