「RockPath」カテゴリーアーカイブ

P岩正面開拓

入口から一番近いP岩。
やさしい課題が並ぶのはいいが、腐った竹や藪に覆われ不快指数max。

さらに、リップには泥が溜まりトップアウトなど出来る状態ではなかった。
↓春のトライ。

その後、他の岩と同時進行で少しづつ整備。

梅雨に入り、森林香がなければ滞在不能な程虫が増えた。

6月4日
正面と左側面のライン確認。

改めて登ってみたが昔からある課題はどれも味があり面白かった。
ただもう少し掃除がいる。

いくつか新たに登ったバリエーションの中には難しいものもあったが、大して面白くはない。

P岩はまだ右側面が丸々残っておりもう少し時間がかかりそうだが、
仲間たちが数日かけて奥へ続く道を作ってくれたお陰で他の岩は比較的早く終わりそうだ。

昭和の森のスラブとバルジ

5/31(木) 指故障13日目

午前中バタバタ用事を済ませ、福岡近郊の岩に行くことに。
道中、道を間違える。
大渋滞を越えた後に気づいたので、戻るのも躊躇われた。

…そこでふと思い出す、福岡市街の東側にも岩があったことを。


10数年前の記憶を頼りに、昭和の森へ。

30分程度で現地に着いたものの、岩の位置どころか駐車位置すら覚えてなかったのでここから苦戦。
というより地形がなんだか変わっている気がする…。

とりあえず岩の気配のする林道を適当に歩く。
すると、すぐ隣の丘の上の藪の中に岩の頭が見えた。

近くまで行ったものの、アプローチがない。
ここではないと見切りをつけ、再び周辺偵察。

…やはりない。
さっきのあれか、、、仕方なく藪を突っ切る。

到着。
雑木を少しだけ薙ぎ払い、いざ。

この岩の歴史はかなり古いらしく、私の知る先駆者の1世代前に登られたらしい。
側面のスラブも正面のバルジも実に良い。


スラブは右がV2、左がV3-4程であろうか。中央はそれなりに悪いと思う。

10数年前登り損ねたバルジの左をやる。

V7あたりだろうか、
実に素晴らしい1本であった。

福岡近郊のランドマーク的存在、HDJ V5に匹敵する内容だと思う。
バルジ右はV4あたり、全てのラインが個性的で面白い。

市街から30分程度でつくこの岩、埋もれされるには勿体ない…。

なんて思ったりもしたが、
こんな宝探し的な存在もありかと思い直した。

全てに感謝、撤収。

鳥取最終日「稲垣さんと」

朝日に気づき目が覚めた朝、
私は車の中のサターンの上にいた。

5/21(月)

全身筋肉痛、指皮もほぼ残っていない。
さらには左手薬指に圧痛あり、本格的に故障していることに気付いた。

稲垣さんに、今日は岩登り無理そうだと連絡する。
温泉にでも入って長距離運転に備えようと決めた。


実は先日のコンペ会場で、’あの’稲垣智洋氏に会った。(度々書いているので説明略)
コンペ会場で会うなんてびっくり、
思わずテンションが上がり話し込んでしまいそうなところ、何とか我慢。


しばらくして稲垣さんより
「今日は涼しそうなんで岩に行こうと思っている」
といった感じの返信あり。

羨ましく思えて、再び予定変更。同行させてもらうことに。

車をかっとばし2時間後、岡山にて合流。
真備へ。

言われていたよう気温はそこまで上がらず、エリアには風も入る。
さらには岩のコンディションも良かった。

心配していた薬指も、カチで構成された課題では特に影響なし。

万全だった。
ただ相変わらずカチに弱い…
目隠し 初段

帰りがけに寄りたいところもあったので敗退を決めた。


14:00
少しだけ時間があったので岩をもう一つ。
スッキリ登れる1級あたりがあればと尋ね、稲垣さん即答で「ならば矢掛が良い」と…。

岩に到着、
どのラインも登攀意欲を刺激するカッコいいラインであった。

ただ、
1級よりも美味しそうに見えるラインはフェイス中央の初段。
聞くとやはり名作らしい。

ターゲット変更、

矢掛ノ親指君 初段

見た目も良いのだが、内容も味わい深く爽快なシーケンス。
気持ちよく〆ることが出来た。

という事で目的地、先週コーヒー豆を送ってもらった広島県福山のお店へ。
(まさかこの旅で来ることが出来るとは……)

稲垣さん、リュージ、最強に感謝。
閉店まで滞在し福山を後にした。


旅の終わり、
思えば想像以上に色んな事があった。

過酷な運転も体験の余韻に浸れば案外余裕で…日を跨ぐ前に久留米着。
全行程を終えた。


動画
鳥取三滝
・段 初段
・斬 二段
落折(三段)の岩
海辺の岩
・退屈 二段
・トライアングル 4級
・なまけもの 3級
・チキンドリア 初段
岡山
・矢掛ノ親指君 初段

鳥取3日目「ユース後の岩とジム」

5.20(sun)BYC決勝

友達と一通り話終わったのか、陽太が帰ってきた。
わざわざ戻ってきたところを見ると登り足りないのか?

少し話した末、オオセド家と岩に行くことに。
リツの表彰式は見たかったのでバタバタにはなるが強行。

向かったのは海辺のエリア。

たまたまだがローカルクライマーに会えた。
現場でも話を聞くことができ、
さらにはこの後snsのメッセンジャーで様々な話を聞くことができた。

出逢いに感謝。

陽太にも親切にしてくれ、
彼もまた登りと同様に、こういった出逢いを大切にしてもらえたらな
なんて思いながら、バタバタクライミング。

さてエリアについてだが、
色々とシビアな面もあるようなので、今回地名や情報等にはあえて触れずにいたい。
(調べれば簡単に情報は手に入ると思うが)

岩は特徴的で非常に良い、
ローカルとコミュニケーションを取りながらうまくアクセスしてもらうのが良いのではないだろうか。

20年以上前から登られているらしいこの岩、
朽ちたリングボルトが残っていた。

ある時、若き実力者がそのルーフの中央を登った。
そのラインは看板課題となり…

その岩その課題が人を呼び
岩は朽ちること無く今尚活きている。

その岩に九州の名もなきクライマーが世代を超えセッション…
なんて不思議な光景なんだろう。

チキンドリア 初段 (初登 小澤信太氏)

充実したひとときであった。
多少時間が押したため予定していた観光などする余裕はなく、無理を言って珈琲だけ飲ませてもらった。

無事全日程を終え、みんなと別れたあとは倉吉のジム「ババーン」へ。

穏やかなジムでついつい登り過ぎた。
課題について、
何よりmoveを起こす際の軸足が私と真逆な事が多くかなり新鮮、早く帰ってセットしたくなった。

閉店間際までがっつり登り撤収。
その後宿泊地を探したがまさかの空きなし……。

車中泊となった。
就寝。

鳥取2,3日目「ボルダリングユース日本選手権」

5/19〜20
鳥取旅行のきっかけとなった行事、
ボルダリングユース日本選手権の見学。

あくまでプライベートの時間を使い見学に行っただけなので、内容について書くのはやめておきたいと思う。


とはいえ、子どもらはここに向け真摯に練習…
その頑張りを間近なり遠くからなり、私も見ていた。

結果だけ見るとわかりにくいかもしれない。

はっきり言えるのは今回活躍出来なかった子たちも、
ここ数ヶ月の練習は無駄ではなかったということ。

確実に能力は上がっている。そしてしっかりと出し切っている。
それだけは絶対的に評価したい…あくまで私は。

この調子で頑張れ!
と思う。


さて、かなり惜しかった数人。
私の判断ミスがいくつかあった。
それら反省会で率直に指摘なり感想なり頂けたらと思う。

あくまでここは通過点、終着点ではない。
私も一緒に先に行くための声を聞かせてもらえたらと。
一見学者ではあるけれど、尽力したい。


そして予選決勝ともに見せ場を作った暴れん坊。
(最強の悪ガキはモトだけど。。。)

体型変化要因で本調子ではなかったものの
(よくあるパターンで、イメージと実際が一致しないトラブル)
内容は今回相当良かった。

ただ勝負どころ、暴れん坊が最も得意とするmove、
出来ると踏んだ最後の一手、二軸動作…。

得意でやられた事が衝撃であった。
決め手は円動作型の二軸動作と直線動作型の二軸動作…。
今思えば、習得度は同程度にしても扱い慣れに差が出たのだと思う。

とはいえ暴れん坊、私は上出来だと思う。

いや〜、楽しかった。
楽しすぎて何やかんや長くなりました(*´∇`*)

ユース日本選手権も終わりました。
さてじゃあ次は!

じゃないですからね。
今回せっかくみんな頑張って刺激をくれたのだから、しっかり還元してあげてくださませ。
(大会だけ出てて強くなれるのは感性研ぎ澄ますことのできる一部の人間だと思います。)

あまり書き過ぎるのもよくないので、こんなところで。
皆さまお疲れ様でした。