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福山ココペリ出張「レッスンとセット」

先月の話ですが、10/23-26まで福山出張でした。
有難いことに半年に一度依頼を頂いているココペリ!

今回初日はユースたちを対象にしたレッスン。
何をしようか考えた末、自分たちでトレーニングができるようになるのが理想かなということで…

テーマ「自己評価の手法の提案」
●フィジカル、テクニカル、メンタル(ブレイン)
●テクニカル:ポジショニングの実際/ムービングの実際
●テクニカル:緩傾斜の基礎と評価
●テクニカル:強傾斜の基礎と評価
●フィジカル:緩傾斜
●フィジカル:強傾斜
●フィジカル:基礎体力

個別の細かい評価までは時間的に厳しいので、一つの評価方の考え方のみ。
持ち帰って深みに潜ってもらえたら幸いです。

2日目の夜は、先のレッスンに基づいてココペリユースを個別に。

それ以外の時間は色濃く、色濃くセット三昧!
メンバーもそれはもう濃い!!

いつも通り100本を超える課題を準備できたと思います。
それぞれの課題のトライのなかで、何か感じるものが見つかればいいなと。

みなさまありがとうございました。
(まさか常連さんと翌月の四国旅行で出逢うとは。。)

ソフトシューズとシャドウ

Black Diamonds (shadow)

消耗激しいシーズン中、きらさぬよう補充(本当に感謝)。

1足目はスメアもエッジングも万能なオールラウンドシューズという印象で、岩に持っていく予備シューズ(硬いシューズや軟らかいシューズ)に履き替える機会もほぼなく使用。

ヘタレてきてたらすぐに新調し古い方は保存モードに入っていたのだが、外周のソールが3mmきったあたり(推測)からこのシューズのイメージが一気に変わった。

というのもこのシューズ、初期はソールの外側は4.2mm、内側3mm弱に仕上げ剛性を保っている。

へたってからはまた印象が随分と変わった。素朴な使用感が良い!
むしろこのシューズは自分好みに外周がへたってからが本領発揮する靴なんだろう。

ちなみにソールの粘りがあるソフトシューズは、新品でも縁を自分好みに削った方が慣らしが早く済む。
中国地方の先駆者も岩場で愛用のシューズを削っていた。(もしかしたら今は愛用シューズが切り替わっているかもしれないけど)

削るのは勇気がいるので、無難にジムで2週間くらいかけて削ってもいいとは思うけど。。。

嶺霜など

11月5日

午前中用事を済ませ、午後から軽く岩へ。この時期に軽くというのも珍しい、というのも最近詰め込みすぎて腰を痛めてしまった。
クライミング以外で故障をするなんて本当にバカらしい。

何はともあれ先日ボブが無事初登を成し遂げたラインをやりのいくことに。
ちなみにこのライン、仲間とセッションの末登れたようだ。

前回、正面のラインはまだprojectだったので側面のラインしか登っていなかった。
今回は正面の一番美味しげなライン「嶺霜」を。

暫く観察…どうもヤバい気がする。
moveの強度的にはそこまで問題ないように思えたが、前半はどうしても下にある岩の上に落ちそうな気がする。後半もランディングがやや斜面なので両足同時着地が難しげ…。

ダイナミックなmoveになるイメージが強くやめようかとも思ったが、とりあえずスタティックシーケンスを探ってみることに。

普段の状態であればポコポコ飛び降りる所だけど、久々慎重に…moveと着地を確かめながら進めた。
30分近くかけ何とか登ることが出来たが、たまにはこういうクライミングも悪くない。

嶺霜 体感v7(初段)

その後は側面のバリエーションをやったがどうも感触悪く繋げきれず。
夕方、仲間が登ったいくつかの課題とprojectを登り撤収。


⬆︎らしくあれと v6(一級)


⬆︎角ばった尻 v8(初/二段)

感傷主義

随分大昔に見た岩達…
山歩き30分を経て対峙し、意気揚々に取り付いたルーフで蝮が足に絡む。

違和感を感じた瞬間、ルーフから勢いよく足を引っこ抜くとそのまま蝮もとんでいった。
心折られ、この日はこのまま何もせず…。再び訪れる事もなかった。


時が経つ。
蝮のハングの少し手前に林道が出来ているのは聞いていた。ネックとなるアプローチの長さも解決、だがどうも行く気になれず。

2018年10月、とうとう仲間らが偵察に。送られてきた写真はとても魅力的。
再訪を決めた。


10月22日
昼過ぎより時間が出来たので行ってみることに。かつて私が見た稜線の下の谷であった。岩のいくつかは魅力的だが全体的にこじんまりした印象。

一番魅力的なハングは、仲間がやりかけていたのでやめた。なので脇のフェイスを。v6あたりかと思って取り付くとどうもホールドが悪い。やっとのこさ核心だと思っていた中間パートができた。下部をやると、さらに悪い…。

ホールドもmoveも明瞭、もはや保持全快でやるしかない!
指皮裂けるのも早そうだったけど、それより先に登ることが出来た。

感傷主義 v9(二段)
もしかしたらもう少し悪いかもしれない。時間はあったが疲労を残したくなかったので早めに撤収(翌日から福山出張)

キティズハウス

10月18日

アステラスが登れた後、時間はまだあったので近くの岩を。

来るたびに何となく登れるんじゃないかと思っていたハング中央ライン。
まずはリップ掃除。
約10年前一度掃除したのだがその痕跡は一切見当たらないほど自然に還っていた。とはいえ10分そこらで終わりトライ開始。

想像していた通り、離陸する際のカチがかなり悪い。
何とか離陸したところで初手のカチとりのモーションが微妙で足がきれる。何とか足を残そうと工夫するも上手くいかず。

すると雨が降ってきた。
思えば天気予報など見ていなかった。

どうするか…
工夫も面倒くさくなったところだったので突っ込む事にした。

5便目あたりで何とか初手を決め、そのまま2手目のリップも成功。上手いこといったものだ。

キティズハウス v9/二段
ほんのり時間も余っていたが、これ以上やると店番に支障をきたしそうなので撤収。

そういえば岩の温度が下がって来た。その割に手の温度が高く、ブーストやRXメインだと保持してしばらくするとチョークが玉っぽい感じになる事に気付いた。こんな時こそBlackがよく効く。