「RockPath」カテゴリーアーカイブ

裏奇病(難病奇病岩)他

6月15日
リトルマッターホルンを登ったその後、湾を大きくまわり大入へ。
大入(福井p)の難病奇病ボルダーでまったり過ごす。

福岡クラシック、小ぶりながら面白い課題が多い。

難病奇病トラバースと難病奇病

久々にやったハング面の裏難病と裏奇病はかなり悪く感じた。

裏奇病
前回登ったのは10年以上前…しかも夏ではなかった…。今回の体感グレードは意味をなさないと思うので略そうと。

浜が心地良い。
ハング面のトラバースがとても魅力的なprojectだと感じたけど、波迫り移動。

大入でいくつかリピートし岩を後にする。

少し大回りして、紅葉神社へ。

福岡店があったころ、よく来ていた。当時の心の拠り所。
今なおたまに思い出す。たま来るとしよう。
撤収。

長い1日でした。

粉袋、山口ボルダリングジムLABOへ!

じゃらし工房
久留米絣(かすり)のチョークバック、粉袋
山口進出しました!

山口のボルダリングジム Laboさまに置かせていただいています。
久留米絣(かすり)の生地感を是非ともお手にとってもらえたら嬉しいです。

ボルダリングジムLaboリンク

今回置かせていただいたのは
粉袋plusを3つと粉袋1つ

ちなみに粉袋plusは、まだBASEに上がっていない商品ですが
粉袋の入口にワイヤーを追加したもので、入口の形を好きなように固定できます。

ちょっと閉じておきたい時や、入口を開いたままにしておきたい時に便利です。
久留米絣の布地の感触をしっかりと感じたい方は粉袋がオススメです?

写真の粉袋plusが気になる方は、是非ラボまで!!!
じゃらし工房の製品が気になる方は、Joywallが窓口ですので気軽にお問い合わせくださいませ(*´꒳`*)

では良いクライミングを〜

リトルマッターホルン

1988年に公開され、時に埋没してしまった岩
時折掘り起こされるも、土地柄すぐに埋もれ情報の表層に出ることはなかった。
そして今回、再び掘り出したもののまた埋もれることだろう。

掘り出したことなど書かず埋もれたままの方がいいのかもしれない、そうも思ったけれど。
先人の記録はいつの日か必要になることもあるかもしれないと思い、日記を更新しようと思う。

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1987年に整備されたリトルマッターホルン
当時はもちろんボルダリングマットなんて存在しない、ということで7mを超える岩はほぼほぼがリードクライミングの対象で。

当時打たれたボルトもすでに風化し消滅したといっても過言でない状態。観光地となったこの場所に、再びボルトが打たれることはこの先もうないだろう。(もちろんボルダリングマットが進化しボルトに頼る必要がなくなったともいえる)

1988年
福岡の先駆的フリークライマー黒岩氏らにより5本のルートが完成し雑誌クライミングジャーナルに発表される。

2000年代
この岩をボルダーでやりはじめるクライマーが出てくる。その筆頭はもちろんあの人だけど、略。あまりに目立つ位置にあるこの岩は、注意喚起とともに語られ、どことなく闇に戻っていった。

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2020年6月
いざリトルマッターホルンへ。島と行っても陸繋島なので車で行ける。

想像の中で観光地だと決めつけていたが、島に入り印象が変わった。
どうも漁業、農業、共に盛んなようで島民の活気や長閑さを感じた。

これは大切に過ごさねば…と。

道端に存在するリトルマッターホルン、車を走らすこと15分。
知ってはいたが道に沿うようそびえていた。

所感「いや、、、道から近すぎやろ」

しかも岩のすぐ横には展望所。そこには、震災の際に道を塞いでいた大石の断片でできたという道路復旧記念碑もある。
ということで、1台分の駐車スペースはあるがそこは空け、手前の広い離合スペースに車を置き歩く。

いざ、リトルマッターホルンを
ラインは5本。
東壁5.11b/c / ディレッティシマ5.12a / ヘルンリ稜5.11a /北東カンテ 5.10a /北壁5.10d/11a
詳しくはクライミングジャーナル37号

高さもあり、物によってはランディングも悪い。フットワークやムーブの組み立ても不明瞭で極めて渋い。好きな人は好きだろう。
一つ言えるのは、怪我だけは絶対に気をつけたい。
グレードについてはどれもv3/3級からv5/1級あたりに感じた。この強度の岩を30年以上前に登っていると考えたら、、。

滞在時間は約2時間ほどだったけど、その間結構な数の人にあった。
地元の方のお昼休憩や、展望所から海を眺める家族、カップル、はたまた地質学者(というのかな?)。だれもが数分の滞在。長くてもタバコ3〜4本吸い終えるくらいの時間。

駐車位置はやはり手前の広いスペースがいいだろう。また、観光で訪れた方らに対してもクライミングの説明をできる準備をしていた方が良いと思われる。興味を示される方もいるはずで、きっとその方らからしたらそこで話した人こそクライマーの代表なのだから。

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今の現状としたらこんなところだろうか。

綺麗な岩ながら、ランディングや高さ、課題の内容を考えると、メジャーになることはないと思う。
初登からすでに30数年…
細々とでも、あと何十年先まで登られているといいなと思う。

(地名はあえて略、ちゃんと調べればきっと辿りつく〜。熱意をぞ。)

茶石群にて

暗い森、代わり映えしない風景
そんなものに文句を言ってみたりすることもあったけど、時折入る木漏れ陽や独特の静けさを保つその空間が好きだった。
杉林の中には、当分踏み込めない。

5月初め、緊急事態宣言発令
新型ウイルスの蔓延を防止するための措置。

開拓においていえば、場所さえ冷静に見極めれば人との接触機会は0。としても、一応行動の範囲は狭めることに。最寄りの山へ。そそる岩はないけれど、岩に触れるだけ良い。joyを開けれない以上、精神衛生的にも全然違う。

道端の岩(多分初登は野下さん)

仲間が発見していた岩

一番良い左カンテラインは濡れていたのでハング正面をやった。

GATEkeeper

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後日(約40日後)、bobが左カンテを登る。

話を聞く限り、かなり良さそうだ。
近々やりに行こうと思っていたのだけど…

7月6日
北部九州も令和2年7月豪雨に見舞われた。

地盤の弱い杉林に入るのは当面リスクを伴う。諦めて次のシーズンに持ち越しとしよう。

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話は変わる。
長らく通いこんだ街…豊後三大温泉郷のひとつ天ヶ瀬も甚大な被害を受けた。
渓谷沿いの古風で美しい街並、それらを作る個の集まりが散り散りに……。

緊急事態宣言が解除され、人の動きも徐々の戻りつつあった。活気を取り戻すべく立ち上がった人らを思うと、本当に悔しくなる。自然には逆らえないんだとしても。。。

「明日よりJoy店頭に募金箱を設置しようと思います。日田の知人に相談しつつどのように使うか決めたいと思います。ひとときでも玖珠川に想いを寄せたことがある方、協力いただければ幸いです。」

水道岩再編

5月25日
新たなprojectを求め、たどり着いた先
LonlyNightMagicSpell 初登

良い岩を登ることはできたが、projectは見つからず。
ということで、さらに潜る。

以前登った天帝v11(三/四段)の右が未着手だったことを思い出し車を走らせる。ついでなので、手前にある岩を再整備することに。
2015年に登った水道岩。

着いたところで雨が酷くなる。

月露 v8/9(二段)
改めて登ったがこれは面白い。

エグいカチの保持が核心。だったが当時にくらべカチの持ち感がかなり良い。保持力が向上したのだろうか?
虎視眈々 v9(二段)(当時v10)

この時点ですでに17時過ぎ。天帝岩に行くのは諦め、以前栗崎が登った光明のlow start pをやる。
Moveが決まったところで登りに入るが雨が酷くなる。
一気にコンディションが悪くなり、焦る。

レスト短めに集中力をきらさないよう連便。

17時25分 登ることができた。
暗天yamisora v9(二段)

森を抜け車に戻ると凄い量の雨粒が断続的に落ちていた。
…project探しの旅は続く。