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誰かのための一本の課題

久々の店番日記(大体どうでもいい話。)

 

一本の課題をつくりはじめた。そのうち来るであろうその誰かを思って。

対象がはっきりしてるもののどうも上手くいかず。その誰かが来るまでリメイクを繰り返す。

常連方には申し訳ないけど、その人を想いその課題の質を高めるために、少しずつ変化させながら今の私の最大限を注ぎ込む。

ようやく良い具合まで仕上がったところで、その誰かが来た!!!

ちらちら観察。恥ずかしいし、ニュートラルな感想がほしいのでやってくれなんて言わない。

アップが終わったようだ、新しい課題をやるのか。。。

やらない。そのうちやるだろうと思ってもやらない。。。おいおい。。。

世間話ついでについつい導入しそうになるも我慢。

諦めかけたその時、ついにトライ!

しばらくして…もう一回!反復された!!

落ち着いたところで、

「この課題いいね」

と一言声をかけられる。テンションフルで

「だろ、何年そばにいるとおもってるんだ!」

と、本人にとってわけわからない返し方をしてしまう。

その後、くだらない話をダラダラとしてるうちに陽は沈んでいった。

15本追加した中で、見事にその課題が彼の心にヒットした、いつもより少しだけ良い一日。

(動画)ヒナタ八面で登る

先日の八面山

ヒナタのクライミングシーンの動画です。アグレッシブな彼らしい登り、クラシカルなラインでも順応しています。

Ksds v8(初段/二段)

八面山では数多いv8〜9。比較的クセのない一本。

Stinky direct v8(初/二段)

人気課題、スティンキーのダイレクト。八面きってのハイボールではあるもののランディング良好。

ホワイトラングlow v10(三段)

人気課題スティンキーの左。ホールドがえぐく人を選ぶライン。

他にもガシガシ登っていましたが、バタバタしていたのでこんなところで!

 

岩登りin 八面山 / 2月最終週

先週末は常連の方々+αと大分の若手チームで岩登り
私(タジマ)にとってはおなじみ八面山!!

いつものどかなこのエリア、大好きなエリアのひとつです。

チョーク跡を見る限り、今季もいろんな人が挑戦されたことだろうと。

この日も快晴!

ということで無線ボルダーではいくつかのグループが。狭い空間の中大人数で押しかけてしまい、、

岩場ビギナーの私らに優しいお声がけありがとうございました?またどこかで!!!

みなさまいかがだったでしょうか?八面山クラシックは写真のノーズ筆頭に2級以下の課題も、発見多いように思います。

岩場で過ごすことにより、今後のクライミングに何かしら刺激になったならよかったと思います。

午前中ミレニアムロック周辺を大分の若手チームと整備しましたが、、今回はみんなクラックボルダーに夢中で取り付けず。

アプローチと周辺は、ブラシさえあれば登れるくらいになっていると思うのでもしよければやってみてください!(写真すら撮り忘れ?いつか再編します)

そんなこんなや祝日でバタバタしておりましたが、今週もjoyは平常通りopenです。

最近なんだか女性陣が元気です?今週もまったりお待ちしております♪

2/12 表八(Fusion)

昨年末、botchさんが長年開拓している八面山の表側のエリアに案内してもらった。

岩は広範囲に点在、しかも結構な量。良い岩は大体課題があるようだ。一体どれほどの時間を費やしたのだろう。。。想像するだけで果てしない。。。

紹介いただいた岩はどれもよかった。

夕方、馬鹿でかいルーフに。前々から気になっていたやつだ。写真で見た通りのスケール感、ルーフ内には程よくholdが散らばっており、特徴的なラインを示していた。

左に向かえば「cell divition v8(初段) 2012年初登botch氏」
右に向かうはproject

その日一日のダメージは深かったものの、projectの可能性を探る。形状が複雑でパズル要素が強い。
できるかできないか微妙な強度の選択肢が並ぶ。初っ端の核心は得意な型に持ち込むことに、そうすると続くmoveの選択肢は限られてくる。日暮れまでに何とかmoveは決まった。

とはいえ核心が多く、繋がるイメージはない。ひとまずしばらく通おうと決めた。

今季登れるのだろうか?


天気の悪い日が続く。リップを綺麗にしておきたかったので、12月末小雨降る中掃除。登れる状態ではなかったもののルーフ中の動きをつくり撤収。

2021年に入る。まさかの緊急事態宣言発動、県外に出向くのが躊躇われる状況に。

久留米を出て八面山で登り、また久留米に帰る。正直誰一人接触することはない。それでも何となく気が引ける。

気温が上がるまでまだ期間はあるし、県内でもやりたい岩はあったので1月はやめておくことに。
(所用で近くまで来ることがあったので、晴れた日に1時間だけトライした。)

 

2月、何となく予期していた緊急事態宣言延長。botchさんに連絡し、最大限の注意をはらい出向くことに。

2月12日
とりあえずmove確認が目的。手数も多いがフットワークも複雑、とりあえず自動化させておきたかった。次回botchさんと一緒のときにしっかり登れるように。

moveつくりが目的だとそこまでストレスもない、ということで昼前に到着。

粗方覚えていたのですぐに確認は終わった。

昼過ぎ、とりあえずやってみることに。

3トライ目、ルーフ内の運を要するmoveが綺麗にハマる。そのままノーミスで上部突入。かなり状態は良かった。

最後の最後でホールディングをミスり、リップへの遠い一手が微妙に届かない。

苦しまみれに身体ごとスメアを決め、ギリギリで踏みとどまった。

13時過ぎ
botchさんに完登の連絡し、しばらく余韻に浸った。

どのパートも極めて運が良かった。こんな運の良いトライもあるもんなんだなぁと。

名前は隣のcell divitionにちなみ「Fusion」。トライできるまでの準備やmoveつくりを一人でやっていたとしたら、もっともっと膨大な時間がかかったと思う。そんな意味も込めて。

グレードはv13(四/五段)を提示したい。

時間が余ったので cell divitionを登る、やはり良い課題だ。何度とやりたくなる。このクラスの課題ではずば抜けて良い課題だと思う。

この界隈は、頑張ればあと少しで終わる気がする。今月あと何回か来たいがどうか。
夕方、1時間ほど既存のエリアを散歩したあと撤収。

 

2/8ヨダカ(乾かぬマジェスティ正面)

2月8日
晴れの日が続いていた。そろそろマジェスティ正面も乾いた頃だろう。ようやく対峙できると期待しながら向かった。

迎えてくれたのは前見た光景と同じよう、濡れたマジェスティ。
今日は一日晴れだ。夕方には多少マシになる気がして、待つことに。

11時、陽の光はあたっていない。

夕方まで待つ。一向に陽は当たらず、乾く気配もない。駄目だ。

冬場のトライを諦めることにした。

時刻は16時前。

このまま帰るのも後味悪いので、Good-Night,YourMajesty(以下GNYM)v11のエクステンションをやる。

moveはすぐに出来た。GNYMのエクステンションではあるものの、核心は他のラインを辿れるのでmove強度はかなり落ちる。

といっても、長い。細かい手数までカウントすると20手を越える。日暮れまでそんなに時間はない。ミスが許されないので集中。

1回目は最上部のシビアなパートでミスをして落ちる。実際結構よれていた。次のトライで全てが綺麗に決まり登ることができた。

名前は要望通り「修羅になれ」

振り絞って登りきる感じがこの名に相応しいよう思う。そしてグレーディング、難しい。手数はあるもののGNYM v11よりはmove強度も低く、実際ストレスもなかったように思う。

後半、しっかりと頑張ったら落ちずにこなせるように思う。v10(三段)くらいだろうか。

少しだけ時間があったので舟岩の正面を。見込みv7(初段)くらいなので気持ちよく登れると思いきや悪かった。

真っ向勝負でわかりやすい内容ながら普通に悪い。どうしても登り切りたかったので、ギリギリまで粘りなんとか登ることができた。

バルバスバウ v10(三段)

一番やりたかったラインは取り付きも出来ず。。。
トライすらできない日々は何気につらい、少し休もうと思う。