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湿度92%

1/15
予報では晴れ、しかし天気は良くない。
岩では小雨が降っていた。

はじめて湿度系を持っていたが湿度92%とはどんなものなのか。
結果はとりあえず滑る。

核心ではないパートに苦戦した。
ただ核心の一連は一発で成功。
何にせよ今日は繋ぐ事は出来ないので諦める。

岩と身体と心のコンディションがイマイチピンとこない。

雨が続く、ストレスが溜まる。
何とか踏ん張りたい。

登れそうな神話の森まで移動したが雪解けでビチャビチャ。

ぽがかつて作ったマユラのダイレクトプロジェクトを登り撤収。

山と海

大晦日の話に一旦戻る。

関東のクライマーの案内を兼ねて、福岡近郊のエリアへ。
予報以上に悪天、朝まで雨が降った。

夜そこまで降っていなければ般若などは登れるので(夏から雨の多い初秋に通っていた事もあるが、そもそも完全に乾いた般若を見たことがない。逆に完全に濡れている般若を見た覚えもなかった)とりあえず偵察。

結果、びしゃびしゃだった…。

まぁ、そりゃそうか。
気を取り直して一刀両断岩。何と登れる。

ということでみんなで快刀乱麻 三段をやることに。

ゲストはもちろん良い登りで下部突破したが、まさかクリムも数便で突破するとは思わなかった。
というか、それなら発見時初登しておけば良かったのでは……(第1発見はクリム、あほたん)
見出す力をワンランクあげてもらえたらもっともっと開拓戦力になるので乞うご期待。
下部パートは少しパズル要素のあるV8/9,上部は根性かジャム、トータルでV10。整った道筋だ。

昼過ぎからは海。

こんな穏やかな海は久々だ。気持ちが良い。
体調が悪いといっていたダータカも登り残していた課題を2本完登。

ゲストもthe roof V10をねじ伏せ!これまた最高の登りでした。
後は既存のボルダリングらしい課題をみんなで遊んで解散。

私も登りたい衝動に駆られたが、指皮温存に努める。
その甲斐虚しく、翌日無残に散った話は前記事参照……。

実は初めてあったゲスト(もしかしたら金峰で過去会っているかもしれないが…)
とても気持ちの良いクライマーであった。
次回は同志として同じ岩を攻めれたら最高なので、それまでにストレスのかかる岩達を何とか登り尽くしておきたい。

幸先狙いと自惚れ

Ozroof,
12/30
昨年最後のトライとなったこの日、核心ラスト一手まで攻めることに成功した。

ただ、完登ならず挫折の一年となった。

2018年、幸先良いスタートを切るべく元旦に勝負をかけた。
前回が好感触だっただけに正直登れると思っていた。

数時間のトライで、無残な結果を悟り深追いはせず。

前回ダメージをうけた指皮は、一便ごとに裂け、血がとまるのを待ちながらトライを重ねたが、一度も核心一手目すらとまらず。

筋疲労も回復していなかったのだと思う。

昨年最後の勝負に負け、焦っていたのかもしれない。
今までのように、ここまで注いでいるのだから登らせてくれるだろうと勝手な期待をしていたのかもしれない。

自惚れていた。
自身のコンディションも整えずに勝負などできるはずがない。

これは限界値だ。
新年早々いい教訓となった。

限界に届かすには、まだまだ己を知る必要がある。
心身相関するための準備として、自己に全く潜り足りなていない。

出直そう。

敗退の日々(通算26日目)

限界以上の登攀を臨むとはこういう事だったのか…。
OZroof projectのトライが通算26日を越えた。


当時からProjectをやるっていうスタイルは変わっていないが、ここ数年限界以上を求めることはほぼなく、現に4日以上打ち込む事が殆どなかった。

いつの頃からか…
確か生涯の目標であった絶望岩「常盤」や、生涯最高のラインと思われた(今は相当するクラスはいくつか登ったと思う。)ニライカナイを完成させたあたりだったと思う。

自己の限界を一本くらい登っておきたい、
そう思うようになった。
そこで着手したのが、昨年登れた玖珠川乙女岩の更紗であり、未だprojectのこいつである。

OZroof project

昨シーズンの終わり、繋げて初めて核心の一連に成功し後半のV10パート2手目で落ちた。
それは非常に上出来で、今シーズンは正直良くない。

12/1 day23
雨上がりで状態は全く良くないが、来たる時に備えて練習。多少湿気ていても一手一手は練習出来た。

12/8 day24
1便だけ核心突破し、V10パートの優しい一手で指先がすっぽ抜け落ちる。どちらにせよ限界であった。
ここまで到達してしまうともはや回復しなくなる。パート練習して終了。

12/18 day25
指皮が抉れた状態で行った。ここ数日回復に努めたがダメだった。案の定バラしすら出来ず。

12/21 day26
シューズを変えてみた。安河内カスタムVsr、トウフックがバチ効きしだす。

ここで問題が発生、トウの解除が出来ない。そこパート練習をひたすらやったがダメ。
結局シューズを戻して、トウが外れると同時に次のモーションに入るいつも通りのコーディネーションシーケンスを取り入れる事に。効きすぎて困る事があるとは……。シューズ自体は完璧だという事が確認された。。
確認で力尽き終了。


限界以上の事をやろうとする事。
身体や岩のコンディションを完璧に合わせないと挑戦すらできず、そこに気持ちを持って行かねばならない。

とてつもなく果てしない作業だ。

こんな事を繰り返し、通いつめ一本の課題を落とす。
今やこんなクライミングはみんなにとって当たり前になっているが、飽き性な私にとって正直かなり苦手な活動だ。

それでも今回まだ続けれるのは、そこに明確な動機があるからだろうか。
この動機が続くうちに登りきりたい。

気分転換でやるクールダウンで、どんどんバリエーション課題が増えていく……

写真は天道

竜体山ホールド欠損情報

先日、竜体山でホールド欠損しました。

場所は竜鳴岩、課題番号50 コツブの足元です。

コツブ V2のグレード自体は変化ありませんが、シビアなフットホールドを踏む技術を強いられるため、限界値であった利用者の方には多少影響するものだと思われます。
ただ、岩は人が登れば影響を受けるものですし、自然の中に人が入ればなんらかの変化は起きます。
それら全て受け入れての、野外活動だと思います。

ちなみにトラバース課題、鳴閃等はグレードがグレードなだけに変化なしと言っていいでしょう。

最近、人気の竜鳴岩ですが遊歩道沿いにあるため、開拓当初は控えていました。
一応ルールを作っての公開に踏み切りました。
今一度確認のほどよろしくお願いします。

※遊歩道沿いということでブラッシングの徹底と荷物置き等